面白いゲーム映画
登場するキャラクターは、ほとんどすべてマリオ関連作品のキャラクターで占められています。よくこんなにうまくまとまっているなぁと思います。
マリオの長い歴史が、その世界観をより立体的に、より広く深くしていったのでしょう。
本作を見て、「なんだマリオって、亀とキノコとゴリラと土管工の話だったのか」と、見落としていた事実に気が付き、目からウロコでした。
マリオのステージもTBS系列の『SASUKE』のような、トレーニングステージになっています。
ドンキーとの対決や水中を泳ぐ描写、マリオカートでの移動等、様々なマリオの描写がそこここに散りばめられています。もちろん、マリオの変身もです。個性が生かされています。
『ポケモン』もそうですが、他のマリオ以外のキャラクター・作品も映画になってもおかしくなさそうですね。
とにかく映画やアニメは原作をほとんどやり尽くしている感があると思いますので、いっそのこと、ゲームから持ってくるというのも面白そうです。
カプコンの『バイオハザード』等は好例ですよね。
しかし、映像化の失敗により、ブランド価値が下がらないようにすることに気をつけなくはならないかもしれません。
いずれにせよ、アニメ・映画産業を縮小させないために、面白いコンテンツを探し続ける必要はあるのでしょう。
逆に、映像作品が面白いから、好きになったという、ブランド価値向上に使うという手もありですよね。相当なチャレンジになりそうですが。つまり、「いくらテコ入れしても駄目」にならないように気をつける必要はあります。