ライブ演出が派手なユーミン
東京都八王子市出身のユーミンこと松任谷由実。
「聖マーガレット礼拝堂で聴いたバッハの『トッカータとフーガニ短調 BWV565』に衝撃を受け、涙が止まらなくなり、声がパイプオルガンのような声になった」とユーミン自身が言っています。
ユーミンは、八王子の荒井呉服店の次女として生まれました。
子ども時代は、八王子から1人で都会の街に行き音楽を聴いていました。
また、6歳からピアノを習っていました。
そして、14歳で曲を作り始めます。
ピアノの弾き語りで録音した自作の曲を当時タイガーズに所属していた加橋かつみが聞いて、「自分で歌いたい」と言ったことがきっかけで、加橋かつみ作詞・ユーミン作曲の「愛は突然に…」という曲が完成しました。
そして、17歳で作曲家デビューをします。
ユーミンは元々作曲家志望でしたが、アルファレコードを設立した村井邦彦の勧めで、1972年7月5日にかまやつひろしがプロデュースしたシングル「返事はいらない」で荒井由実としてデビューしました。
1976年11月29日、ユーミンは松任谷正隆と結婚をしました。
結婚後は歌手活動を辞めて曲作りに専念したいと考えていましたが、松任谷由実と名前を変えて音楽活動を続けます。
1979年以降は、コンサートの大規模化が始まり、大掛かりなステージ演出となっていきました。
マジックを取り入れた「MAGICAL PUMPKIN」、エレベータを設置した「BROWN'S HOTEL」、噴水ショー「SURF & SNOW」、30メートルの竜に乗った「水の中のASIAへ」などがあります。
ユーミン本人も「歌はうまくない」と言っているように、あまり声が出てないと思うときもあります。
ですが、歌は歌唱力だけではなく、歌詞からも人に感動を与えることができます。ユーミンの曲は歌詞で人に感動を与えてくれます。
また、ライブでは印象に残る派手な演出やステージセットとなっていて、聞くだけでなく見て楽しむこともできます。
歌唱だけでなく、演出やステージセットも楽しみたいと思っている人には、ユーミンのライブはお勧めです。