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9araspatsumaのレビュー・評価・感想

BiSH / ビッシュ
9

巷を賑わす「清掃員」とは…?

音楽情報を調べていると、「清掃員」という言葉を目にしたことがある方も多いのではないだろうか?実はこれ、BiSHという女性6人組のグループのファンの事を指す名称なのである!
BiSHというグループ名は元々『Brand-new idol SHiT』(新生クソアイドル)を略したものだったが、2016年1月のメジャーデビュー決定時にavexに失礼では?となり、今はその肩書は使われていない。(なんだそれ!)
その他新たに『楽器を持たないパンクバンド』という肩書を持っている。楽器を持たないのにパンクバンド?しかも女性6人で…?そう違和感を覚えるのは当然のことでしょう…しかし、彼女らの楽曲やライブパフォーマンスを目の当たりにするとそれにも強く納得!「MONSTERS」ではもはやパンクではなく、ヘビーメタル顔負けのパワフルなサウンドと、メンバー・観客が一体となる激しいヘドバンを見せるかと思えば、「プロミスザスター」ではメロディアスなロックバラード披露する。
また、「My Landscape」での壮大なロックアンセム、過激な歌詞が印象的な「NON TiE-UP」など、パンクの域を超えたグループでもあるのだ!
他にもBiSHには「アイナ・ジ・エンド」の近年稀に見る歌唱力の高さや、ライブパフォーマンスで見せる「リンリン」のデスボや煽りなど、メンバーの個々の魅力も人気の理由の一つ。
ここで一貫してBiSHを「グループ」と表記していたのには理由がある。もちろん彼女らはもうアイドルではないし、パンクとも違う、全く新しい音楽エンタメ集団であるからです!彼女らを表す適切な表現が見当たらない程に新しい音楽集団なのです!
この記事を読んだロック好きのあなた、ポップス好きのあなた、どのジャンルからも入門できるであろう彼女らの音楽を聞いたらあなたも「清掃員」になること間違いなし!

ボス・ベイビー / The Boss Baby
8

かわいくて面白い!

赤ちゃんがおっさんの声でしゃべる、という設定が気になりすぎてDVDを借りて視聴。
アニメはあまり見ないのですが、ユニバーサルスタジオの作品は大好きなので期待大でした。
まずボスベイビーがどうやって誕生するのかがわかるシーン。
とにかくかわいい!!これに尽きます!!
たくさんの生まれる前の赤ちゃんがベルトコンベアに載せられ、仕分けられ、それぞれの家庭に出荷(?)されていくのが可愛くて面白くて…お尻がプリプリでもうたまらない…笑
ボスベイビーが男の子ティムの家に「弟」として、人間社会にやってきてある調査をするのですが、赤ちゃんってこんなことを考えてるの!?と言いたくなるようなセリフがあったり、赤ちゃんなのに思考が本当におっさん。
ほっこり、でもハラハラもするストーリーで見飽きません。
ティムの両親がボスベイビーを完全に赤ちゃん扱い(当たり前ですが。)していて、ボスベイビーは両親の前ではきちんと赤ちゃん役を演じているのが滑稽です。
最後、ネタバレになってしまいますが、ティムと別れた後、自らトラブルを起こしてボスをクビになり、ティムの本当の弟として生まれてくるシーンには思わず泣いてしまいました。
深く考えずに気軽に楽しめる映画なので、是非色んな人にお勧めしたいです。

ヨルムンガンド / Jormungand
8

現実的で非現実

「ヨルムンガンド」は武器を嫌うとある武器商人と武器を憎む一人の少年兵の物語です。武器商人といえばどことなく男性かとイメージすると思いますが、このアニメでは女性の武器商人が暗躍します。その女性武器商人が引き連れる仲間の中に、少年兵が加わることから物語はスタートします。なんといっても見どころの一つは、派手なアクションシーンです。一話目から展開されていくアクションシーンにすぐ引き込まれます。私たちは日頃、銃などの武器を手にすることはありません。しかし、一話目から丁寧な説明はなく、私たちにとって非日常な状況が突然描かれていきます。そのため余計に、この物語はこれからどういう展開を繰り広げていくのか、どんな物語なのか気になってしまうんです。
さらに、武器を嫌う女性武器商人が、どうして武器を売りさばくのか。彼女が最終的に求める世界はどんな世界なのか。武器を憎む少年兵は、なぜ武器を憎むのか。彼が武器を手に取るのはなぜなのか。ヨルムンガンドにはどんな意味があるのか。物語の重要な部分が、至るところに伏線として散りばめられています。最初はただのアクションアニメかと思うでしょうが、彼女たちが最後にみる世界には、切なさと強さを感じさせます。このアニメは、私たちが現実で関わりあうことはない、非現実の世界の物語です。武器を売りさばくなど考えることもおぞましいことです。しかし、彼女たちの物語を見ているうちに、彼女たちのしていることに共感してしまうことでしょう。あなたもアニメの中で、非現実的な経験をしてみませんか?

ボーイフレンド(韓国ドラマ) / Encounter (South Korean TV series)
8

主演二人による美演技が素晴らしい

成人男女の超純愛型のラブロマンスドラマ。ヒロインのホテルグループ代表チャ・スヒョンは仕事でキューバを訪れ、異国の地で迷った彼女は同じ韓国人であるキム・ジニョクに助けられた。
互いに好感を抱いて別れ、それぞれに帰国した後、キム・ジニョクはホテルへの就職が決まる。新入社員として向かった先は、なんとスヒョンが代表を勤めるホテルで、二人は改めて惹かれ合っていく。
財閥令嬢という裕福であるが息のしにくい環境で育ったスヒョンと、平凡な家庭で誰からも愛されるような人柄に育ったジニョクは、住む世界も過ごしてきた環境も全く異なっており、擦れ違いを繰り返すばかりでその関係は進むようで進まない。「大きな障害が大きな愛を生む」がテーマとされるこのドラマでは特段新しい要素、ストーリー性はないため、刺激的な面は少ないが、それでも視聴者を飽きさせない要素があった。それはドラマ全体の「可愛らしさ」にあると思われる。全キャストに共通して、純粋で素直な気持ちで行動しておりこれは終始守られていた。
そんな人間の一面がずっと画面を通して表れており、特に主役の二人に関してはこれが表情からよく伝わるものがあり、視聴者は皆このセリフとして現れない部分に惹かれる事は間違いないと思われる。