ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、ラップバトルをテーマにしたマルチメディアプロジェクトで、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛けた。男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクトである。通称は「ヒプマイ」。2017年9月2日プロジェクトが始動した。異なるエリアに所属するキャラクターたちが個性豊かなラップソングで対決する。各キャラクターは独自のストーリーとパーソナリティを有し、楽曲は彼らの個性や背景を反映している。
初期エリアは東京を中心に構成され、渋谷、池袋、新宿、横浜のエリア(ディビジョン)のメンバーからなる。その後、大阪や名古屋エリアのキャラクターが登場した。プロジェクトは音楽だけでなく、コミックやアニメなどで展開され、ファンはキャラクターたちの多面的な魅力を楽しむことができるようになっている。ヒプノシスマイクは独自のエンターテインメント体験を提供し、多岐にわたるメディアで展開されており、ファン層を広げている。

iziz1117のレビュー・評価・感想

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic
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声優&ラップ好き必見

声優ユニットがラップバトルする、新しいコンテンツです。既存のものでは、アニメや漫画から派生してイベントの一部としてラップをすることはありましたが、声優さんを主体とした作品自体が珍しく、ラップという、音楽カテゴリーの中でも日本に馴染みが大ありとは言えないジャンルが使われていることがポイントになると思います。そしてもう1つの特徴が、CDの売り上げによってラップバトルの結果が決まるということです。つまり、現実世界と架空世界がリンクした状態で運営されています。この技法はアイドルのイベントや広告としては使われていますが、かなり特殊だと言えます。声優さんにあてられたキャラクター達は実在しない架空のチームですが、声優さんという実在する人間がいることで2次元と3次元の間の存在になると言えます。しかし2.5次元俳優とも違い、言うならば2.8次元の存在とも、2.2次元の存在とも言えます。作品の発表する媒体はCDを飛び出し、漫画・ゲーム・舞台・アニメ・ラジオなどがありますが、出発点(生まれ)が声優さんから、という事実は革新的な行動と言えます。ラップバトルの勝者、つまりCDの売り上げが1番多かったチームには、キャラクターたちが存在する架空世界の領土が与えられます。目的がはっきりしており、キャラクター設定があるので感情移入しやすい作品です。YouTubeでも公式が出しているラップ曲があるので、ぜひ一度聴いてみてください。