MI19458@MI19458

MI19458
MI19458
@MI19458
2 Articles
6 Reviews
0 Contributions
0 Likes
MI19458

MI19458のレビュー・評価・感想

ずっと真夜中でいいのに。 / ずとまよ / ZUTOMAYO / ZTMY
10

謎めいた日本の音楽グループ「ずっと真夜中でいいのに。」の軌跡と魅力

ずっと真夜中でいいのに。は日本のミュージシャンで、その正体を完全に明かしていない謎めいた存在です。
2018年に「秒針を噛む」という楽曲のMVがYouTubeで発表されて以来、その独自の世界観が大きな注目を集めています。
「秒針を噛む」は、ボーカルのACAねが歌い、編曲と一部作曲はぬゆりが手がけ、アニメーションはWabokuが担当。透明感のあるACAねの歌声と共に、独特で物語性の強い歌詞が印象的で、高音域でのハイトーンとファルセットの使い分けなど、彼女の表現力に魅了されるのです。
MVに登場する少女との結びつきも、楽曲の世界観を一層深化させています。

彼らは「脳裏上のクラッカー」という第2弾MVも発表し、制作者陣を変えつつも独自のクリエイター集団としての可能性を示唆しました。
また、1stミニアルバム『正しい偽りからの起床』の発売と「1st LIVE ?まだ偽りでありんす。」の開催を発表し、次なるステップに向けて動き出しています。

彼らの音楽は、リスナーだけでなく、Neruや神聖かまってちゃん・の子らなど他のミュージシャンからも高い評価を受けています。
独特かつ幅広い音楽性、そして謎に包まれた正体が、ファンや音楽愛好者にとって興味深い要素となっているのです。
ずっと真夜中でいいのに。は、日本の音楽シーンに新たな息吹をもたらす存在として注目されています。

そんな彼なら捨てちゃえば? / He's Just Not That into You
8

ほぼ幸せに。

捨てちゃえばという題の割には、みんな幸せになってるという感じです。
恋愛においてありえそうな話ばかりで、共感できるものでした。結婚だけがゴールではないということも描かれていると思います。でも、結婚したいよねとは思うし、子どものこととかも考えるとすごく合っている人でも結婚しようとしないから別れるってのもあると思います。
その話に出てくる人たちは、昔の日本の男って感じで、レディーファーストとか言われている国でも男は何もしないとかあるんだなと、とても興味深かったです。好きだと思った人とうまくいかなくても、他に合う人が現れたり、恋愛ってほんと一筋縄ではいかないなって感じです。女性陣は皆いろいろ悩んでて、女が男にほら、私フリーよ?みたいな上からってこともなくて、見やすい映画でした。
また、ドリュー・バリボアも可愛かったし、有名な人もたくさん出ていて豪華な映画でした。別れる人が少ないというのはちょっとハッピー寄りかなとも思いますが、恋の始まりは見ていて気分のいいものだし、良かったです。
群像劇は好きな部類の映画なので、とても気に入りました。最後にインタビューが入っててのもトリッキーで面白い演出だと思いました。

【推しの子】 / Oshi no Ko
8

転生したら医者が俳優になれるのか?主人公の成長が楽しみ

1巻の終わりでアイが殺害されるまでは、ママドルと転生者である隠し子達が芸能界で活躍していく話かと思っていましたが、いい意味で裏切られました。
母アイの死の謎に迫るため、主人公アクアが芸能界に身を投じていく話です。
転生者が無双する作品が多い中で、才能が物をいう世界では子役時代以降、転生のアドバンテージがあまり役に立たない、というのがリアルでした。
足りない演技力を頭脳でカバーしていくアクアの賢さが際立つのと同時に、俳優としての今後の成長が楽しみになります。
登場人物達が芸能人として輝く瞬間や、才能が開花する瞬間の描写に臨場感があるのも良いです。
ただの脇役だと思っていたキャラが突然魅力的になり、そのタイミングで一気にストーリーの重要人物となる瞬間は毎度驚かされます。
主人公の精神状態が大人のゴローから思春期の少年アクアに変化していくことで、同年代の少女達との恋愛要素の盛り上がりにも期待しています。
もう一人の転生者である妹のルビーと前世で知り合いだったことにお互いが気づいていないという設定は、ちょっと無理があるような気もしました。
それだけ重要な伏線ということなのでしょうか。
ルビーとの関係や、アクアを含むキャラ達の成長と恋模様がアクアの復讐にどう関係していくのかが、とても楽しみです。

