ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』とは、任天堂のゲーム『スーパーマリオ』シリーズを原作としたコンピュータ・アニメーション映画。映画はアメリカを始めとする海外で2023年4月初旬に先行上映され、その後同月末に日本での公開が開始。公開から約1ヶ月で海外での興行収入が10億ドルを突破しており、日本では公開前から話題となっていた。
映画内には、『スーパーマリオ』シリーズに登場する様々なキャラクターやワールド、アイテムが登場。大人から子供まで幅広い世代が楽しめる内容となっている。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movieのレビュー・評価・感想

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
7

任天堂ゲームファンに超おすすめ!馴染みがない人にも楽しいポップなワンダー作品

世界的人気の任天堂のアクションゲーム『スーパーマリオ』シリーズを、『怪盗グルー』『ミニオンズ』などのヒット作を手がけるイルミネーション・スタジオと任天堂が共同でアニメーション映画化。
イルミネーション創業者で『怪盗グルー』シリーズなどを送り出してきたプロデューサーのクリス・メレダンドリと、マリオの生みの親でもある任天堂の宮本茂が製作に名を連ねます。

ニューヨークで配管工を営む双子の兄弟マリオとルイージが、謎の土管を通じて魔法に満ちた世界に迷い込むというあらすじですが、最新の3D・映像技術で見る配管工の営業や広報を行っているマリオルイージ兄弟の姿には、ファミコンをプレイしていた層からは、いい意味での楽しいギャップを感じること間違いありません。
アニメーションは息を呑むほどぬるぬるとキレキレに動いてました。
またマリオやドンキーコングの映像美を忠実に再現しているだけでなく、キャラのアニメーションのデザインや動きも正確で、マリオファンにとっては嬉しくなるシーンの連続です。もちろん初見の方にもキャラクターの可愛さ、テンポの良さが心地いい鑑賞時間を提供してくれると思います。
今作品からは、任天堂ゲームへのリスペクトが感じられます。
マリオのゲームや任天堂に関連するすべてのものが好きな人は、この映画をチェックして楽しい時間を過ごせると思います。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
7

面白いゲーム映画

登場するキャラクターは、ほとんどすべてマリオ関連作品のキャラクターで占められています。よくこんなにうまくまとまっているなぁと思います。
マリオの長い歴史が、その世界観をより立体的に、より広く深くしていったのでしょう。
本作を見て、「なんだマリオって、亀とキノコとゴリラと土管工の話だったのか」と、見落としていた事実に気が付き、目からウロコでした。
マリオのステージもTBS系列の『SASUKE』のような、トレーニングステージになっています。
ドンキーとの対決や水中を泳ぐ描写、マリオカートでの移動等、様々なマリオの描写がそこここに散りばめられています。もちろん、マリオの変身もです。個性が生かされています。
『ポケモン』もそうですが、他のマリオ以外のキャラクター・作品も映画になってもおかしくなさそうですね。
とにかく映画やアニメは原作をほとんどやり尽くしている感があると思いますので、いっそのこと、ゲームから持ってくるというのも面白そうです。
カプコンの『バイオハザード』等は好例ですよね。
しかし、映像化の失敗により、ブランド価値が下がらないようにすることに気をつけなくはならないかもしれません。
いずれにせよ、アニメ・映画産業を縮小させないために、面白いコンテンツを探し続ける必要はあるのでしょう。
逆に、映像作品が面白いから、好きになったという、ブランド価値向上に使うという手もありですよね。相当なチャレンジになりそうですが。つまり、「いくらテコ入れしても駄目」にならないように気をつける必要はあります。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
10

マリオ好きならめちゃくちゃ楽しめる完璧な映画!

2023年に公開された『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。
あの有名なゲームであるマリオが完全オリジナルで映画化ということで、楽しみ半分、不安半分という期待を抱いていました。
ですが、不安な気持ちなど最初の数分で吹き飛ばされました!

コメディ要素の強い本作ですが、元職場の同僚だけでなく家族にすら落ちこぼれ扱いのマリオとルイージのとても強い兄弟愛に惹かれ、色々な冒険を経て全員に認められるようになる様は感動します。

またマリオ好きならではニヤリとしてしまう要素も盛り沢山。
ゲーム内のBGMを色々なところで使っているのはもちろん、ゲームの有名なキャラクターも沢山登場します。
個人的にはドンキーコングが出てきてくれたところもうれしく、ディディーコングやディクシーコングがちらっと出てくるのも最高でした。

CGもものすごく綺麗で、ドンキーコングとマリオが闘うシーンやマリオカートなどのアクションシーンも非常に魅力的でした。
クッパとの決着、ピーチが戦いで活躍するシーンなど見どころが沢山ある『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』。今回の終わり方ではエンドロール後に次に繋がるような重要っぽいシーンが流れたので、ぜひとも次回作にも期待したいです。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
6

ゲームの世界そのまま!

