月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun

『月刊少女野崎くん』とは橘いづみによるラブコメ4コマ漫画作品及び、それを原作としたアニメ作品である。少女漫画家の野崎梅太郎とアシスタントの佐倉千代を中心に繰り広げられる勘違いコメディ作品だ。高校生活と漫画執筆という離れた2つのジャンルがうまくミックスされた独自の世界観が魅力である。物語は佐倉千代が野崎梅太郎に愛の告白をするシーンから始まるが、気がついたら野崎梅太郎の漫画のアシスタントになってしまう。各キャラのボケとツッコミの入れ替わりが激しいテンポの速さが視聴者を引き込む作品である。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kunのレビュー・評価・感想

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

笑いと感動が詰まった学園ラブコメディ

『月刊少女野崎くん』は、椿いづみによる4コマ漫画で、学園生活を舞台にしたラブコメディです。物語は、女子高生の佐倉千代が、片思いの相手である野崎梅太郎に告白するところから始まります。しかし、野崎は彼女の告白を誤解し、自分が描く少女漫画のアシスタントとして彼女を迎え入れることに。ここから、千代の片思いと野崎の漫画制作を中心に、個性豊かなキャラクターたちが織りなす日常が描かれます。
この作品の魅力は、何と言ってもそのユーモアとキャラクターの掛け合いです。野崎の無自覚な鈍感さや、千代の一途な思い、そして周囲の友人たちの個性的な性格が絶妙なバランスで絡み合い、毎回笑いを誘います。特に、野崎の漫画制作に関わるエピソードは、漫画家の裏側をコミカルに描いており、業界に興味がある人にも楽しめる内容となっています。
また、キャラクターの表情や動きが非常に豊かで、原作の魅力を余すところなく再現しています。サブキャラクターたちのエピソードも見逃せません。例えば、野崎の友人である御子柴実琴のツンデレな性格や、堀政行と鹿島遊の微妙な関係性など、各キャラクターの個性が光るシーンが多く、読者を飽きさせません。
全体として、『月刊少女野崎くん』は、笑いと感動が詰まった作品であり、ラブコメディファンには必見の漫画です。キャラクターたちの魅力的な掛け合いと、漫画制作の裏側を描いたユニークなストーリーが、読者を引き込むこと間違いなしです。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
8

シュールなギャグとラブコメの絶妙なバランス!少女漫画家の高校生活

「月刊少女野崎くん」は、ラブコメとギャグの要素が詰まった学園アニメ。高校生でありながら人気少女漫画家でもある野崎梅太郎を中心に繰り広げられるドタバタ劇です。物語は、野崎に片思いする佐倉千代が、ひょんなことから彼のアシスタントとして働くことになるところから始まります。

この作品の最大の魅力は、そのシュールなギャグと個性豊かなキャラクターたちです。野崎は、無表情でクールな外見とは裏腹に、少女漫画家としては非常に感受性豊かでロマンチックなストーリーを描いています。彼の独特な感性と、彼を取り巻く奇抜な仲間たちが繰り広げる日常は、毎回笑いの連続。特に、野崎の漫画に対する真剣な姿勢と、それに伴う勘違いやドタバタ劇が見どころです。

キャラクターの一人ひとりが非常に魅力的で、千代の純粋な恋心や、野崎の友人である御子柴実琴の恥ずかしがり屋でありながらも女性にモテたいという一面、堀政行と鹿島遊の絶妙なコンビネーションなど、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩っています。特に、御子柴の「中二病」的な振る舞いや、堀と鹿島の舞台部でのやり取りは爆笑必至。

アニメの作画も美しく、キャラクターの表情や動きが細かく描かれています。特にギャグシーンでは、キャラクターの表情が豊かで、視覚的にも楽しめます。声優陣の演技も素晴らしく、特に野崎役の中村悠一さんと千代役の小澤亜李さんの掛け合いは、キャラクターの魅力を最大限に引き出しています。オープニングやエンディングの楽曲もキャッチーで、作品の世界観にぴったりです。

