設定は面白いけど
原作小説は読んだことないのですが、小説なら面白いものなのかなと思いました。
やっぱ、映画だと同じような構成の話が続くのはしんどいです。
それに、ツナグが繋ぐ死者との話は、まあ、身近な人が死ぬのは辛いし、いろいろ考えさせられるけど、ツナグを松坂桃李くんが継ぐか継がないかの話は、ちょっとイライラするというか、なんかただ悩んでるだけで見ていて眠くなるというか、そんな感じでした。
やっぱり、映画の作りがあんまり良くないと思います。
一番よかったのは、遠藤さんが母に会う話です。やっぱり母が死ぬというのは特別だと思います。
だけど、女子高生の話は、なんで、亡くなった女子高生が、死ぬ間際に、友人のことを話したのかわからないし、そりゃあ、そんなこと言われちゃあ、気になるよねと思いました。
でも、もう一度話してみたら、友人は嵐のことを全然恨んでなかったってね。
結局、あの最期のセリフは、この話ありきのセリフというか、原作者もあんまり考えもせずに作ったセリフなんじゃないかなと思いました。
このように、話の節々に筋の通らないところがあって、あんまり話にのれなかったです。
結局、設定の面白さのみで受けた話で、話の内容自体はあまり面白いものではないと思います。