ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、ラップバトルをテーマにしたマルチメディアプロジェクトで、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛けた。男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクトである。通称は「ヒプマイ」。2017年9月2日プロジェクトが始動した。異なるエリアに所属するキャラクターたちが個性豊かなラップソングで対決する。各キャラクターは独自のストーリーとパーソナリティを有し、楽曲は彼らの個性や背景を反映している。
初期エリアは東京を中心に構成され、渋谷、池袋、新宿、横浜のエリア(ディビジョン)のメンバーからなる。その後、大阪や名古屋エリアのキャラクターが登場した。プロジェクトは音楽だけでなく、コミックやアニメなどで展開され、ファンはキャラクターたちの多面的な魅力を楽しむことができるようになっている。ヒプノシスマイクは独自のエンターテインメント体験を提供し、多岐にわたるメディアで展開されており、ファン層を広げている。

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismicのレビュー・評価・感想

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic
8

「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」は見る人によるが自分には神作品

「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」とは、某ラップバトルコンテンツの「ヒプノシスマイク」アニメバージョン。
見る人にはつまらないと感じる人もいるだろうが、見始めると止まらない人におすすめしたくなるようなアニメである。

キャラクターに関しては、全員で12人。アニメオリジナルキャラも出てくるので、合計すると15人。
アニメバージョンでも個性豊かなキャラクターたちでみる人を惹きつける。
一見するとただのイケメンが面白可笑しく、ダイナミックなラップを披露したり、ネタに走ったりと、必ずお気に入り「推し」のキャラクターが見つかるはずだ。
陰気なキャラクターやあまり目立たないキャラクターでもその一つ一つを取って見てみれば、新たな発見があり、何度もアニメをリピートしたくなるだろう。

ストーリー展開としては、一話目から全チームが短いラップを披露する。なので、一話目からお気に入りのチームを見つけられて後のアニメ展開が楽しく見られることだろう。
他のアニメとは違う、最初からストーリーのぶっ飛び方の筋が大違いだ。腹を抱えて笑いたくなるシーンが山ほどある。

気になるであろう作画は安定しすぎている。まったく崩れる要素や、手抜きがなく、何もかもが細かい。女性人気が高いアニメなので作画崩壊は少ないが、このアニメは過去一で作画が奇麗だ。きっと一話を見たらこの作画の安定さに惚れる人もいる。

ヒプノシスマイクはとても魅力的なアニメだ。きっとこのアニメは一人でみるより、複数人でみる方が大いに盛り上がる。ぜひ一話でもいいので見てほしい。

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10

「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」の名古屋が観音坂独歩推しの聖地になった神回

『ヒプノシスマイク』は武器が廃止され、特殊なマイクを使ったラップのクオリティで争いの決着をつける日本が舞台の、6チーム×3人=18人のラップをする男性キャラによるラップミュージック発祥の作品です。

アニメ「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」の第2期は「突如暴徒と化したのに暴れるきっかけが思い出せない」など、急に攻撃的になった人々による事件が東都のあらゆる場所で起こる、物騒となった各登場人物たちの日常から始まります。
その原因が「TBH」と名乗る謎めいた人物による犯行とわかり、大阪と名古屋にいる仲間たちにも騒動の鎮静の協力を求めるべく、東都に住む4チームがそれぞれ向かいました。
今回は、名古屋へ向かった新宿のチーム「麻天狼」のメンバーであり、社畜の観音坂独歩の魅力をご紹介します。

・幼馴染の一二三からのお願いを仕方なく了承してからの飛びつかれるまで
独歩の幼馴染であり「麻天狼」のメンバーで同棲しているホストの伊弉冉一二三は、自分が働いているホストクラブの名古屋支部に出張していました。ですが名古屋店のホストメンバーとうまくいかずに、メンバーが店を飛び出してしまいます。しかも夜にはお客様からのシャンパンタワーの注文が入っているので、絶対に大勢で盛り上げないといけないのです。
有給で名古屋に旅行に来ていた独歩は、ホストクラブのお手伝いを一二三に頼まれます。自己肯定感が低く、派手なホストクラブで働くなんて無理だと思う独歩は一度は断ります。しかし一二三にお願いの眼差しを向けられ、ため息をついて「今回だけだからな」と了承します。
この時独歩の顔のアップが数秒間映りますが、真夏のラムネのような宝石級の瞳に釘づけになること間違いなしです。了承されて喜ぶ一二三に抱き着かれる際に、独歩は一二三を引き剝がしたくて一二三の肩に両手を置きますが、スタッフさんの独歩の指の書き方がとてもセクシーです。

