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8zkosatoshi

8zkosatoshiのレビュー・評価・感想

少女☆歌劇 レヴュースタァライト
8

舞台をアニメ化した作品

この作品は、舞台の世界でポジションゼロと言うセンターを目指していく作品です。
ミュージカルとアニメが相互にリンクしてるので、新しい観点から作品を楽しむ事ができます。
この作品では、9人の舞台少女にスポットを当てています。
全部で12話で構成されていて、9人の心情や背景が鮮明に書かれています。
1話ごとにそれぞれのキャラクターが成長し続けていく作品なので、色々な観点から楽しむ事ができます。
また、1話ごとにレヴューオーディションと言われる最も強いきらめきを見せた部隊少女には、トップスターの道が開かれる戦いが行われます。
このレヴューオーディションはただ戦うだけでなく、歌いながらやるので、宝塚歌劇団や劇団四季などを見ているような感じになります。
私は、今まで宝塚歌劇団や劇団四季を見たことのないのですがこの作品を視聴してから、興味を持ちました。
主人公である愛城華恋は、幼き頃に神楽ひかりと見たスタァライトを鑑賞してから部隊を目指す決意をしました。
彼女らが2年生になった頃にイギリスの王立演劇学園から転向してきました。
それまでの華恋は、寝起きが悪くレヴューオーディションも最下位でした。
しかし、偶然にも神楽ひかりが戦っている様子を目撃した華恋はレヴューに飛び入りで参加して、トップをめざしていく作品です。
一つのアニメとして一番好きな作品です。
声優だけでなく、イラストも素晴らしいと思います。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
9

約ネバ、原作は最高。

人間の肉が鬼にとって欠かせない食べ物という世界線の話ですが、私たちも動物の肉を工場で量産し、命を食べているのでかなり考えさせられました。
物語は食肉工場から脱出を試みる子供達vs子どもたちを管理している人間の大人と鬼の闘いでスリリングな展開が多いです。子どもたちを鬼に提供している人間の大人の過去なども丁寧に描かれています。キャラクターそれぞれの個性が可愛かったり、細かく練り上げられた設定や展開が本当に手に汗握る素晴らしい作品でした。
原作の設定が凝っていた為か、短期間であの物語をアニメで魅せるというのはやはり難しかったのかもしれません…。そこが残念です。
アニメは絵が綺麗で声優さんも良く、工場を抜け出すまでは楽しく見れました。しかし後半に近づくにつれ、決められた話数内で綺麗に終わらせる為に駆け足で進んでいるように感じました。感情移入する暇なく終わってしまったなという印象です。原作が素晴らしかった分、もったいないです。もしアニメだけ見た方は是非漫画を手にとって読んでいただきたいです。
人間と鬼のそれぞれの立場や闘いの歴史など知れば知るほど胸が熱くなります。個人的には鬼にも家庭があり、人間を食べなければいけない事情があることを知ってしまった時はどうしたものかと一人で頭を抱えました。とにかく最高の作品です。

青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
10

何気ない優しさに惹かれていく

通称青ブタと言われるこの作品は主人公「梓川咲太」と「思春期症候群」と呼ばれる都市伝説がテーマとなって進む物語です!

思春期症候群とは、「シュレディンガーの猫」や「ラプラスの悪魔」、「ドッペルゲンガー」など有名な話がそのまま現実に起こってしまうということです。
主人公である咲太は自身や友人に起こる思春期症候群と向き合い、問題を解決していくのですが、その中で、咲太が友人に見せる優しさが素敵すぎるんです。人に見せるためアピールをするためではなく、その人を思って発する言葉、行動なのだというのがよくわかることを自然にするんですね。その一例がこちら。
麻衣(咲太にのみ見えている)「ねえ、どうして咲太は私に構うの?」
咲太「困っているのに、誰にも頼れないのはしんどいからですよ」
これはアニメ一話で出るセリフなのですが、困った人がいたら見過ごせない、助けるのが仲間だ、のようなヒーローの言いそうなことではなく、「困っているのに頼れないのはしんどい」というその人に寄り添ってくれるかのような温かく、大きな優しさを咲太は持っているんです。
いかがでしょうか?その他の登場人物もとても魅力的な人物で描かれていて、最初から最後まで次の話を早く見たい!と思わせてくれる飽きることのない作品なので気になった方は是非ご覧ください。