この作品は、ラブコメが好きな方や、日常系のギャグアニメが好きな方に特におすすめです。シュールな笑いとほのぼのとした恋愛模様が絶妙にミックスされた「月刊少女野崎くん」は、1度見始めるとそのユーモアに引き込まれること間違いなしです。笑いと感動が詰まった学園生活を、ぜひお楽しみください。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

ユーモアと心温まるロマンスの融合

「月刊少女野崎くん」は少女漫画を描く高校生野崎梅太郎、彼に恋をする女子高生千代さくらを中心に展開するコメディ漫画。作者によるこの作品は独特のユーモアとキャラクターの魅力で多くの読者を引きつけています。

物語はさくらが野崎に告白するシーンから始まりますが、野崎は彼女の告白を誤解して自分の漫画のアシスタントにさせることに。ここから2人の奇妙で楽しい関係が始まるのです。野崎が人気少女漫画家であることと、彼の無自覚な行動が多くのコメディシーンを生み出していきます。

この漫画の最大の特徴は従来の少女漫画のトロープを逆手に取ったユーモア。例えば、一見するとクールで理想的な男子高校生キャラクターが実は内向的でマイペース、または通常のロマンス漫画では見られないような奇妙なキャラクター関係などが描かれています。これにより読者は新鮮な笑いとともに、少女漫画に対する新たな視点を得ることができます。

さらに、本作はキャラクターの成長と深い人間関係を描くことにも成功しています。独自のバックストーリーと性格を持ち、物語が進むにつれてそれぞれが成長し、互いに影響を与え合う各キャラクターたち。特に、野崎とさくらの関係は単なるコメディ以上のものを提供し、読者に心温まる感動を与えます。

作品全体を通じて、作者の繊細なアートスタイルが物語のトーンを支えています。キャラクターの表情や仕草が細かく描かれ、感情の動きがよく表現されていること。背景や小道具のディテールも丁寧で、物語の世界観を豊かにしていることも、注目点です。

総じて「月刊少女野崎くん」は従来の少女漫画の枠を超えたユーモアと深いキャラクター描写で、幅広い層の読者にお勧めできる作品です。コメディ要素だけでなく、心温まるストーリーとキャラクターの魅力がこの漫画の大きな魅力となっています。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
8

漫画「恋しよっ?」を通じて描かれるラブコメディ

月刊少女野崎くんは、高校生少女漫画家の野崎くんとそのアシスタント千代ちゃんの日常と恋模様のお話です。
千代ちゃんが野崎くんに告白したら、漫画家の自分のファンだと勘違いされてサインをもらう所から話が始まります。
その後野崎君のアシスタントとなる千代ちゃんの恋模様が、野崎くんが描いている「恋しよっ?」の内容に触れながらコメディ要素満載で描かれていきます。

野崎くんのアシスタント仲間である友達や先輩、それぞれの日常や恋愛も描かれたラブコメディです。
巻数が増えるごとに少しずつ「野崎くんと千代ちゃんの距離が近づいてきたかな?」と思えるところがあり、恋愛漫画が好きな人にはたまらない要素となっています。

さらに、サブキャラ達の関係も徐々に変わっていくのが魅力的です。恋愛に発展するような雰囲気には見えなかったのに、「もしかして?」と感じさせる内容にドキドキですよ。
野崎くんと千代ちゃんの関係はもちろん、アシスタントメンバーの恋愛や面白い日常は、笑いとわくわくが止まりません。
そして野崎くんが描いている「恋しよっ?」の話もツッコミどころが!
意味深な伏線を出しているけど実は何も考えられていなかったり、作者の都合で話がバッサリ切られたりと大丈夫?とハラハラしますね。
最近笑ってないな、楽しい話が読みたいな、と思っている方におすすめです♪

