エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashi

エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashi

エレファントカシマシ(英語: THE ELEPHANT KASHIMASHI/ELEPHANT KASHIMASHI)は、1981年に結成された日本のロックバンドである。メンバーは宮本浩次(ボーカル兼ギター)、石森敏行(ギター)、高緑成治(エレキベース)、冨永義之(ドラム)。バンド名の由来は映画『エレファント・マン』とかしまし娘との造語であり、音の響きやインパクトが気に入ってつけられた。1988年にシングル『デーデ』およびアルバム『THE ELEPHANT KASHIMASHI』でデビューする。『今宵の月のように』がヒットし知名度を上げた。

エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashiのレビュー・評価・感想

エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashi
8

宮本コウジじゃなくてヒロジだよ。

今宵の月のようにのイメージが強いかもしれませんが、ボーカルの宮本浩次の本当に描きたい世界観はもっと激しく、いびつなロックンロールです。わかりやすく説明すると、ガストロンジャーのような、曲ではなく台詞の連続のようなストレートな曲を中心に歌いたいそうです。そのためには別にバンドとして売れなくてもいいし、ミリオンセラーを狙っているわけでもない。宮本さんが話しているシーンをテレビで観ていると、相変わらずよく髪の毛を触るよなとか、目をむいて音楽について語る姿はかつての岡本太郎さんを見ているような錯覚に陥ったりもします。自分の求める音楽と売れる音楽っていうのは明らかに違うし、そもそも矛盾を抱えていて当然なんですが。エレカシの場合は特に楽曲制作においては毎日が戦いなのではないかと思います。だけど、やっぱり自分の場合も、ある程度メロディアスな曲調の方が好きですね。今宵の月のようには日本のロック史上最高の傑作だと思います。お薦めの曲をいくつかあげると、孤独な太陽・月夜の散歩・昔の侍などです。悲しみの果ても好きですね。スピッツの草野正宗が宮本さんをかなりリスペクトしているというのも解ります。とがってないとロックじゃない。それを実証し続ける男。それこそが宮本浩次です。

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10

とにかくかっこいい!誰もが共感できる応援歌

恋人に向けた恋愛ソングに偏らず、友人、家族、労働者等、全ての人に向けた歌詞に好感を持てる。
語り口調のような部分でもなぜか力強く、心に響く。
ライブでは、年明けの武道館ライブを何年か観に行ったが、40曲以上は披露してくれて満足だった。MCでベラベラ喋る事はないが、ボーカルの宮本が不器用ながら(失礼でした)頑張って言葉でも楽しませてくれる姿勢も、観客としてはとても嬉しかったし、母性をくすぐられてしまった…!
歌、演奏はCDで聴くのと変わらないクオリティで聞いていて安心するし、ライブならではのアレンジも多々あり、とにかくプロ意識を感じてやまない。
「俺たちの明日」や「悲しみの果て」等、誰もが知っている曲はもちろん、私は初ライブ参戦はニワカファンだったので知らない曲も沢山ありましたが、初めて聴いて「良い!!」と思う楽曲も沢山あり、今では大ファンです。
昔の宮本は、ファンが一緒に歌ったりすると怒ったりしていたみたいだが、今はそれさえもウェルカムなようで安心しました。
ファン層も4・50台の方が多く、ロック好きが集まっているという感じ。
毎朝聴いて、今日も頑張ろうと思い、頑張ってます。
10代、20代の方にもぜひ聴いてもらいたいアーティストです。

エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashi
10

前向きになれる曲ばかり

30年近く生きてきて、エレファントカシマシの曲を初めてちゃんと聴いたのは2018年の春でした。職場でラジオが流れているのですが、午後の仕事中に「疲れたな、もう帰りたいけどまだ仕事残ってるしな」とぐったりしていた時に、Easygoが流れて、なんて前向きで元気が出る曲なんだろう!と思って、誰が歌ってるのか気になって調べたことがきっかけでエレファントカシマシを知りました。勢いがあって、歌詞も前向きで宮本さんの歌い方も魅力的で、その日の仕事はなんとかやる気を持ち直して終えることができました。家に帰ってすぐにEasygoをダウンロードしたことを覚えています。
まだ、全曲は聴けていませんが、有名な曲で「今宵の月のように」や「悲しみの果て」を気に入って落ち込んだ時によく聴いています。どの曲にも共通して言えるのは、どんなことがあっても前を向いていれば幸せになれるから、良いことがあるからと歌っていることで、曲調が違っても、宮本さんの歌声に想いが乗ってて、とても元気をもらえます。失敗したけど勢いに乗って元気を出したいから今日はこの曲!落ち込んじゃったけど、しっとりとやる気を出したいから今はこれを聴く、という風に気分に合わせてどの曲を聴いても元気をもらえるミュージシャンです。

エレファントカシマシ / エレカシ / Elephant Kashimashi
10

これぞ日本が誇るロックバンド

まずみなさんはエレファントカシマシを知っているでしょうか。
もし、知っていなかったとしたらそれはとても幸運なことで、今すぐに聞いてもらいたいと思います。
私自身が初めて聞いた時は心臓に鳥肌が立つぐらい感動しました。エレファントカシマシの最大の魅力は歌詞が綺麗であるということです。「悲しみの果て」では、歌の冒頭「悲しみの果てに何があるかなんて俺は知らない、見たこともない。ただ、あなたの顔が浮かんで消えるだろう。」とストレートにあなたが好きだと言えずに、遠回しにあなたが好きだと言っているかのように純粋で生真面目な人のような歌詞だと思いました。この歌詞を見た、聴いた時に一体何人の人が相手に対してここまで遠回しで好きだと言えるのか疑問に思いました。ここまで考えさせられるような歌詞をかけるのも魅力の一つだと思います。
笑顔の未来へでは、涙のテロリストという言葉が出てきます。
みなさんはこの言葉を聞いて、どういう印象を持つでしょうか?僕は圧倒的な語彙力という力にただただ怯えることしかできませんでした。同じ日本に生まれて涙のテロリストというワードが私含め私の周りの人も誰もかれもかけないと思います。日本語を極めただだ一つのロックバンドエレファントカシマシみなさんもぜひ聞いてみてください。

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10

デビュー30周年でさらに勢いに乗るエレカシに注目!

エレファントカシマシは学生の時から好きだったのですが、友達からは「おじさんくさい」とか「熱血系」と言われてしまいました。確かにエレカシは渋くて男らしいイメージが先行しますが、ボーカルの宮本浩次の声質は繊細で、女性的でやわらかい曲もあります。その中でも、「彼女は買い物の帰り道」という曲がおすすめです。カップリング曲で決して目立つ歌ではありませんが、PVには女優の麻生久美子が出演しており、妙齢のおちついた女性が強く生きていく姿をイメージした良い歌です。
私自身30歳も近くなり、この先どう生きていけばいいのだろうかと迷っていた時に、この曲に出会い、一つの道筋をつけてもらいました。
椎名林檎と宮本浩次のコラボ曲、「獣ゆく細道」も必聴です。全然違う曲を書く二人がコラボできるのか謎でしたが、いかにも椎名林檎調のジャズテイストの曲に宮本の声がうまくマッチしています。驚かされるのは、二人の正確な音程とリズム。宮本の破天荒なキャラクターからは想像もつかない正確さで、二人の声のシンクロが心地よいです。紅白初出場で悲願を果たしたエレカシ。これからも多くの人を勇気付ける力強い歌を届けて欲しいなと思います。