公開後1か月くらいしてから子どもと一緒に見に行きました。あのマリオのゲームの世界がまさか映画になるとは思わなくて、息子とすごく楽しみにしていた作品でした。漫画やアニメなど映画化されると世界観が少し変わってしまうのであまり期待はしていなかったのですが、せっかく見に行くのだからと4DXで見ました。
映像がすごくカラフルでとてもかわいくてゲームの世界そのもの。マリオカートのシーンも自分自身がカートに乗っている気分でとても臨場感があり、再現力も高くてドキドキワクワクが止まらなかったです。キャラクターもほとんど違和感なく再現されていて期待を裏切らない面白さがありました。
ピーチ姫のキャラクターだけがイメージと違って勇ましかったですが、女性も社会的に意見できるようになって、勇ましい女性も多い時代背景とあっている気がしました。

どのシーンもカラフルで立体的で、昔からマリオになじみのある大人にとっても今回初めて見る子供にとっても、老若男女問わず誰が見ても楽しめる映画だなぁと思いました。映画の最後には続編をにおわせる様な特別映像があり、次はきっとあのキャラクターがメインなんだろうなという期待もあります。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
10

完成度の高さに驚き「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

あらかじめ、映画の評判を聞いてから見に行ったのですが、予想を上回るほど面白い映画でした。

まず、マリオとルイージの2人が配管工の仕事をしているという設定になんの違和感もなく、ゲーム内でも「なんかそんなことしてなかった?」と思うくらいでした。

ルイージが土管に吸い込まれていき、マリオも後を追って土管の中に入ります。
土管の中で離れ離れになってしまい、マリオはキノコ王国へ。
ルイージはというと、クッパに捕まってしまいます。

キノコ王国にはキノピオやピーチ姫がいましたが、2人ともとても勇敢で思わず笑ってしまいました。ピーチ姫がこんなにかっこ良くなっているとはびっくりです。

クッパが攻めてきても戦えるようにと、ピーチ姫はジャングル王国に共闘を申し出ます。
そこで出会うのがドンキーコングです。

そのあとマリオとドンキーコングが協力して闘うのですが、子供のころよくゲームで見ていた光景だったので、思わず感動して涙が出ました。
まさかこの映画で泣くとは思っていませんでしたが、ゲーム内の動きが忠実に再現されていて、完成度の高さにジーンときました。

任天堂ファンにはもちろん、マリオをまだやったことのない方でも楽しめる映画だと思いました。ルイージの勇気もぜひ見てもらいたいです。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
9

大人も楽しめる!まるでアトラクションのような映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

スーパーマリオブラザーズ。誰しもが皆、一度は彼らを目にしたことはあるのではないだろうか。成長するにつれ、大人になるにつれ、マリオから離れてしまったあなたへ。是非観ていただきたい映画がある。「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」だ。マリオに映画になるストーリーなどあったのか?そんな疑問は必要ない。この映画は、あなた自身をも、マリオの世界に飛び込ませてくれる。いまゲームを楽しんでいるあなたも、久しくマリオのゲームを遊んでいないあなたも、遊んでいた感覚が蘇る。スーパーマリオ、マリオカート...マリオが誕生して40年、その40年間を約1時間半で駆け巡るような映画である。
劇場で楽しむ際、「3Dあるいは4D」で観ることをオススメする。もちろん、2Dでも大いに楽しめる。しかし、アトラクションのようなスリルを楽しみたい方は是非3D、4Dで鑑賞していただきたい。
お気に入りだったキャラクター、強かったキャラクター、好きだったコース、苦手だったコース。どれが出るかはお楽しみだ。記憶を辿りながら楽しめる。いつまでも、心の中にマリオがいたことに気付かされる。是非劇場へ足を運んで、もう一度マリオと共に冒険しよう。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー / The Super Mario Bros. Movie
10

任天堂の思いが込められた、CGがとてもきれいなマリオの本心が描かれた映画

「どうしても見に行きたい」と、アニメが大好きな主人に便乗して見に行ってきました。
マリオのファミコンが流行っていた、私がまだ小学生だった小さかった頃を思い出しながら、ゲーム『スーパーマリオ』シリーズの映画を見ていました。
日本語の吹替版を見ましたが、双子のマリオとルイージは、どう見えても双子には見えませんでした。役名を書いてくれたら、もっとわかりやすかったでしょう。

最初から最後までゆっくり飽きずに見られたうえ、アトラクションのような映画は子どもが見ていても楽しく、クッパやピーチ姫もとてもかわいかったです。シュール過ぎて面白かったクッパの歌は、思わずにやけてしまいました。もっと聞きたかったです。

すぐ諦めてしまう私と異なり、何度失敗してもボコボコにされても諦めず、挑戦する姿にとても感動しました。マリオを見習い、すぐ諦めてしまうことから卒業して私も「頑張っていきたい」と強く思いました。

映画スタッフがかなり試行錯誤したことが感じられるほどCGがとてもきれいなうえ、マリオの本心もしっかり描かれていた、任天堂の思いが込められた作品でした。とても面白かった映画を、ぜひもう1度見に行きたいものです。