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

思わず笑ってしまう場面が盛りだくさん

男子高校生の少女漫画家の野崎梅太郎と野崎くんにあこがれる佐倉千代が織りなす、ラブコメ4コマ漫画である。
佐倉が野崎に告白したのに、なぜか漫画家野崎のアシスタントになることで物語が進んでいく。
2人の距離は縮まっていくのに、野崎の勘違いから恋愛には発展しないもどかしさがたまらない。
恋愛に発展しないのに、連載している少女漫画のためにときめくシチュエーションを試してドキドキしている佐倉はとてもかわいいと思う。
ちょっとズレてる野崎の言動や連載漫画の内容、野崎のアシスタント仲間、クラスメイトたちの掛け合いもおもしろく、思わず吹き出してしまうこともしばしば。
登場人物はみな魅力的で、どのキャラも個性が強く描かれていますが不快になるようなキャラの立ち方はしていない。
メインキャラそれぞれに恋愛フラグが立っているように見えるのに誰も恋愛に発展していない、それどころか恋心を自覚していないパターンもあり、ニヤニヤ見守ってしまう。
読後はとても幸せな気持ちになる。
4コマなのでテンポがよく、読みやすい。巻数が進んでも面白さが変わらず、声を出して笑ってしまう面白さである。
何回でも読めますし、何回でも笑える。通勤時間や家事の合間など、隙間時間でも読めるのでおすすめ。
アニメ化もされており、アニメもとてもおもしろかった。最終回はとてもドキドキしてしまった。ぜひアニメも見てほしい作品。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

無性に笑いたいときとかに読むと、すぐに笑わせてくれる作品です!

2014年にアニメ化もされた、ガンガンONLINEにて連載中の人気漫画・月刊少女野崎くんはすごくお勧めです!
ストーリ―としては、月刊誌で連載中の人気少女漫画家であり、男子高校生である野崎梅太郎と、
そんな彼に何故か恋をしている平凡な女子高生の佐倉千代を中心に、個性豊かな登場人物が織りなす所謂ラブコメですが、とにかくギャグ満載で面白すぎます!
まず主人公のキャラの時点でおかしいです。
普段の男子高校生の時は野崎くんはどちらかと言うと表情に乏しい感じの所謂朴念仁タイプ。
その上、デリカシーも皆無な恋愛経験ゼロ男。
そんな彼が、一体どうやったらあんな繊細な乙女心を描くことで人気を博している少女漫画を描くことが出来るというのか読むたびに思ってしまいます。
また野崎くんに対してはややストーカー気質なヒロイン千代ちゃん、男の子なのに密かに野崎くんの漫画のヒロインのモデルにされている御子柴くんに、
ガサツで空気が読めなさすぎるけどローレライという異名を持つほどの美声の持ち主の瀬尾さんなどなど。
出てくるキャラがほぼ全員面白い!
私のお勧めは、単行本12巻に出てくる告白メールを送る回の話がおすすめです!
めっちゃ笑えます!
笑いたい時、是非見てもらいたい一冊です!

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

月刊少女野崎くんにハマる理由

普通の男子高校生である野崎梅太郎は、実は連載少女漫画家。世の中の読者をキュンキュンさせているが、本人は全く恋愛経験がない。そんな野崎のことを好きなのが隣のクラスの佐倉千代。野崎に告白するもうまく伝わらずに流れに任せていると、気が付けば野崎の漫画のアシスタントとなっていた。そんな二人の恋愛事情を描く作品かと思いきや、周りの登場人物の癖も強く、それぞれのおかしな日常がメインに描かれている。少女漫画のヒロインのモデルになっている御子柴は、慣れた人以外には心を開かない恥ずかしがり屋の繊細なイケメン男子。学校中の人気者イケメンキラキラ王子の鹿島は、演劇部をサボって部長である堀先輩によくどつき回されている美形の女子。千代と同じクラスの瀬尾は、まるで小学生男子のような性格で、後輩の若松にちょっかいをかけては嫌がられている。その若松は、バスケ部の爽やかスポーツ男子。歌声を録音してもらい、音源を子守歌にするほど「声楽部のローレライ」のことが好きだが、実はその正体が迷惑に思っている瀬尾だということを知らない。これらの主な登場人物は、実は野崎のアシスタントであったり、互いの関係が恋愛に発展しそうで全くそんなことはなかったり。少女漫画家・野崎を中心に、キャラ濃い人物たちが繰り広げるコミカルな日常や作者・椿いづみのギャグや言葉選びのセンスに「なにこれ!?」と笑うこと間違いなし。出版はスクエアエニックスで、4コマ漫画でストーリーが展開していくので軽々と読める。グッズも販売されているほど人気な作品なので、お気に入りのキャラクターに出会えるのではないだろうか。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
8

4コマで読みやすい、笑ってキュンとする新感覚少女(?)漫画!