・ぎこちない笑顔での名古屋観光
独歩が働く会社はブラック企業です。独歩が残業を押し付けられた合計時間が長すぎるので、労働組合の監査が入りました。問題のある会社だと社会的に評価されるのを避けようと考えた独歩の上司は、独歩に無理やり有休をとらせて、休みを満喫している写真を送ってこいと命じます。
しかしすることがない独歩は、一二三と「麻天狼」のリーダーである神宮司寂雷と名古屋で合流します。3人は独歩の写真撮影のため、名古屋を観光します。一二三が携帯のカメラで名古屋城やシャチホコの前でポースをとる独歩を撮影しますが、独歩はぎこちない固い笑顔でピースの指にも元気がありません。しかしそれが良いのです。なぜなら独歩は逞しさよりも、儚くて色っぽいのが売りなのです。
加えて推しが写真撮影をした、それだけで名古屋が独歩推しにとってサンクチュアリとなったのです。更に一二三のお手伝いが終わった後、一二三に向けたやわらかい笑顔は、ルーブル美術館に紛れて展示されていても一切不自然ではない美しさと愛おしさがあります。

・何故かセクシー路線な独歩のボーイ姿
名古屋観光を終えて夜が更けると、寂雷と池袋のチームと名古屋のチームが臨時のホストとなり、一二三と共にお客様を出迎えました。一二三は歌舞伎町のナンバーワンホストなうえに、臨時ホストのうち2人が人の話を聞くプロなので、接客はとてもうまくいっています。
独歩は何を手伝っているかというと、本日のメインであるシャンパンタワー用のグラスの山を運ぶボーイさんでした。ボーイ姿の独歩の登場はほぼ一瞬でしたが、彼の来ていた衣装は独歩ファンの脳裏に焼き付いて離れなかったでしょう。なぜなら目立つことが好きではない彼が絶対に自ら選ばない色っぽい恰好だったからです。
黒いスーツにグレーのシャツの中に着ているグリーンのインナーは、やけに首から大胸筋までがはだける作りになっていました。このボーイらしからぬけしからん衣装は一二三が選んだのか、店にもともと置いてあった余りものなのか。なんにせよ当時の独歩の衣装デザインを制作したスタッフの方には、感謝の合掌をせずにはいられません。

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8

アニメ「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」はダサかっこいいの新境地

まだプロジェクトとしてあまり知られていなかった頃からのファンで、アニメ化をものすごく楽しみにしておりました。
アニメ化まではPVで、山田一郎の手しか動いていなかったため、4つのディビジョンのメンバー全員が動いて歌う、というだけでものすごく嬉しかったです。
CDのドラマパートですと、ラップバトル時にラップを放ったあとに爆発音がしていて、アニメでどう表現するんだろうかと気になっていましたが、本当に爆発していて、そのあまりの勢いに1話目放送時は思わず笑ってしまいました。
ヒプノシスマイクは人間の精神に鑑賞するものという公式設定があったはずですが、そんなものがなんだ!と言わんばかりに物理的に爆発しており、その堂々たる精神鑑賞云々の無視っぷりがもはや気持ちいいの域に達しています。
イケメンだらけの女子向けアニメというよりは、正義を貫き悪を打ち砕くホビーアニメのような雰囲気で、SNS等で実況しながら見るのが本当に楽しいアニメでした。
音楽がメインの作品ですので、主題歌も作中のラップ挿入歌も非常に素晴らしく、特に観音坂独歩の放つラップは名作揃いだと思います。
「『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima」は、やりたいことをアニメでやっているんだなという、楽しんで作っている作り手の気持ちが垣間見える楽しいアニメです。

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9

声優&ラップ好き必見

声優ユニットがラップバトルする、新しいコンテンツです。既存のものでは、アニメや漫画から派生してイベントの一部としてラップをすることはありましたが、声優さんを主体とした作品自体が珍しく、ラップという、音楽カテゴリーの中でも日本に馴染みが大ありとは言えないジャンルが使われていることがポイントになると思います。そしてもう1つの特徴が、CDの売り上げによってラップバトルの結果が決まるということです。つまり、現実世界と架空世界がリンクした状態で運営されています。この技法はアイドルのイベントや広告としては使われていますが、かなり特殊だと言えます。声優さんにあてられたキャラクター達は実在しない架空のチームですが、声優さんという実在する人間がいることで2次元と3次元の間の存在になると言えます。しかし2.5次元俳優とも違い、言うならば2.8次元の存在とも、2.2次元の存在とも言えます。作品の発表する媒体はCDを飛び出し、漫画・ゲーム・舞台・アニメ・ラジオなどがありますが、出発点(生まれ)が声優さんから、という事実は革新的な行動と言えます。ラップバトルの勝者、つまりCDの売り上げが1番多かったチームには、キャラクターたちが存在する架空世界の領土が与えられます。目的がはっきりしており、キャラクター設定があるので感情移入しやすい作品です。YouTubeでも公式が出しているラップ曲があるので、ぜひ一度聴いてみてください。

