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0ysunworldのレビュー・評価・感想

キャンディーズ
9

微笑み返し

昭和のアイドルグループ・キャンディーズ。
伊藤蘭・田中好子・藤本美樹の3人組アイドルグループです。3人ともスクールメイツに所属で、1972年(昭和47年)3人はNHKの新番組『歌謡グランドショー』のマスコットガールとして抜擢されました。この時に食べてしまいたいくらい可愛い女の子たちという意味で「キャンディーズ」と名付けられました。

ランちゃん・スーちゃん・ミキちゃんという愛称で呼ばれ、1973年(昭和48年)9月『あなたに夢中』という楽曲で歌手デビュー。一躍人気者になり、アイドルグループとして歌手活動を開始します。
1973年(昭和48年)4月7日『8時だョ!全員集合』でアシスタントとしてレギュラー出演をし、三者三様のキャラクターで人気もどんどん上がっていきます。

人気絶頂だった1977年の夏にキャンディーズは突如解散宣言をします。理由は名言にもなった「普通の女の子に戻りたい」というものでした。1978年(昭和53年)4月4日に解散します。
その解散に向けてのファンへの感謝の気持ちが込められた楽曲が、この『微笑み返し』です。デビュー曲から解散までのシングル曲の題名を散りばめて歌詞になった『微笑み返し』は、キャンディーズとともに歩んできたファンへの、最大にして最後の贈り物のような1曲です。

ドキドキ!プリキュア / ドキプリ / DokiDoki! PreCure / Glitter Force Doki Doki
5

主人公を推しすぎ...好みが分かれそうなシリーズ第10作

『ドキドキ!プリキュア』は2013年2月から2014年1月にかけて放送されたプリキュアシリーズ第10作目。トランプ王国を支配した悪の一族ジコチューと戦うプリキュアの姿を描いたあらすじとなっています。
本作は前作スマイルのキャラクター達がコメディ寄りな印象だった反動からか、主人公は生徒会長と全体的に優等生キャラで統一され、エリート感を出している印象でした。特に主人公のキュアハート・相田マナがほぼ万能超人的に描かれ、敵が自分勝手な心の象徴の対比として、博愛に満ちたキャラとして推されていた印象を受けました。
一方で女子中学生らしさからかけ離れており、最終回のように他のメンバーもマナのオマケ的な扱いになる回も多く、この辺りは好みが別れる印象でした。キャラクターの成長を描くといった面では、マナよりもどちらかと言えばキュアダイヤモンド・菱川六花の方が丁寧に描かれていた印象でした。
前作にはいなかった追加戦士としてキュアエースも登場し、本作以降追加戦士は本格的に確定する形になりました。
全体的に観るとストーリー面を強化しようとした意図も感じられる一方、主人公のキャラを推しすぎなのと設定を詰めすぎ感があったので、評価は普通程度になりました。
なお10作目ではるものの、アニバーサリー展開は翌年に持ち越しになり、周年記念要素が分かりにくいなっという気持ちも感じた作品でした。

死刑にいたる病
10

阿部サダヲの最高演技

阿部サダヲの演技で思い浮かべるのは、多くの方はコミカルな演技じゃないでしょうか?今回はシリアルキラーの役柄です。和風ハンニバルレクターを思い浮かべるでしょうが、若干違う。日本人だから分かる細かいニュアンスなど「ハンニバル」や「羊たちの沈黙」などでは味わえないものがあります。阿部サダヲが演じる榛村大和 (はいむらやまと)は快楽殺人ではなく、自ら築いた信頼関係を壊して絶望に追い込むという殺しのルーティンがある。信頼関係を築くまでの工程は日本人ならではのニュアンスで、レクターでは表現出来ないし、阿部サダヲだから出来る表現です。
特殊な役柄で阿部サダヲの演技だけが目立ちますが、岡田健史演じる筧井雅也(かけいまさや) の演技も見事。うだつの上がらないFラン大学生がシリアルキラーに徐々に侵食されていく様を演じている。阿部サダヲの鬼気迫る演技に応えるように熱演している。この役者を初めて知ったのがこの作品だったのですが、阿部サダヲのビックネームに負けない演技だった。この役者が演じたから、阿部サダヲの演技との相乗効果が出たと思う。
この作品の監督は白石和彌という方でこの作品に近い所だと[凶悪][日本で一番悪い奴ら][孤狼の血]などです。色々な仕事をしてますがドス黒い作品が印象に残ります。こういう作品に免疫がある方には観て欲しい作品にです。