月刊少女野崎くんはアニメ化もしていたため、知っている人も多いかもしれない。少し説明すると、少女漫画をかく主人公の野崎梅太郎が同じ高校の佐倉千代をはじめ、友人たちと漫画を描いていく青春ラブコメのような作品だ。
読み始めは少女漫画を読む感覚で入るのだが、次第に「あれ、これギャグ漫画か?」となるだろう。しかも本の前で爆笑してしまうほどの面白さのクオリティで、何回も読み直してしまう。
さらに、読み進めるにつれてもちろんキャラクターが増えてくるわけなのだが、このキャラクター達がまたおもしろい。嫌なキャラクターが一人もおらず、推しをみつけるのに大変苦労する。定期的に投票のようなものが本誌で行われているようで、推しカップリングであったり、名前を付けてほしいキャラクター投票等、投票内容もユニークで面白い。特に推しカップリングについては、全カップリングが基本的に邪魔者が入らないので、読んでいるとさっさとくっつけという思いと、いやまだこの状態を見ていたいという思いが毎回錯綜する。
ただ一つ言わせていただくと、1年に1巻がでる調子なので、次巻を待っている時間がとても長く感じる…。
ここまで書いた通り、とてもおすすめできる漫画だが、ラブコメはな…であったり、バトルが好きという方にはあまり向かないかもしれない。
しかし、是非一度読んでみてほしい。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

「女の子の気持ちもわからないのに乙女な少女漫画家になった男子高校生の日常」

「月刊少女野崎くん」このタイトルだけでは少女漫画なのか少年漫画なのかピンとこなかったのではないだろうか。というか、漫画なのかさえも怪しい。
スクウェアエニックスから出ている「月刊少女野崎くん」は椿いづみ著の四コマ漫画である。彼女は生粋の少女漫画家で数多くの作品を産み出している。
目つきが悪くて高身長の「野崎くん」は男子高校生ながら少女漫画家という、二足のワラジを履いて一人暮らしをして立派に自立している。
そんな彼に恋する女の子が現れたが、残念ながら彼は自分の恋愛には全く疎い人だったので、告白するはずが何故か漫画のアシスタントをすることになったり、漫画のネタ集めに協力したりする。あわよくばと思っていても彼女は告白することがいつまでもできないでいる。
(それでも彼女は嬉しいので周りの人たちはそっとしておいてあげている。)
この「野崎くん」が変な人なのかと思ったらかなり周囲の人たちもおかしかったりする。
この「野崎くん」を好きになった女子もそうだが、同級生のツンデレな乙女ゲーが好きな男子、見た目も行動も男装麗人な女子、ドSな先輩、ナルシストな編集者に不思議とタヌキばかり描かされる先輩漫画家…濃い登場人物ばかりでいつの間にか話に引き込まれ、自分も同じ高校に通っている気分になる…かもしれない。
ハチャメチャな展開ばかりかと思ったら、しっかりと少女漫画の展開になったりするのがたまらない。でもコメディ漫画なので甘いオチはありません。あしからず。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

勘違いが勘違いを呼ぶドタバタラブコメ『月刊少女野崎くん』

『月刊少女野崎くん』はWEBコミックサイト・ガンガンONLINEで連載中のギャグラブコメ4コマ漫画です。
2011年8月25日から連載が開始されました。
主人公の野崎くんとヒロインの佐倉を中心に二人と、その周辺の人々の人間関係や恋愛模様がコメディタッチで描かれている漫画です。
WEBコミックサイトで配信されていて、4コマ漫画だから忙しい時間にもサクサク読めるし、テンポもいい!しかもその短い中でこれでもかというほどのラブコメとギャグが詰め込められています。

