仁義なき戦い 広島死闘篇 / Battles Without Honor and Humanity: Deadly Fight in Hiroshima

仁義なき戦い 広島死闘篇 / Battles Without Honor and Humanity: Deadly Fight in Hiroshima

『仁義なき戦い 広島死闘篇』とは、1973年の日本映画。『仁義なき戦い』シリーズの第2部で、監督は深作欣二、出演は北大路欣也や千葉真一、菅原文太など。舞台は昭和27年の広島。博徒の村岡組とテキ屋の大友連合会が再び抗争に突入する中、3年の刑期を終えて仮出所した山中正治は大友連合会の縄張り荒しに巻き込まれ、その縁で村岡組の若衆となる。抗争が激しさを増す中、男は愛と仁義に苦しみ、傷ついていく。作中に登場する組や人物は、実在した組や人物をモデルとしている。

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仁義なき戦いシリーズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『仁義なき戦い』シリーズとは、1973年より公開された菅原文太主演のヤクザ映画シリーズである。監督は深作欣二、脚本は笠原和夫が担当。本作品は戦後の広島で起こったヤクザの抗争を描いているが、実話が元になっており抗争の内幕についても赤裸々に描かれている。 従来の任侠映画に見られる勧善懲悪は描かれず、抗争で死んでいく若者達にも焦点が当てられるなど当時としては異色の作品となった。大手映画雑誌である『キネマ旬報』の「映画遺産200」にて歴代5位になるなど人気の高さを物語っている。

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バトル・ロワイアル(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

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『バトル・ロワイアル』は高見広春原作の小説を映画化作品で、アジア某国で施行の「BR法」により選ばれた中学生達のサバイバルゲームを描き、2000年に劇場公開。監督は映画『仁義なき戦い』シリーズ等の巨匠・深作欣二監督。また、藤原竜也や柴咲コウといった俳優が作品を彩り、演技を競う。この作品のキャスト・スタッフは「第24回日本アカデミー賞」「第43回ブルーリボン賞」等を受賞した。2001年には、『バトル・ロワイアル【特別篇】』が、2010年には3D映画版『バトル・ロワイアル3D』が劇場公開された。

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古畑任三郎(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

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『古畑任三郎』とは、1994年から2008年までフジテレビで放送されたドラマ。主演は田村正和、脚本は三谷幸喜。スペシャル版、スピンオフを含め42回のエピソードがある。ストーリー展開は、物語の出だしで犯人や犯行の様子を明かす倒叙ものと言われる形式である。見所としては、犯人とのスリリングなやり取りや、巧みな話術で自白に追い込む場面である。また、犯人や部下とのコミカルなやり取りも魅力となっている。どんな相手にも敬語で、落ち着いた言動を崩さない。黒のスーツに、ノーネクタイがトレードマーク。

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ルフィの義兄エースを死に追いやった張本人である「赤犬」ことサカズキ。彼が俳優の菅原文太をモデルにして描かれた人物であることは、ファンの間では有名ですよね。実は、『ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎と菅原文太との関係は漫画だけにはとどまらず、意外なところでコラボしていました。この記事でまとめているので、往年の菅原文太の活躍を思い起こしながらご覧ください。

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『バトル・ロワイアル』で死んでいった今売れてる芸能人まとめ

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『バトル・ロワイアル』は高見広春の同名小説『バトル・ロワイアル』を原作として、2000年に公開された映画だ。若者たちが強制的に殺し合いをさせられる衝撃的なストーリーで一世を風靡した。作中では多くの若者が死んでいくが、その中には公開から長い時間が経っても人気俳優として活躍している役者もいる。

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仁義なき戦い 広島死闘篇 / Battles Without Honor and Humanity: Deadly Fight in Hiroshimaのレビュー・評価・感想

仁義なき戦い 広島死闘篇 / Battles Without Honor and Humanity: Deadly Fight in Hiroshima
8

サニー千葉にやどった荒くれ男「大友勝利」のカッコよさ!

ヤクザの組織論が描かれた任侠映画の権化「仁義なき戦い」は5部作構成で菅原文太さんが演じる広能昌三を軸に話が進んでいくのですが、その中でちょっと違ったテイストの「番外編」ともいえる位置付けなのが「広島死闘篇」です。
この「広島死闘篇」、主人公は北大路欣也さん演じる山中正治なのですが、その山中よりも確実にインパクトある人物が千葉真一さん演じる大友勝利。
山中が「静」だとすると大友が「動」であり、この対比構造が最高に気持ちいいのです。

勝利はすべてに噛み付く「最強・最狂・最悪」の男。歯止めが効かなすぎる破壊衝動が、変に心くすぐってきます。あんな感じで感情を赴くままに開放できたら、さぞ気持ちいいだろうなぁって。

登場シーンから全開で走り出します!サングラスの腹巻男が持った竹竿を包丁でぶった切って突き刺す。
ゴロマキ引き連れて主人公を袋叩き、蹴って・蹴って・蹴りまくる!竹竿で叩いて・叩いて・叩きまくる!このシーンだけで「やばいヤツ!」の準備はOKです。

この映画の中での一番のオススメは事務所で勝利が啖呵を切るシーン。
「あれらオメコの汁で飯喰うとるんで」「わしらうまいもん食うてよ、マブいスケ抱くために生まれてきてるんじゃないの?」「センズリかいて仁義で首くくっとれ云うんか!」などなど。
「オメコ」「マブいスケ」「センズリ」のワードチョイスのセンス。これは真の男にしか吐けない啖呵であります!そして、その時の黒光りしたテカり顔の良さがまさに男!
色白細マッチョな男の子ではまずこの啖呵は切れまいて!
ある意味で「狂気」の詰まったこのシーンならジェイソン・ステイサムもHand shakeです。

しかしながら、拳銃落として「ハジキ、ハジキ」慌てる姿とか、襲撃された時の怯えっぷりとかとか、そのカッコ悪さもある意味で本来の「男気」を感じてしまうのです。

とにかく本能のままにカッコよく・本能のままにカッコ悪いこの男を、我々男たちは絶対に憎めない。憎めないのなら、もう大好きになるしかないのです!

みんな大好き「ワイルドスピード」や「エクスペンダブルズ」のような西洋の屈強な男気もいいれけど、「仁義なき戦い」でみられる泥臭い日本の男気も、ぜひぜひチェッしてみてください!

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