美味しんぼ

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『美味しんぼ』とは原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる日本の漫画。『ビッグコミックスピリッツ』にて1983年より連載され、累計発行部数は1億3500万部を突破している。東西新聞文化部の記者、山岡士郎と栗田ゆう子が企画する「究極のメニュー」に対し、ライバル紙の帝都新聞が海原雄山の監修により「至高のメニュー」を立ち上げ、海原と山岡の間で料理を通じた親子対決が繰り広げられる。アニメ、ドラマ、映画など様々なメディア展開が行われ、グルメ漫画や日本のグルメブームの活性化に寄与した。

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アニメ・漫画に出てくる、見ているだけでよだれが出てくる美味しそうな食べ物たち

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アニメ・漫画で度々登場するのが、食べ物のシーン。しかし食べ物は現実、色のグラデーションや光の吸収率や反射率などがまちまちで、絵として表現するのは至難の技なのです。けれども、そんな中でもその独特な食べ物たちを極めて美味しそうに書いたアニメや漫画があるのです。今回はそんなシーンにこだわって、たくさんの美味しそうな食べ物をまとめてみました。

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美味しんぼのレビュー・評価・感想

美味しんぼ
9

グルメ漫画の金字塔です

この美味しんぼという漫画は、グルメブームの火付け役ですね。この漫画が連載され始めたころは、ちょうどバブル経済の真っただ中だったので、若い人でも高級レストランに行く余裕が出てきたころ合いでした。漫画やアニメの媒体として、グルメという言葉が市民権を得やすい状況だったと思います。ですが、このアニメの魅力はその職に対する専門性だけではなく、登場人物の魅力にもあると思います。陶芸家で美食倶楽部の越智主である海原雄山の、傲慢で人を人とも思わないという人柄が、現実に目の前にいたら関わり合いになりたくはありませんが、漫画としてみる分には面白いですよね。まじめな性格の栗原ゆう子とは対照的な、ぐうたら社員の山岡士郎と、実の父親である海原雄山との対立が面白いですね。栗原ゆう子と山岡士郎の結婚までで連載を終わらせるつもりだったと、漫画のあとがきで書いてありましたが、これほどファンが増えると、連載を終わらせるわけにはいかないのだろうと思います。この漫画に出てくる究極のメニューと至高のメニューをぜひ食べてみたいですが、誰かがお金を出して私のために調理してくれないと、私の料理の腕では無理なように思います。

美味しんぼ
7

人間模様を描いた本格的グルメアニメ

1988年から1992年まで放送されていた長寿グルメアニメ。新聞社に勤めるぐうたら社員山岡史郎と新人栗田ゆう子の二人が会社の企画である「究極のメニュー」を担当することになる。この二人が究極のメニューを作っていく中で様々な人々と出会い、人々が抱えている問題を解決していくという、人間模様を描いた本格的グルメアニメである。

非常に人気のアニメで「このまったりとした舌ざわり…。」「少しもくどくないのにそれでいて…。」といった料理の味を表現するときの名台詞が一時期流行したほどだった。

アニメでは栗田さんのライバルが登場し、二人が山岡史郎を取り合うところまでは描かれているがその後途中で打ち切られてしまい、私が一番面白いと思っているお話、山岡氏と栗田氏が結婚する過程以降が見られなくなってしまったのが非常に残念である。

作者の雁屋哲は徹底的に取材する方のようで、料理や食材に関して専門的な知識が豊富に盛り込まれている。それを知るだけでも非常に面白い。社会的な問題にも踏み込んだ作品が数多く存在し、今では欠番となってしまったためにネットでも見られない幻の回がある。全話制覇したい方は漫画版をお勧めする。

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