2014年の夏にはアニメ化もされて、主人公の野崎くんを中村悠一さんが、ヒロインの佐倉を小澤 亜李さんが、その他のキャラクターも岡本信彦さん、沢城みゆきさんなどの豪華声優陣が務めるとあって放映前からものすごく話題に!
実際にアニメが放映されてからはその出来栄えと面白さで人気を集め、DVD・Blu-rayの売上は8,000枚を超えるほど!
TVアニメのDVD・Blu-rayは、3,000枚~5,000枚売れるとそこそこ話題になったかな? 採算が取れたかな?
というかんじらしいので、『月刊少女野崎くん』はかなりのヒット作と言えます。

(以下『月刊少女野崎く』のあらすじ・本編のネタバレあります)

主人公の野崎くん、こと野崎梅太郎は浪漫(ロマン)学園に通う高校二年生。
そんな野崎くんのことが前から気になっていた隣のクラスの佐倉。
佐倉は思い切って野崎くんに告白をすることを決意し、意を決して「好きです!」と伝えます。
しかし野崎くんは、この佐倉からの「好きです」を異性としての「好き」ではなく、自分の「ファン」であるという意味に捉えてしまいます。

というのも、野崎くん、実は普通に高校に通う傍ら月間少女漫画誌で少女漫画を連載している人気漫画家だったのです。
その勘違いをきっかけに美術部だった佐倉は野崎くんの漫画のアシスタントをすることになり、無愛想で漫画脳な野崎くんと、他のアシスタント仲間や学校の友達を巻き込んでドタバタ学園生活を繰り広げることになったのでした。

この漫画のおすすめ、見どころはやっぱりなんと言っても野崎くんと佐倉の関係です。
野崎くんが無愛想で鈍感で、本当にいつも漫画のことを考えておらず、佐倉はいつもアピールが空振りに終わってしまうことが多いのですが、本当に突然「きゅぅぅぅん」という音が聞こえてきそうなぐらいなラブコメが繰り広げられます。
4コマ漫画でここまでラブコメができるものなのかと大変驚かされます。

野崎くんと佐倉以外のキャラクターにもカップル未満のコンビがいくつかあるのですが、その子達も野崎くん達同様なんとなく勘違いに勘違いを重ねてカップル未満のままギャグみたいな生活をしています。
しかし彼ら彼女らもまた突然ラブコメ展開をしてくるので心臓が持ちません。

くっついてほしいような、もうこのままこのもどかしいかんじを保ってほしいのか。
読む側としてはどちらに転んでもおいしいような。
そんなドタバタラブコメ『月刊少女野崎くん』は、ガンガンONLINEで絶賛連載中。是非読んでみてください!

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

レビュー:月刊少女野崎くん(テレビアニメ版)

『月刊少女野崎くん』は2014年7月から2014年9月まで放送されていたテレビアニメーションです。
全12話で第1話は創刊号、それ以降は第○号、最終話は最終号となっているのが制作者のこだわりを感じます。
椿いづみさんにより2011年8月からガンガンONLINEで連載されている『月刊少女野崎くん』が原作となっています。
物語はヒロインの佐倉 千代(さくら ちよ)が主人公の野崎 梅太郎(のざき うめたろう) に告白するシーンから始まります。
しかし野崎君は自分のファンだと勘違いし、千代ちゃんは彼のサイン色紙をもらってしまいます。
実は、野崎君は男子高校生ながら売れっ子の漫画家だったのです。
その後、なぜだか千代ちゃんは野崎君のアシスタントになってしまいますが、アシスタント活動を通じて個性豊かなキャラクター達と交流していきます。
さてさて千代ちゃんの恋は成就するのでしょうか…?
ところが野崎君は恋愛にかなり鈍いようで、千代ちゃんのアピールは全く通じていません。だけど、学校生活やアシスタント活動を通じて2人はどんどん仲良くなっていきます。
千代ちゃんは本当に可愛くて一途で、応援したくなる女の子です。私は彼女の思いが野崎君に届く日が来ることを、心より祈っています!
この作品は動画工房というアニメーション制作会社により制作されました。この会社は『ゆるゆり』、『未確認で進行形』などかわいい女の子が登場する作品の制作を得意としています。『月刊少女野崎くん』もその例にもれず、動画工房の力量が遺憾なく発揮されている作品です。作画はとても綺麗で、話のテンポも非常に良く、万人にお勧めしたい作品です。
原作を読んだことがなくても全く問題ないので、未視聴の方にはぜひご視聴していただきたいです。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

コワモテ男子高校生の正体は…?

