キャンディ♥キャンディ / Candy Candy

キャンディ♥キャンディ / Candy Candy

「キャンディ♥キャンディ」は原作・水木杏子、作画・いがらしゆみこによる日本の少女漫画。講談社「なかよし」にて連載され、単行本は全9巻刊行された。単行本の累計発行部数は1200万部。1977年に第1回講談社漫画賞少女部門賞を受賞している。
孤児だったキャンディが明るく前向きに、出自への偏見に負けず周囲の人々との関わりで成長する物語。

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キャンディ♥キャンディ / Candy Candyのレビュー・評価・感想

キャンディ♥キャンディ / Candy Candy
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子供の頃に見た少女アニメ

私が確か小学校3、4年生の頃に少女アニメに釘付けになったことがあります。
「魔女っ子チックル」「魔女っ子メグちゃん」「花の子ルンルン」「魔法少女ララベル」などありましたが、一番、物語が気になって見ていたのは「キャンディ♥キャンディ」です。講談社の少女漫画雑誌「なかよし」にも連載されていました。また、単行本でも「KCなかよし」で全9巻が刊行されました。私は、あまり漫画雑誌や単行本は読まなかったのですが、お母さんにお願いして、漫画雑誌や単行本を買ってもらって全て読んだことを今でも覚えています。また、テレビアニメ化にもなり、1976年10月1日から1979年2月2日までテレビ朝日系で全115話が放送されました。小学生だった私は、番組が始まる時間帯になるとテレビの前でウズウズしながら番組が始まるのを待っていた記憶があります。少女アニメですが、何故か、兄と弟も一緒になって見ていました。また、私は、見に行ったことがありませんでしたが、劇場版も公開されて、主題歌のレコードも大ヒットしました。私は、この主題歌が大好きで、レコードは買いませんでしたが、カラオケに行った時は必ず歌います。

あらすじを簡単に説明すると、キャンディは、ミシガン湖に近い孤児院「ポニー家」で明るく元気に暮らす少女で、おとなしくて優しいアニーは同い年の親友でもあります。6歳のある日、アニーが富豪の養女として引き取られました。キャンディは、しばらくアニーと文通をしていましたが、出自が知られてしまうことを嫌がったアニーから文通を断られてしまい、孤児院の近くにあるポニーの丘で泣いていたところ、スコットランドの民族衣装をまとった見知らぬ少年から声をかけられます。「おチビちゃん、笑った顔の方がかわいいよ」と、銀のバッチを落として行った少年のことを「丘の上の王子様」と名付けて彼との再会をすることが最大の願望の一つになったという内容です。
キャンディが富豪ラガン家に引き取られて、その家の娘イレイザとイレイザの兄ニールからの手酷いいじめにあうシーンを見ていましたが「何でいじめるんや!いじめたらあかんやろ」と、当時小学生だった私は、そんなことをブツブツ言いながらテレビを見ていたそうです(お母さんの話によると)。

実際に、アンソニーみたいな人が現れたら「私は、おそらく交際を申し込むかも知れないなぁ」と、勝手な想像をしていました。
いろんな事情があって2001年以降は原作も、テレビアニメ版の再版、再放送、配信が出来ない状態ですが、また、いつか配信が出来るようになったらもう一度見たいと思います。

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昔風の少女漫画ですが面白いです

この少女漫画は、なかよしに連載当時も、アニメ化されてからもかなり人気がありました。あしながおじさん風のストーリーで、孤児として孤児院で育ったキャンディス・ホワイトの物語です。小さな子供の時に、ただ1度だけ出会った丘の上の王子様の面影に恋心を抱きながら、お金持ちのアードレー家の養女になったり、イギリスの寄宿学校から逃げ出したり、看護婦になったりとなかなかスリルがある面白い話です。この当時の少女漫画にありがちなスタイルで、主人公のキャンディーははなぺちゃでそばかすがあって、決して美人と言う設定ではありませんが、登場人物の少年にやたらモテます。しかし、アードレー家の親戚のイライザやニールにいじめられたり、初恋のアンソニーが事故死したりします。また、イギリスの寄宿学校で知り合ったテリーが俳優になった後に再会しますが、彼を好きな女性が事故で足を失ったことをきっかけに身を引いたことも。そして幼い頃からずっとキャンディスのことをいじめまくっていたニールと結婚させられそうになります。そんな時、アードレー家の権力者のおじさまに助けてもらいますが、そのおじさまは幼い頃の知り合いだったアルバートさんだということがわかります。

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私も頑張ろう!と勇気づけられる作品

この作品は、「なかよし」という女の子向けの漫画雑誌で1975年4月号から4年間に渡って掲載され、約1年後の1976年にテレビで放送されました。

主人公は、キャンディス・ホワイトと言う本名ですが、みんなから「キャンディ」と呼ばれていました。
キャンディは、アメリカの身寄りのない子供達が共に生活を送る「ポニーの家」という孤児院にいました。性格は、明朗快活で、アニーという同い年の親友もいて、家族はいなくても、家族以上の仲間と先生と楽しく暮らしていました。
そんなある日、おとなしくて可愛いアニーが富豪の家に養女として受け入れられることになり、ぽっかりとキャンディの心の中に穴が空いてしまって、ポニーの丘で泣いていると、突然、スコットランドの民族衣装を着た見知らぬ男の子に励ましてもらったのです。

それからキャンディは「丘の上の王子さま」と名付けて、また会える日を励みに、前を向いて歩こうと決意しました。
12歳になったキャンディは、ラガン家のイライザの話し相手として引き取られ、イライザと兄のニールから、さまざまな嫌がらせを受けました。それでも、持ち前の明るさと「丘の上の王子さま」への思いを胸に、悲しみを乗り越えていきました。

20世紀初めのアメリカを舞台にしたアニメですが、今の時代でも、同年代の女の子には通じるものが、たくさんある作品だと思います。

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