本当にあったことのよう。
残穢の主人公の小説家がまとめていた百物語という設定の話で、オムニバスです。
どの話もなかなか怖くて気に入っています。なんだかよくわからない終わりのもありますが、怪談ってそういうものだし、その余韻がいいと思いました。
私が好きな話は、空きチャンネルという話です。とある高校生の体験談なのですが、その子の友達がラジオの空きチャンネルから流れてくる女の人の愚痴を聞いているうちに変になってしまい…という話です。
空きチャンネル!この響きだけで怖いし、私もラジオのチャンネルを合わせるとき、何も聞こえないチャンネル、ガーガーいうところ、を聞いたりするから、余計怖かったです。
それ以外の話も結構日常系で、ほんとに起きそうなことでした。
実話怪談によくある話はよくある話なのですが、出ている役者さんも有名どころを使っておらず、本当にあったことだよ感を強調した作風でした。
でも、一人だけ有名どころも出ていて、それはナレーションの竹内結子さんです。
竹内さんは残穢の時も思いましたが、ナレーションがすごくうまいと思います。
なんだか、落ち着いていて、わかりやすい話し方をしていると思います。
別の映画でもナレーションとかしてほしいです。