史上最低の拷問実写映画!
原作の漫画に何か恨みがあるのかと思わせる実写映画、それが「デビルマン」です。
原作のデビルマンが好きな方が観ると、思わずテレビにワンパン入れる程度の破壊力があります。原作の内容をつぎはぎし、余計なオリジナル要素を入れた、ぐたぐたのぼろきれのような内容です。また役者の悪い意味の渾身の演技に観たもの全員脱力を覚えるはず。一周回って「観なきゃ損!」と思わせる破壊力がある作品です。
「俺、デビルマンになっちゃったよー」「ハッピーバースディ、デビルマン!」など名言(迷言)を残した点と時間の大切さを学べる貴重な映画です。
CGは当時の技術を駆使していますので、その点は頑張っていると評価できますが、そんな唯一の良い部分もドブに捨てるような展開には思わず笑ってしまいます。
唐突な新キャラ登場、と思いきや次のカットではまるでなかったことのようになっている不思議時空が展開され、視聴者をフルスイングしていきます。
さらにダメ押しの追加オーダーで、役者さんには罪がない…とは言い切れないのがこの作品の恐ろしいところ。内容が壮絶なだけに、絶叫シーンが多々ありますが、観ているこちらが叫びたくなるというすさまじさ。
実写版・デビルマンは平成だけにとどまらず、令和にも是非語り継いでいきたい史上最低の実写映画。是非視聴の機会がある際はこのデジタル拷問を受けてみて下さい!