モンスターズ・インク / Monsters, Inc.

モンスターズ・インク / Monsters, Inc.

『モンスターズ・インク』(原題:Monsters, Inc.)は、日本では2002年に公開された長編フルアニメーション映画。『トイ・ストーリー』『バグズ・ライフ』『トイ・ストーリー2』に引き続き4作目となる本作は、ピクサーが初めて監督の育成に挑戦した作品であり、これまで監督を務めていたジョン・ラセターは製作総指揮を務め、ピート・ドクターが監督を務めた。
モンスターワールドにある、エネルギーを都市に供給する大企業「モンスターズインク」では、プロの「怖がらせ屋」のモンスターたちが特殊な装置を使って子供たちの部屋をおどかし、叫び声をエネルギーとして変換していた。会社一番のエースコンビ「サリー」と「マイク」は、ある日手違いでモンスターワールドに迷い込んだ人間の子供「ブー」をかくまってしまう。実はモンスター達は、人間には病原菌があると信じており、人間以上に恐れていた。ブーを人間の世界に戻すため、サリーとマイクは奔走する。種族の異なる者同士の愛を描いた本作は評価され2001年アカデミー賞4部門ノミネート。主題歌賞を受賞した。

モンスターズ・インク / Monsters, Inc.のレビュー・評価・感想

モンスターズ・インク / Monsters, Inc.
9

子どもはかわいいし、サリーたちも好き。

子どもの叫び声が、モンスター界のエネルギーという発想はなるほどなと思いました。
それなら、子どもを脅かしに来る理由がわかります。
それに、悲鳴が集まらないことがほんとに死活問題ですし、社長があんなことをしてしまった理由がよくわかります。
サリーと、マイクのコンビはほんとに仲が良く、怖がらせ屋のサリーより、マイクのほうが偉そうなところも好きです。
サリーは、ほんとにマイクを信頼しているし、俺のおかげだろ感がなくていいなと思います。
ブウはほんとに可愛くて、2.3歳の子ってまじ天使だなと思いました。
あんまり状況をわかってないのもこの頃ならではの反応で可愛らしかったです。
サリーのライバル、ランドールは嫌味っぽいし、サリーとは違うタイプの怖がらせ方っぽくて、もろ悪役っぽいなと思いました。
でも最後はかわいそうでしたね。
まあ、トカゲだから、サリーやマイクよりは人間界にも馴染むとは思いますが、殺されてしまうかもしれないと思うとゾッとします。結構シビアな終わり方でした。
全体の終わり方は最後に面白後日談とかもあって、ピクサーらしい終わり方だったと思います。
なんか大人向けの映画で最後におふざけとかあると余韻がなくて嫌ですが、ピクサー系はそういうおふざけがあるほうが楽しくて好きです。

モンスターズ・インク / Monsters, Inc.
8

プゥ、かわいい。

なんで、モンスター界に人間の子供に毒があるなんて、デマが流れたのか不思議です。
誰か、亡くなった人がいたとか、それとも子供に触れないようにという嘘が年月を経て、真実になったんでしょうか。そんなモンスター界に、来てしまったプゥ。
とてもかわいいです。
まだ、何喋ってるのかわからないおしゃべりがものすごくかわいいし、サリーにも懐いているし、そりゃあ、サリーもメロメロになってしまうよなと思います。
サリーは怖がらせ屋のエースですが、普段は怖がりで優しくて、穏やかで、いいやつだなて感じだし、マイクは喋りが達者で自信家で、ほんといいコンビだなと思いました。
吹替版の声も、石塚さんと田中さんということで、すごく合ってます。
田中さんのあの高い声でまくしたてられると、もううるさいなと思いつつ、嫌いになれないっていうか、そんな感じがしました。
今回の敵役の一人であるランドールは、最後人間界に置き去りって、モンスターズ・ユニバースを見た後はちょっとかわいそうっていうか、そんな悪いやつではないのにとか思ってしまいました。
いや、ほんとは悪いやつなのですが、仕事上の卑怯なライバルってだけだったような気もするし、会社を追われるだけでいいような気もしました。
とにかく、出てくるキャラが全部よくて、面白い映画でした。

モンスターズ・インク / Monsters, Inc.
9

爆笑問題田中が、、

マイクとサリーという主役コンビを、爆笑問題田中とホンジャマカ石塚さんがしています。芸人さんってどうなのかなと思いましたがはまり役でした。マイクは自信家で明るいし、嫌な奴になりそうだけど友達思いで実は優しいところが田中さんに似ているし、よく合ってました。サリーと喧嘩して怒っているんだけど、すごく傷ついたよーみたいな切り替わりもうまいし、なんだかんだいって、仲直りするよみたいな強がりっぽいところもいいです。サリーは一番の怖がらせやだけど、普段は穏やかでのんびりしてるところが、石塚さんのニコニコしているところとかぶるし、体型も似ているのでこういう声だろうなって感じがします。吹き替えを有名人がするとちょっとということがあるけど、ものすごく合ってるなと思いました。話としてもモンスター社会が人間の子どもに毒があると思い込んでいるという設定も面白いなと思いました。あんな可愛い女の子と最初格闘しているところなんか、微笑ましいです。あと、子供部屋などにつながるドアっていうのもどこでもドアみたいで、日本人には馴染みがあるし面白かったです。マイクとサリーが大好きになったので、2人の他の物語も見たいと思いました。

モンスターズ・インク / Monsters, Inc.
9

子どもが可愛すぎる。

人間の子どもの悲鳴を電気に変えているモンスターズ・インク(会社)で、悲鳴を集める怖がらせ屋をしているサリーとその相棒マイク。2人とモンスターズ・インクに連れてこられた人間の子どもとの交流の話です。すごく明るくておちゃらけててなんでも一生懸命なマイクと、怖がらせるのはとてもうまいけど実は慎重派で穏やかな感じのサリー。どっちも魅力的なキャラで応援したくなります。人間の子どもには毒があると教えられていたので、最初、サリーとマイクが小さな女の子を怖がっている様はおもしろいし、実は毒はないんじゃないかと気づいて、だんだん母性本能がわいてくるところも見ていてほっこりしました。女の子の声とかすごくかわいらしくて、子どもってかわいいなあと思いました。ライバルのモンスターと人間世界とモンスター世界を行ったり来たりして戦うところもおもしろかったです。結局、モンスター世界に人間を置いておけるわけもなく、少女とは別れてしまうのですが、その場面は涙ものでした。少女とは別れちゃいましたが、モンスターは、人間の笑いでも電気が貯められることがわかって、人間を怖がらせるのではなく笑わせるようになり、人間との付き合い方は良い方向に向かったかなと思います。それに、再会もできたようですし、ハッピーエンドでした。