キャンディ♥キャンディ / Candy Candy

キャンディ♥キャンディ / Candy Candy

「キャンディ♥キャンディ」は原作・水木杏子、作画・いがらしゆみこによる日本の少女漫画。講談社「なかよし」にて連載され、単行本は全9巻刊行された。単行本の累計発行部数は1200万部。1977年に第1回講談社漫画賞少女部門賞を受賞している。
孤児だったキャンディが明るく前向きに、出自への偏見に負けず周囲の人々との関わりで成長する物語。

mokannote7のレビュー・評価・感想

キャンディ♥キャンディ / Candy Candy
8

昔風の少女漫画ですが面白いです

この少女漫画は、なかよしに連載当時も、アニメ化されてからもかなり人気がありました。あしながおじさん風のストーリーで、孤児として孤児院で育ったキャンディス・ホワイトの物語です。小さな子供の時に、ただ1度だけ出会った丘の上の王子様の面影に恋心を抱きながら、お金持ちのアードレー家の養女になったり、イギリスの寄宿学校から逃げ出したり、看護婦になったりとなかなかスリルがある面白い話です。この当時の少女漫画にありがちなスタイルで、主人公のキャンディーははなぺちゃでそばかすがあって、決して美人と言う設定ではありませんが、登場人物の少年にやたらモテます。しかし、アードレー家の親戚のイライザやニールにいじめられたり、初恋のアンソニーが事故死したりします。また、イギリスの寄宿学校で知り合ったテリーが俳優になった後に再会しますが、彼を好きな女性が事故で足を失ったことをきっかけに身を引いたことも。そして幼い頃からずっとキャンディスのことをいじめまくっていたニールと結婚させられそうになります。そんな時、アードレー家の権力者のおじさまに助けてもらいますが、そのおじさまは幼い頃の知り合いだったアルバートさんだということがわかります。