マトリックス / The Matrix

マトリックス / The Matrix

『マトリックス』とは1999年に公開されたSFアクション映画。『マトリックス』シリーズの第1作目。近未来、人類が機械に支配された世界で主人公ネオが反乱軍の仲間となり世界を取り戻す物語。その革新的な映像表現やスタイリッシュなアクションでそれまでの映画史やその後のあらゆる映画作品に多大な影響を与えたSF映画の金字塔。

マトリックス / The Matrixのレビュー・評価・感想

マトリックス / The Matrix
10

革新的な映像表現で織りなされるサイエンスフィクション作品

1999年に公開された作品である「マトリックス」はその革新的な映像表現でそれまでの映画史やその後のあらゆる映画作品に多大な影響を与えた作品。
特に特定のキャラクターの超人的な動きをしっかり知覚させる表現「バレットタイム」と呼ばれる視覚効果は見ている人を驚愕させたに違いない。
「マトリックス」は革新的な映像表現だけでなく、ストーリー・人間関係ともに非常に理解しやすく描かれています。主人公ネオの肉体的・精神的な成長はもちろん、ネオを含めた仲間同士の人間関係、ヒロインとのラブストーリーなども描かれており、それらも一貫して視聴者に理解しやすく、飽きさせない内容となっている。

キアヌ・リーブス演じる主人公トーマス・アンダーソンは大手ソフトウェア会社に勤めているプログラマーであるが、彼には天才ハッカー通称「ネオ」というもうひとつの顔があった。
ある日、そんな彼のパソコンに謎の人物から「起きろ、ネオ」「白ウサギについていけ」というメッセージが届き、謎の美女トリニティと出会う事から物語が始まる。

続編である「マトリックス リローデッド」もより洗練された作品になっている。ぜひそちらも鑑賞してみてほしい。

マトリックス / The Matrix
9

私が見るべきと感じる作品を書いてみたよー

キアヌ・リーヴス主演の『マトリックス』。主人公であるトーマス・A・アンダーソンはコンピュータープログラマーとして働いていました。しかし彼には天才ハッカー「ネオ」としての裏の顔があるのです。そんなある日、彼のもとに「起きろ、ネオ、マトリックスが見ている」というメッセージが届きました。その後、モーフィアスという男性と出会って自分がいるのは仮想世界だということを知るのです。モーフィアスたちによって現実社会に連れ出してもらい、彼らが世界をAIから解放するために戦っていることを知ります。
そして、仮想世界から人間を解放するため、そこを守るエージェントスーツを着た人たちとの戦いに身を投じていく、というのが簡単なあらすじです。
公開当初、キアヌ・リーヴスが銃弾の球をよける際の動きが、プロフィギュアスケーターの荒川静香の代名詞・イナバウアーが高速を担ったような動きだと話題になりました。
CMで予告編が流れても最初はどんな映画なのかわかりづらく、見てみたいと興味がわいたのです。従来のCGにはない、ワイヤーアクションなど特殊な撮影方法で「映像革命」といわれていた記憶があります。
また2作目の中盤あたりの撮影で狭い敷地に高速道路を作ってしまったり、キアヌ・リーヴスの出演料がスタッフに還元されたといったトリビアも話題になりました。
BGMも独特なコンピューター音楽ぽっさはある中でストーリーを邪魔するものではないし、逆に映画の世界観に引き込まれやすくなるものだと思います。

マトリックス / The Matrix
7

すごくかっこいい作品。

キアヌ・リーブスがすごくかっこいいです。今私たちが生きている世界は、本当の世界ではなくて、機械が見せている偽の世界なのだという話で今思うとよくある話なのですが、圧倒的に映像がかっこよくて、なんかしぶくて好きな作品です。私がもし、この世界にいたとして、真実を知りたいかなと思うと知りたくない気もします。それを知る瞬間もなかなかおしゃれでしたね。知りたいなら、こっちの薬を飲めみたいな…。
現実の世界の感じはちょっと昔ちっくで、機械が発達した世界にしてはおかしいなって気もしますが、あの時代の最先端のイメージってあんな感じだったのかもしれません。今考えるともっとこうシンプルに、一つの機械、ワイヤレスになっていくと思いますが。当時はあの配線だらけの船?がカッコよく見えました。乗組員もいろんなタイプがいて楽しかったです。あと、空手かな、なんか日本の武闘の習得みたいな場面もあって、それも好きでした。信じればすべてが現実になる世界で、戦うキアヌはかっこよかったです。エビぞりよけは映画史に残る名場面ですね。また、いろんな作品に影響も与えた作品だなと思います。アイランドの人間工場みたいなのとか、これに似ているなと思いました。

