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5wstrangerのレビュー・評価・感想

バイオハザード RE:4 / Biohazard RE:4 / Resident Evil 4 (2023 video game)
9

バイオハザードの最高傑作!

バイオハザードというゲームをご存知でしょうか。
カプコンの人気タイトルの1つであるバイオハザードですが、2023年3月23日にバイオハザード4のリメイク版が発売されました。バイオハザードは多くのナンバリングが出ているのですが、その中でもバイオハザード4は一番人気があると言っても過言ではありません。
バイオハザードといえば「ゾンビ」というイメージが強いかもしれませんが、バイオハザード4に関しては「ガナード」と呼ばれるモンスターが出てきます。これはある怪しい宗教団体が信仰していた「プラーガ」という寄生虫を人や犬などに投与することによって生み出されたものを指します。ゾンビと違って少し知能があるため、チェーンソーや金属バットを使用するなどかなり恐怖を感じました。脅かし要素やフィールドのテイストによりホラー感が演出されており、ホラー好きにはたまらない作品です。
しかし、アクション要素も強く、ハンドガン・ライフル・ショットガン・ナイフ・手榴弾・閃光弾などたくさんのアイテムを駆使しながらガナードと戦うのは非常にやりがいがあります。頭を使いながら、スマートに倒すのもよし、エイムを信じてがむしゃらに倒すのもよし!やり込み要素もたくさんあるので、何周もして実績を集めるのもやりがいがあるでしょう。
プレイヤーによって様々な遊び方ができる作品です。

パレス・メイヂ
8

身分違いの宮廷ロマンス。ままならない恋ながら悲壮感のない爽やかな作品。

日本の明治時代をモデルにした架空の国と時代を舞台に、少女帝彰子と侍従御園が繰り広げる近代宮廷ロマンス。
主人公御園のキャラクターは真面目で実直。彰子を真っ直ぐに想う気持ちが少年らしさを感じさせる好感の持てる人物である。
ヒロインの彰子も帝という立場のため気高く、顔立ちもシンプルでいわゆる普通の少女漫画の主人公とは一線を画している。
ストーリーは少女帝彰子と彼女に仕える御園が、仕事を通じて心を通わせ合い想い合うまでの過程を描いている。
絢爛豪華な宮殿の中の日常のちょっとした出来事が彰子の心を救う様子や、御園の少年から青年になりかける微妙な年代ゆえのゆらぎ、彰子の弟の東宮と実母との関係、御園の実家の使用人お律の成長など、見所は多い。
恋敵の鹿王院宮もなかなかにいい味を出していて、主人公達の恋路を邪魔するという難儀な立場なため最初は印象が悪いが、次第に主人公を応援していくことにシフト、自身が幸せを掴む頃には読者から彼自身も応援されていることだろう。
そんな中で主人公達は身分違いの恋のままならなさに真っ向から立ち向かうわけではなく、自分たちの与えられた権利の中で幸せになろうと夢を追う様子が尊い。
ストーリーの進行は淡々としてそれでいて温かい。悪人が出てくるわけでも主人公達がみるみる不幸になっていくわけでもないので、読後感が非常に良い。
ただ、大きな感情をぶつけ合う話やラブシーンが好きという人にはちょっと物足りないと感じるかもしれないのでそこはマイナス点。好みの問題かもしれないが。

ReoNa
10

いま、注目のアニソンシンガー

現在、ゲーム[月姫]の主題歌である
最新曲[生命線]がオリコンデジタルチャート1位を獲得し
勢いに乗っているアニソンシンガー:ReoNa。
現在、アニソンシンガーで言うなら
LiSAの次に来るくらいの人気を獲得している。
昨年では、
ソードアート・オンラインの最新シリーズ主題歌の[ANIMA]で
同デジタルチャートで2位
CDシングルチャートでも4位を獲得するなど
近年に登場しているアニソンシンガーの中でも
活躍が目覚ましい。

彼女の魅力は何と言っても
力強さの中に感じられる儚さを感じる歌声
主題歌になっている作品の内部をさらけ出すような
キャラクターの心の奥底を見せてくるような
作品を通して、人間とは何かを
問いかけてくる感覚を覚える。

ReoNaは
「失恋の歌はあるのに、なぜ絶望に寄り添う曲はないか」
という疑問を持ったことから[絶望ソング]を歌うことを志した
とのこと。
この絶望に寄り添う、映し出す歌声が
強くも儚い、人間そのものの歌声につながっているわけだ。

デビューからまだ3年程度しか経っていないが
すでに、これからのアニソン界を担う風格を
歌声の中に宿していることがわかる。
勢力図が目まぐるしく変わるアニソン界。
その中で、突如現れた巨星であるReoNa。
次は何の作品の主題歌を担当するのか。
[生命線]がヒット中なのであまりに気が早いが、
それだけ、色んな作品を聴きたくなる、ということだ。

もし、まだチェックがまだの人は
ReoNaの歌声を聴いて痺れてほしい。

おくりびと
9

人の死をテーマとした、深く考えさせられるストーリー

おくりびとは、2008年に公開された邦画です。一人の納棺師という職業をテーマに人間模様が描かれた映画です。この物語の主人公は失業したチェロ奏者の大悟という男性です。大悟は妻とともに故郷の山形に戻ります。そこで、大悟は新しい職場を探しますが、「旅のお手伝い」と描かれた求人広告を見つけ、てっきり旅行代理店だと思って面接に行きます。面接にはあっさりと受かりましたが、実はその会社は葬儀社だったのです。その業務内容は納棺で、いわゆる「おくりびと」の仕事だったのです。仕事内容に戸惑う大悟でしたが、社長である佐々木の熱意に押されて入社することを決めます。最初は妻には仕事内容は内緒だったのですが、ある日妻にバレ妻は実家に帰ってしまうのです。
しかし、妻はしばらくすると戻ります。それは、彼女の中に大悟の赤ちゃんができたからです。ある日、大悟は友人の母を納棺しますが、その様子を見ていた妻は、夫の仕事に対して理解してくれます。
そんな時、長い間行方不明であった大悟の父が、死んだという知らせが届きます。亡くなった父のもとを訪れると、地元の葬儀屋の死体に対する扱いが悪いことに憤りを覚え、自ら納棺する決意をします。亡き父に対して納棺の儀をする大悟の目には、涙が浮かんでいました。