5bapplepen123@5bapplepen123

5bapplepen123
5bapplepen123
@5bapplepen123
5 Articles
3 Reviews
0 Contributions
0 Likes
5bapplepen123

5bapplepen123のレビュー・評価・感想

ミッドウェイ
8

戦争しないためにも観るべき

2019年制作の映画です。本海戦だけでなく、真珠湾からのドキュメンタリーになってます。
日本、アメリカの両視点で描かれてます。真珠湾、東京初空襲、ソロモン、本海戦の順番。
人間の生き死にを描いてるので、若干グロいです。今も共通してるのが、日本が情報戦に負けた事。
防御陣形の甘さ、決定的なのは対艦戦では魚雷でなければならないという司令官の奢りだと思います。
勝って反省しない日本、負けた事を反省して糧にしたアメリカ。その差がでたのかも。
アクション、メカニカルの面は申し分ありません。プロペラ機ですが、乗り物、特に飛行機興味ある人は観てもいいかも。
人間関係は両国ともに差が表れてます。
若い人にはわからないかもですが、年上には絶対服従で死で償う日本、年下でも上官なら服従して反省するアメリカ。
日本は熟練パイロットをほとんど失ったのがでかい。本海戦以降、坂道を転がるように、パイロット不足に悩ませられます。
キャストは日本は名俳優がでてますね。アメリカの方は知らない人がいましたが。
ありえんでしょうが、ここで戦争やめとけば、日本は救われたかも、借金も抑えられたかもと思います。
個人的に印象残っているシーンは、吹替版ですが加賀の爆撃シーンで「俺はこれで飯食ってるんだ」と言うシーンです。

マッドマックス 怒りのデス・ロード / Mad Max: Fury Road
10

脳味噌爆発!!クレイジードライバー共の狂宴

マッドマックス?怒りのデスロード?。私が狂おしいほどに好きなこの映画は何も考えず、頭を空にして、そしてただただアホになって観て欲しい作品である。

舞台は石油、そして水までもが尽きた世紀末の世界。そこで愛する者を失った元警察官の主人公マックス。資源、女を独占し恐怖と暴力によって民衆を支配するジョー。元はジョーの右腕ドライバーであったフュリオサが反逆し、ジョーの妻たちと資源を奪うことから始まるカーチェイスの数々。繰り広げられる爽快アクション。
そんなのあり?!と叫んでしまいたいたくなるような凄まじい追撃、炸裂するバトルの数々。そして終始ただひたすらにかっこいいトム・ハーディ。最高にパンクである。ブッ飛んでいるとしか言えない。そんな現実離れした設定やアクションシーンが続く本作品だが、なかなかどうして面白いのである。細部にまでクレイジーが詰まった全編クライマックスのこの作品は、映画が始まった瞬間から、エンドロールまで一瞬たりとも退屈が訪れない。そして、脳汁の分泌が止まらない。
ストレスが溜まって何も考えたくない時、なんとなく疲れて元気がない時、そんな時に頭を空っぽにして、部屋の電気を消して是非観て欲しい作品だ。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 / 旧劇場版 / 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に / Revival of Evangelion / 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生 / Neon Genesis Evangelion: Death & Rebirth / 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に / The End of Evangelion
10

庵野秀明監督らしいエヴァンゲリオン

公開から20年以上が経ち、何度もこの作品を見返していますが、見る度に感想や考察の変わる映画はこの作品くらいかもしれません。
「自分はここに居てもいいんだ!」と心の底から納得できたシンジに、友人達からの「おめでとう」につつまれ、祝福ムードだったテレビシリーズのラストとは別のエンディングを迎えるエヴァンゲリオンのストーリー、というコンセプトの作品です。
テレビシリーズの暖かなエンディングとは一変、明らかに雲行きの怪しい冒頭からスタートし、
各々の抱える深い理由でエヴァに乗れないシンジやアスカ、投入された戦略自衛隊によって虐殺されるNERV職員達、シンジを救うために自らを犠牲にするミサト、恐ろしいことを企んで実行しようとするゲンドウ…。
劇中のシンジと同じように「もういやだもういやだもういやだ」と連呼したくなるような鬱すぎる展開の嵐です。
しかし、それが庵野秀明監督の、旧劇場版エヴァンゲリオンの魅力でもあるのです。
終始暗い雰囲気ながら、そんな空気を吹き飛ばすかのように活躍するのが、弐号機に乗って覚醒したアスカです。
不気味なエヴァシリーズが9体もの軍勢で攻めてくるのを相手に、たった1人で果敢に立ち向かうのですが、その戦闘シーンはロボットアニメのセオリーとも言える、ロボット同士の重量感溢れる熱い戦いで、きっと制作された方々はノリノリで描かれたのだろうなぁというのが伝わってきます。
しかし、そこは庵野秀明監督。
アスカ覚醒からの敗北、そして絶望への突き落としっぷりはとてつもなく、メンタルの弱い人だとどん底から這い上がるのにものすごい時間と体力が必要になると思います。私もそうでした。
作品の最後のアスカのセリフ「気持ち悪い」は有名ですが、これは当初予定されていたセリフではなく、アスカの声優を務められた宮村優子さんの案でこうなったそうです。
確かに「気持ち悪い」と納得するラストの台詞ですので、ぜひ最後までご覧下さい。もちろん、褒め言葉です。