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7

伝説のチームの過去を描いた漫画「ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg」

「ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg」は、イケメンのキャラクターたちが自分たちの陣地を争ってラップバトルをする「ヒプノシスマイク」をコミックス化したものです。ふんわりとしたイメージの、内容としては本編よりも過去の話です。
このヒプノシスマイクの世界が、なぜこのようなラップで陣地争いをするような世界になったのかというところから始まり、かつて存在した伝説のチーム「The Dirty Dawg」の結成秘話、そのメンバーたちがどのようにして出会ったのかが描かれています。
後にこのチームは解散し、各々現チームのリーダーになるのですが、このメンバー以外のチームの現リーダーも出てきてドラマが展開されます。キャラクターたちのそれぞれの過去、キャラクターたちがどんな思いで今を生きているのかが知れるので、ファンとしては非常に熱いです。
従来のドラマCDではなく視覚化されたヒプノシスマイクの世界を堪能できるので、世界観がより一層リアルに感じ取れると思います。また巻末には声優さんたちのアフレコ現場の様子をリポートしたページや、番外編の小話も載っているので一冊に内容が盛りだくさんです。
背景のリリック(歌詞)の描かれ方が独特で、本当にラップバトルを見ているような刺激的な感覚が味わえる作品です。気になった方は是非読んでいただければと思います。

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10

毎日YouTubeで見ながら再生回数といいねの数に驚きます。

私がヒプノシスマイクを見たのは、友人のススメからです。この作品はアニメでは無いですが、12人の声優さんがそれぞれキャラクターを演じ、ラップバトルを繰り広げるという音楽コンテンツです。初めてそれを友人に聞いた時、あまり良い感じには思いませんでした。私は声優さんは好きですが、ラップ自体に良い印象はなく、日本の曲にほぼ必ずと言っていいほど入っているラップをダサいと感じていました。半信半疑でYouTubeを開いた所、沼の底まで入ってしまいました。

まず、クール・ジャパンとしか思えない素晴らしいsoundと声優さんの圧倒的演技力に一瞬で魅了されてしまいました。知っている声優さんは少なかったのですが、そんなことはどうでもよくなるほどのカッコ良さに「この声優さんは誰だ!?」と調べ回っていました。
また、初めて聴いた曲は5分と長いものでしたが、一瞬でした。その後はなんども繰り返し聴き、今では寝る前に5回ほど聴きながら、コメント欄を読んでいます。

この作品に好感が持てた理由は3つあります。
1つ目は圧倒的かっこよさ、演技力、ラップのうまさですが、2つ目は、誰でも知っている人気声優から新人声優、20代前半から還暦にあたる年齢の方まで、幅広い声優さんが参加されている事です。
近年の日本のアニメやアニメ映画ではゲストとして、普通の芸能人が声優に挑戦するというものがあり、私はそれが好きではありませんでした。素人の声優は聞くに耐えないというのも理由ですが、一番の理由は、本職の声優として活動している方の活躍の場を潰しているように感じるからです。しかしこのヒプノシスマイクは、新人声優の活躍の場を設けてくれたように感じ、とても好感が持てました。
3つ目は、ラップに対する熱意です。ヒプノシスマイクの声優さんの1人に木村昴さんという方がおり、木村さんは小学生の頃からラップに興味があり、声優になってからもラップを続けていたそうで、「ラップに対する悪いイメージを変えたい」とインタビューで語っていました。それを見て、元々好きではない日本のラップに対するイメージはあまり変わりませんが、この作品は別だと感じました。

木村さん以外の声優さんはラップの初心者ですが、それを感じさせないレベルと作詞作曲者の豪華さに、ただの声優のラップでは無いと常々感じます。
これからも再生回数やいいねの数は増えると思うので、そこからこの作品がもっともっと人気になることを願って応援を続けます。

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9

声優12人による新たな試み

2017年9月4日にプロジェクト始動された12人の人気男性声によるラップコンテンツです。略して「ヒプマイ」とも呼ばれています。
声優がラップに挑戦するという新たな試みが新鮮で人気を博しています。楽曲、歌唱力ともに現役で活躍している人気ラッパーが携わっている作品のため、本格的なクオリティです。楽曲についてだけではなく、アニメ(キャラクター)も人気があります。
ストーリーとしては、イケブクロ・ヨコハマ・シブヤ・シンジュクの4つのテリトリーに分かれ、各々の個性を打ち出しながら、テリトリー・バトルを繰り広げます。ラップ(楽曲)はもちろんのこと、CDドラマ、キャラクターなど、さまざまな要素を含んでおり、ラップ好き、声優ファン、キャラクター(アニメ)ファンなど多様な方面からも注目されています。