世紀末リーダー伝たけし!
7

しまぶー

週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。作者は「トリコ」で有名になった島袋光年さんで、トリコより以前に書いていたものです。
基本的には一話完結のギャグ漫画なのですが、たまに長編でバトル系の話もあります。(実はこっちのほうが面白い)
見所としては、
・主人公の設定が小学生一年生っていうのがいいです。見た目は完全にオッサンなんですが…周りのキャラも見た目は大人ですが小学生です。
・ギャグが小学生が喜びそうなものばかりです。ウ〇コや下ネタなどが多いです。
・長編「マミー編」はほぼヤンキー漫画みたいです。喧嘩シーンも多く、普通に手で体を突き破ったりします。小学生なんですけどね…
・長編「モービー編」は超危険な島「ガッツ島」に行きます。そこでの猛獣たちとの戦闘シーンが最高に面白いです。ボスキャラにマリオというオオカミみたいな奴がいるんですが、怖いし強すぎます。
・長編「魔黒界編」は今まで敵キャラだったボンチューやマミーたちが仲間になり、力を合わせて戦うのがいいです。
・長編最終章「バーバリアン編」は悪逆非道のチームバーバリアンとの喧嘩ものです。主要キャラクターの過去も明らかになります。
長編の悪者たちは当然悪いことをしてるのですが、同情するような暗い過去を持ってます。後味よく終われると思います。

忍者戦隊カクレンジャー
3

シリアスとコメディのせめぎ合い

戦隊シリーズの中でも本作は前年の「ダイレンジャー」に比べてかなり「緩い」作りになっています。それもその筈、吉川プロデューサーをはじめ前年の「シュシュトリアン」のスタッフ・キャストがかなり流入してきているのですから。ニンジャホワイト・鶴姫を演じた広瀬仁美も前作のメインキャストの一人でしたし、後半ではその「シュシュトリアン」のパロディ回がある位で、この緩いノリは96年の「カーレンジャー」にも繋がっています。
とはいえ、こうした不思議コメディのノリを長い戦隊シリーズの歴史に導入するのは当時としては博打に等しいリスクであったわけで、実際序盤の作風は私は好きじゃありません。サスケ達が不真面目な印象が目立ちますし、後半は忍びの巻の試練などもあって成長したようにも見えますが、これは元々だらしなかった奴等が急に真面目になった、つまりマイナスからゼロに戻っただけで、ヒーローの物語としてはここから寧ろプラスにしていかないといけません。
とはいえその後半も後半で完全なプラスになったわけじゃなく、精々サスケと鶴姫が真面目になった位で、後の三人、特にサイゾウとセイカイは二人まとめて完全なポンコツ、いじられ役に貶められてしまった感じがあり、また物語も急に鶴姫家にまつわる悲劇の要素が出たり、序盤ではヌラリヒョンが宿敵であるかのように示されていながら、何故かラスボスが妖怪大魔王に変わっていることなど、敵組織たる妖怪側にも一貫性がなく、終始敵も味方も一貫性がないように見えてしまいます。
勿論ヒーロー作品そのものをパロディの対象にしてしまうという手法もあるにはあります。実際「カーレンジャー」はそれをやってのけたのですから。しかし、本作はその点どこまでを「ヒーロー」にし、どこまでを「パロディ」にするかという見極めが非常に甘く、良い点もあるけど年間を通しての完成度はかなり低いように見えます。

Warframe / ウォーフレーム
8

人を選ぶものの、ハマると深い。

フィールドを縦横無尽に飛び回り、敵をなぎ倒していく所謂無双系ハクスラのゲームです。
スペース忍者という公式のぶっ飛んだ設定のとおり、プレイヤーは「忍者」のためデフォルトで移動速度が速く、テンポの悪さで悩むことはほとんどありません。
必要スペックは3Dゲームにしてはかなり軽く、エフェクトなどのグラフィックも綺麗です。

敵が落とした素材(といってもそこまで細分化されていないので直ぐに集まります)を用いて武器を作るのですが、その武器一つ一つ挙動が異なり、ビームライフルのように照射するものや着弾と同時に爆発するもの、なかには丸ノコを弾として発射するようなトンデモ武器があったりと、新しい武器を作る度にワクワクしてなかなか飽きません。ご長寿なゲームのためコンテンツの数は膨大で、遊びつくすにはかなりの時間を要します。
特定の敵しか落とさない増強アイテムなど「レアドロップ」要素もあり、ハクスラが好きな人はハマるかと思います。

ただし人を選ぶのではないかと思う点がいくつかあります。
一つはゲーム内での説明がかなり乏しいことです。ゲームの奥深さが、初見攻略の難しさに拍車をかけています。wiki等情報サイトを照らし合わせて進めなければいけないことが多々あります。

二つ目は日本人ユーザーの数が少ないことです。オンラインゲームのためチャット機能はありますが、野良PTで日本語を見ることはまずありません。ゲーム内では他のユーザーとほとんどのアイテムをトレードすることが出来るのですが、その取引も英語で話さなければなりません。他のプレイヤーとわいわい遊びたい方には辛いかもしれません。

これらがさほど気にならない方には是非おすすめしたいゲームです。