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StoryMakerのレビュー・評価・感想

インセプション / Inception
10

オススメ映画『インセプション』~夢の中で夢中になれる映画~

『インセプション』は2010年のSF映画だ。
監督は「メメント」、「バットマン」シリーズも務めた天才クリストファー・ノーランである。
主演レオナルド・ディカプリオ、日本人の渡辺謙も重要な役だ。
第83回アカデミー賞では4部門も受賞した、世界的にも評価の高い作品である。

[あらすじ]
主人公コブ(レオナルド・ディカプリオ)は他人の夢の中に侵入して、潜在意識から情報を抜き出すことができる凄腕スパイだ。
そこに実業家のサイトー(渡辺謙)が仕事を依頼することが、物語の始まりである。
依頼の内容はライバル会社を潰すめ、その会社の社長の息子の頭に「会社を潰す」というアイディアを植え付ける、というものである。
しかし夢の中に潜入すると思いがけない事態が彼らを待ち受けていたのである。

[ラストに仕掛けられた、最大の謎]
この映画の最大の謎は、最後のシーンだ。
夢叶って子供に会えたコブ、その傍らにはコマが回っているのだ。
このコマは回り続ければ夢の中、途中で倒れたら現実ということを判断するアイテムだ。
最後は、このコマが倒れるのか倒れないのかわからない「寸止め」で映画が終わるのだ。
ラストは自分で一度観て、考えて欲しい映画である。

すこっぷ
10

聞き手の心にフィットする曲を作るボカロP

すこっぷさんは、2008年にデビューしたボカロPです。デビュー作の「ハローグッバイ」は、切なくも美しいメロディーが特徴で、後に2度リメイクされています。
私が初めて聴いた曲は「アイロニ」で、落ち込んだ時や辛い時に聴くと心に染みわたるような曲です。この曲は、テンポが速すぎず遅すぎずで、「上手に生きるのは難しい。」というキャッチフレーズのもと、人生の難しさや逃げだせない苦しさを描いています。私だけではなく、だれもが辛い思いや苦しい思いをしたことがあると思います。そんなときはこの曲がオススメです。
また、「ケッペキショウ」という曲は、「アイロニ」と同じく100万再生を達成しています。GUMI使用曲でテンポが速く、「汚い世界の汚い自分に。」というキャッチフレーズを掲げています。この曲も暗めなテーマですが、韻を踏んだり早口のパートがあったりと、「聴きごたえのある音楽」という印象です。

狗神
7

怖さは足りない

最初、天海祐希さんがババアと呼ばれる姿で出てきて、いや、天海祐希だぞと思っていたら、若者との交流でどんどん若返り、綺麗になっていって、圧巻でした。なんかすごく透き通っていて、セクシーな役で、天海祐希さんにしかできない役でした。
お話は、とてもおどろおどろしくて嫌でした。田舎の、一つの家が君臨しているようなところと、信仰の閉鎖性というか、そういうのが出ていて、ありえないようなことでも、みんなが信じ込んでいるのが怖いです。これは物語ですが、本当にそういうところもあるのではないかと思えました。
でも、ホラーというには地味な作品ではあります。もう少し、これはホラーだってわかるような演出があってもいいと思います。
また、若者と中年の恋みたいなのも、今の時代で見ると、そんなに不自然じゃないし、実際はどうか知らないのですが、渡部篤郎さんと天海祐希さんって、そんな年が離れているように見えなかったです。いや、天海祐希さんがめっちゃ若返ってということだからでしょうか?なんかあんまりそこに恐ろしさは感じませんでした。もっともっと少年のような人を使った方が良かったのではないでしょうか。
いろいろ気になるところもありますが、雰囲気があって好きな作品です。

Fukushima50
6

日本人の命を大切にしながらの戦い

原発の映画なので、気持ちが沈むかと思っていましたが、かなり観やすくできていると思いました。海外の原発事故の映画に比べると、人的被害が少なく思えるが、実際に放射能を撒き散らしたと言う事実は、比較するものでもない。
事実に基づいて作られている点から見ると、総理が相当にうざく感じる。その辺は、少し誇張していると思いたいが、実際の中継でもその様な場面があったようなと、思い起こさせる。
配役が良く、吉田所長や伊崎さんを中心に命を大事にしつつも、原発と向き合い続ける隊員達の緊迫感は伝わってきた。吉田所長の表に、怒りを出すと性格と、伊崎の内に秘めるような感じが対照的で良い。個人的にはご年配だった大森さんを応援していた。最終工程では、あんなにも悲壮な状況だったのかと思うと、よく2号機が持ち堪えたなと、そこの奇跡は奇跡として伝えていきたい。
ただ、少しエンターテイメント寄りで、限られた時間で物語るなら、ドキュメンタリーや民放ドラマでも良かったんじゃないかと思う点はある。
今もなお、あの時の恐れの記憶や被爆の後遺症と戦い続けている人達や、廃炉までの長い長い道のりを代わり代わり、被爆しながら戦い続ける人達が、居ることだけは絶対に忘れてはならない。