鬼談百景

鬼談百景

『鬼談百景』(きだんひゃっけい)とは、小野不由美が2012年に発表したホラー小説、及びそれを原作とした2016年公開のオムニバス映画。同作者のホラー小説『残穢』(ざんえ)と繋がりのある作品。小説『鬼談百景』は99の短い短編から成り、『残穢』を足すと100になって百物語が完成するという形になっている。映画『鬼談百景』では、99の短編から厳選された10話が映像化された。白石晃士や内藤瑛亮などが監督して参加している。

TAKUYA_Mのレビュー・評価・感想

鬼談百景
9

タイトルなし

残穢とリンクする作品があると伺ったが、それは書物の時だけで、映画版は鬼談百景のリンクすると言われる2話を既に残穢に取り入れていたので、映画「鬼談百景」には収録されていないので、映画版での残穢と鬼談百景のリンクはナレーションが竹内結子ということだけで、中身は懐かしの「ほんとにあった怖い話」や「新耳袋」を彷彿とさせるものだった。どろぼうという話が何故どろぼうという題名なのか私にはピンとこないのだけど、最近でも産み落とした赤ん坊6人をバケツに詰め込んで殺したというニュースを聞いたのでおとぎ話とは決めつけられない現実があると思う。あと、肝試しツアーをしている若者が幽霊にビビらされるラストが幽霊の顔面アップENDはちょっとありきたりすぎて飽きた感がある。あれ、遠くのカメラから車と幽霊の状態を映したショットは出さない方がよかった。あのシーンのせいですごく冷静になったし、笑えた。でラスト幽霊顔ドアップでくるんでしょって、すごい予想できてて初っ端から白けた。密閉はよっぽどこの男悪いことしたんだろうけど、いくらなんでも助けてあげてもって思ってしまう。いまどき黒い長髪と白い体は定番過ぎいて怖くない。でも、幽霊怖いでしょって話ばかりじゃなく、どろぼうや密閉のような生きてる人間も怖いよっていうのがあってよかった。