ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic

『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』は、ラップバトルをテーマにしたマルチメディアプロジェクトで、キングレコード内レーベル・EVIL LINE RECORDSが手掛けた。男性声優による音楽原作キャラクターラッププロジェクトである。通称は「ヒプマイ」。2017年9月2日プロジェクトが始動した。異なるエリアに所属するキャラクターたちが個性豊かなラップソングで対決する。各キャラクターは独自のストーリーとパーソナリティを有し、楽曲は彼らの個性や背景を反映している。
初期エリアは東京を中心に構成され、渋谷、池袋、新宿、横浜のエリア(ディビジョン)のメンバーからなる。その後、大阪や名古屋エリアのキャラクターが登場した。プロジェクトは音楽だけでなく、コミックやアニメなどで展開され、ファンはキャラクターたちの多面的な魅力を楽しむことができるようになっている。ヒプノシスマイクは独自のエンターテインメント体験を提供し、多岐にわたるメディアで展開されており、ファン層を広げている。

masayuka31のレビュー・評価・感想

ヒプノシスマイク / ヒプマイ / Hypnosismic
7

伝説のチームの過去を描いた漫画「ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg」

「ヒプノシスマイク -Before The Battle- The Dirty Dawg」は、イケメンのキャラクターたちが自分たちの陣地を争ってラップバトルをする「ヒプノシスマイク」をコミックス化したものです。ふんわりとしたイメージの、内容としては本編よりも過去の話です。
このヒプノシスマイクの世界が、なぜこのようなラップで陣地争いをするような世界になったのかというところから始まり、かつて存在した伝説のチーム「The Dirty Dawg」の結成秘話、そのメンバーたちがどのようにして出会ったのかが描かれています。
後にこのチームは解散し、各々現チームのリーダーになるのですが、このメンバー以外のチームの現リーダーも出てきてドラマが展開されます。キャラクターたちのそれぞれの過去、キャラクターたちがどんな思いで今を生きているのかが知れるので、ファンとしては非常に熱いです。
従来のドラマCDではなく視覚化されたヒプノシスマイクの世界を堪能できるので、世界観がより一層リアルに感じ取れると思います。また巻末には声優さんたちのアフレコ現場の様子をリポートしたページや、番外編の小話も載っているので一冊に内容が盛りだくさんです。
背景のリリック(歌詞)の描かれ方が独特で、本当にラップバトルを見ているような刺激的な感覚が味わえる作品です。気になった方は是非読んでいただければと思います。