主人公は高校生とは思えない老け顔でコワモテの男子高校生「野崎梅太郎」と、彼に恋する「佐倉千代」。2人を中心に周りの人間との軽快なやり取りを4コマ漫画風に描いたコメディ漫画である。
佐倉は野崎のもう1つの顔を知らずに意を決して告白するが、野崎の天然さから、話がかみ合わずファンと勘違いされてしまう。そう、野崎のもう1つの顔とは少女漫画誌に連載ページを持つプロ漫画家であった。佐倉は野崎のアシスタントとして迎え入れられ、形は違えど野崎と近付くチャンスとなった。
そこから交友関係が広まり、様々な個性の強いキャラクターとのドタバタ劇が見ていて面白い。
キザなセリフを言って女子を沸かせては実は極度の恥ずかしがりやなツンデレ男子や、全く悪気もなく相手をイラっとさせる天才のガサツ女子や、そのガサツ女子に良いように使われているのに全く気づかない従順すぎる小犬系後輩男子など、高校だけでもたくさんの個性派揃いだが、高校だけにとどまらず、野崎の担当編集者や同じ漫画家など、学校外でもキャラの際立っている登場人物が多く、どの場面でも飽きない。
また、主人公が漫画家ということもあり、漫画キャラが登場することもある。そのキャラクターも個性が回を追うごとに確立していき、作画内でいじられることも多く、少女漫画家のはずなのに完全にギャグ漫画家のようになってきている。
とにかく登場キャラクターがどれもユニークで、また4コマ漫画でありながらストーリーが繋がっていて読みやすいため、1冊読むのがあっという間である。
是非手に取っていただきたい。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
8

良い意味での裏切りギャグアニメ

「野崎くん、好きです!」という告白から始まり、誰もが純愛恋愛アニメと予想されたでしょう。しかし次の瞬間「はい、どうぞ」と渡されたのはサイン入り色紙でした。誰もが「え?」となるでしょう。

ヒロインの佐倉千代、16歳の女子高校生は同年代の高校生の主人公・野崎梅太郎に恋をして、告白したらサインをもらいました。なんと、野崎くんは漫画家だったのです。野崎くんは月刊誌でも連載になるほどの人気漫画家です。描いている漫画のジャンルはなんと「少女漫画」。男子高校生が漫画家で、乙女たちが読むようなキュンキュンする漫画を描いているというギャップがとても面白い作品です。さらに、この野崎くんは長身で顔もキリっとしていてイケメンです。イケメンで、恋愛漫画を担当しているのにも関わらず、現実の恋沙汰には超鈍感。ここでもギャップを発揮してきます。そして、まじめに考えているのに周囲の想像を超えてくる強烈なボケを真顔で繰り出してきます。そんなとこも笑えます。そのボケに佐倉千代は丁寧にツッコミを入れています。話が進むと、この二人以外に愉快な仲間達が出てきてさらに笑いの種は増えていきます。

ネタの要素があり、面白く視聴できて、ヒロインである佐倉千代の実らない恋の行方にも注目できる秀逸な作品となっています。是非とも、まずは一話をご覧ください。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

アニメ2期まだなの!? みんなずっと待ってるよ!

2021年に連載10周年を迎え、アニメも根強い人気のある本作は椿いづみによる4コマ漫画が原作。
アニメ化もされており、こちらは2014年に放送された。Twitter上で「おしゃべりクソメガネ」として有名なシンガーソングライターの大石昌良氏がアニメのオープニングテーマを担当していたことでも話題に。
主人公の女子高生が恋した相手、同級生の「野崎くん」は、実は月刊誌で連載を持つ少女漫画家だった!
美術部の主人公はその腕を買われ野崎くんの漫画制作を手伝うほど親密になるものの、恋愛モノを描く少女漫画の野崎くんは実に女心に疎く、全く縮まらない二人の距離……。ちなみに上に書いたように連載は10周年を迎えたものの、やはり二人の距離は変わらずだ。
ふたりの学校の同級生や後輩先輩、漫画家仲間や漫画担当者など個性豊かなキャラクターが揃い、原作の4コマと同じくアニメもテンポ良く進んで完成度の高い作品。
特にアニメはギャグとその的確なツッコミの2つのバランス、そして絵の美しさで強く支持され、今だに多くのファンからアニメ第2期の制作が期待されているほど。
レビュー評価で★10満点にしないのは、野崎の前担当編集者の前野氏が本気でイラッとくるから。そこだけマイナスとさせて頂く。いや、でも本当こういう社会人、いるよね……。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

男女問わず笑えるラブコメ

少女漫画家なのに恋愛スキルが全くない『野崎くん』と、そんな野崎くんが大大大好きなヒロイン『千代ちゃん』のラブコメです。タイトルからは少女漫画的な内容を想像してしまいますし、作者さんは他の少女漫画も描いていますが、内容はラブ1割コメディ9割です。基本的に四コマ形式で話が進むため、ある程度のストーリーがわかっていればどこから読んでも面白いのが良いです。また、恋愛漫画でよくあるすれ違いなどのもどかしさはほぼ皆無で、仮にすれ違っても勘違いコントになっていきます。恋愛漫画は読みたいけど、仕事で疲れているから辛い気持ちになりたくない!という方には特にオススメです。ヒロインの千代ちゃんはうじうじ悩んだり、もだもだしたり、他の誰かに心揺れてしまうということがなく、ひたすら猪突猛進に野崎くんのことを好きでいるので、かわいいし安心してしまいます。いわゆるキャラブレのようなものが少ないのも魅力の一つです。笑えるラブコメをお求めの方には是非、お勧めしたい作品です。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

びっくりするほど快適なラブコメです

恋に溢れた甘酸っぱいラブコメでなく、コメディにパワーを注ぎ込んだ、たいへんパワフルな漫画です。鈍感主人公に恋してるヒロイン、というすれ違いラブストーリーを基盤にしておりますが、このすれ違い方が「漫画で読む漫才」というくらい面白いです。
四コマ漫画の方式で話が進むため、オチのある小話が延々と続くので、途中でだれることもありません。登場人物も豊富ですが、外見も特徴も性格もしっかり書き別けられておりますので、ひとりとして同じようなキャラがおらず、皆の個性が光ります。
この登場人物たちが心地よく、全員に好感が持てます。主人公の鈍さは笑え増すし、その主人公を好きすぎるあまりに、我を忘れてしまうヒロインのぶっ飛んだ言動が、まあ愛らしい。このふたりの周りでもたくさんの「友達以上恋人未満」な人物たちが居ますが、無自覚だったり誤解してたりと、奇跡的なくらいすれ違っています。
若干カオスな人物たちが巻き起こす、ドタバタな日常がとっても好きです。ほとんどコメディで楽しく快適に読めるラブコメです。キャラクターのファンになってから、作品の虜になります。たまに起きるラブの進展は、スローペースですが、そのぶん「ついに」というインパクトが強くてドキドキします。皆の行く末が気になり、一度読みはじめたら目が離せません。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

頭真っ白になって何も考えずに笑わせてくれる4コマ漫画

女子高生佐倉千代ちゃんの片思い人野崎くんは、実は少女漫画でアシスタントをする事になる…という4コマ漫画で今10巻まで発売中で連載中なのですが全然勢いが衰えないのが凄いです。沢山のキャラが出てくるのですが武骨だけど脳内少女漫画な主人公野崎くん、普段は突っ込み系の常識人なのに野崎くんの事となると非常識な恋する乙女な千代ちゃん、モテモテイケメンなのに実は対人関係苦手で二次元オタクなみこりん、完璧だけど唯一の弱点音痴なモテ女子王子様でみこりんの親友鹿島君、演劇部部長で鹿島君のお目付け役の背景担当の堀ちゃん、声楽部のローレライで優美なあだ名を持つのに普段は我が道をゆく瀬尾ちゃん、瀬尾ちゃんのラフっぷりに絶えず悩まされるが正体知らずにローレライに惚れてしまった若松君などレギュラー陣が超豪華です。またレギュラー以外のサブキャラも面白い人達ばかりで、それぞれがおバカな勘違いをしてたまらなく笑えます!その為にどんどんキャラクターは増えるのに使い捨てキャラが全くいない上に、勘違いの連鎖の様にどんどん脱線してくので巻数重ねても全く勢い衰えないのが凄いです。絵も丁寧だしギャグも不快なギャグがなくどの巻から読んでも爆笑必死なので何も考えず笑いたい時におすすめの漫画です。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
10

斜め上を行く4コマ漫画

スクエアエニックのガンガンオンラインで連載されている椿いづみ先生の4コマ漫画です。花とゆめで「俺様ティーチャー」と言う漫画も同時に連載されており、また「月刊少女野崎くん」はアニメ化もしているので聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
作風は基本的に学園物のコメディに分類されます。登場人物たちはみんな個性が強く、主人公の野崎くんは、現役男子高校生にして少女漫画家です。野崎くんに片思いしていた千代ちゃんが告白した所、何故かサインをもらってしまう所から物語は始まります。付き合うまではいかないものの漫画のお手伝いとして千代ちゃんはベタ塗りを任されます。アシスタント仲間であり友達でもある、みこりんは現実にいたら、いじりがいがあって可愛くて楽しそうです。千代ちゃんの友達である結月もキャラが特に強烈です。粗野な印象とは裏腹に実は学園一の歌姫として他校からローレライと呼ばれているなんて、ギャップが激しすぎます。さらに結月が苦手な不眠症気味な若松は、正体が結月とは知らずにローレライに憧れています。曲を聞いたら瞬時に寝る癖に、一度聞いている曲をよく覚えているところは歓心します。個人的には後から加わる女子生徒なのに女子からモテモテで、男子生徒からも王子と呼ばれている鹿島くんも面白いです。演劇部に所属していて、抜群の演技力を誇るのに部活をサボるので先輩の堀ちゃん先輩からいつもバイオレンスなお迎えをされます。なんだかんだ言って、鹿島くんの顔が大好きで可愛がっているんですけどね。でも、一緒に更衣室で着替えたのにも関わらず、鹿島くんが男子トイレに入らなかった事にようやく女子だと気付くのは遅すぎやしないかと思います。他にも野崎くんの漫画家仲間の都さんや担当編集の前野さん等面白いキャラがいっぱいです。

月刊少女野崎くん / Monthly Girls' Nozaki-kun
9

好きになった人は、乙女な少女漫画家でした

無骨な男子高校生・野崎梅太郎。そんな彼に恋をした佐倉千代・16歳。勇気を振り絞って告白するものの、貰えたのは告白に対する答えではなく「サイン色紙」だった。その上なぜか恋人ではなく少女漫画家のアシスタントをすることに。
男子高校生兼少女漫画家である野崎くんの日常を描く、ラブ&ギャグが炸裂する少女漫画家男子コメディー!
花・効果担当の御子柴実琴(通称・みこりん)、学園の王子様(女)・鹿島遊、背景担当・堀政行、トーン担当・若松博隆、声楽部のローレライ・瀬尾結月。周りに集まってくるのはなぜか野崎くんに負けず劣らず、クセ強めな人たちばかり。喫茶店に行くと「漫画の資料に」と写真をパシャリ、映画館に行くと「校舎がいろんなアングルで見れるから」という理由で映画を選び、「これ着て写真撮らせてくれないか?」と千代にセーラー服着用を強要。男子達だけで乙女ゲーム&お泊り会をしたり、恋の定番夏祭りに行ったり。演劇部の夏合宿に参加し、ビーチ、旅館、お風呂など場所を選ばない夏のハプニングに行ったり来たりの大忙し。漫画に一途なのかそうでもないのか、ふざけているのかガチなのか、キャラたちのツッコミどころも若干ずれてておもしろい!ラブ&ギャグが超加速!無骨な少女漫画家の、先の読めない日常コメディー!