マトリックス / The Matrix
10

SFアクションに革命を起こした必見の作品

言わずと知れた、99年の特大SFヒット映画であり、ブームを巻き起こしました。

何気なく生活している私達の日常はすべて仮想現実であり、本当はロボットへとエネルギーを供給する乾電池にされて眠っているーーというストーリーもさることながら、その映像世界が世界に衝撃を与えます。

監督のウォシャウスキー兄弟の美的感覚は他の追随を許さず、エッジの効いた画面で観客を釘づけに。
また、衣装からセットに至るまで、統一されたトーンのサイバーパンクな世界観と、カンフーを取り入れたワイヤーアクションが、オリジナリティのある特色を強めていました。

このような抜きん出た演出は、監督二人のオタク趣味が成し得たものと思われます。
興味のあること、好きなことを気がすむまで追求してしまうオタク性が、この作品を熱量の高いものにしているのではないでしょうか。

演じた俳優達のアクションも素晴らしく、撮影前に現場のオーストラリアで訓練を積んでいます。
主演のキアヌ・リーブスはもちろんのこと、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モスらのスタイリッシュな演技は、クールなSFの世界を表現するのにおいて、完璧なものとなっていました。

この映画によって、それ以降のSF、アクション映画の流れは変わり、革命を起こしたと言われている金字塔的作品です。

マトリックス / The Matrix
10

新しい時代を作った作品

監督:ウォシャウスキー姉妹
主演:キアヌ・リーブス
ジャンル:SFアクション映画
・ストーリー概要
ソフト会社に務めるネオ(キアヌ・リーブス)は、トリニティ(キャリー=アン・モス)と名乗る謎の女性に導かれて、モーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)を紹介され、「本当の君は、囚われている奴隷だ。本当の目覚めを経験して、真実を知りたいか?」と問われる。その後、世界の真実を知ったネオの活躍が描かれていく。真実の世界で語り継がれている、人類の救世主を求めて。
・革新的な撮影技術と東洋的なアクション
「ワイヤーアクション」と「バレットタイム」(バレットタイムとは、カメラをたくさん並べて連続撮影し、映像アングルを高速で移動させる技術)を併用した撮影技術が取り入れらていて、革新的な映像表現が観られます。「驚異の映像革命」と呼ばれている作品です。
作品冒頭のトリニティと警察官との戦闘シーンで、まず観られます。トリニティがジャンプして、静止したままの状態で、カメラアングルが横に旋回します。また、監督が日本アニメや香港映画の影響を強く受けており、格闘シーンが東洋的アクションです。
・作品構成
基本の三幕構成(日常→非日常→新しい日常)で完結してます。非常に楽しみやすい作品です。

マトリックス / The Matrix
10

これは映画の革命だ!

SF映画であり、アクション映画でもある本作は1999年に大ヒットしたアメリカ映画です。
この映画の見どころはとにかくド派手な格闘シーンです!
過去のアメリカ映画にはなかった、カンフーを使ったワイヤーアクションシーンが非常に斬新で、まるで空を飛んでいるかのようなジャンプキック、弾丸を避けるハイスピードな動き、あり得ないパワフルなパンチなどが盛り沢山!!観ていて気持ち良いです!さらにはVFX(視覚効果)と呼ばれる特殊な映像技術により、普通のカメラでは撮れない特殊な動きを表現した映像の作成にも成功しており、見る者の目を離しません。
本作の公開当時、著名人からは「これは映画の革命だ!」とのコメントが相次ぎ、話題となっていたようです。よく見るド派手なアクション映画の元祖はこの映画なのではないでしょうか!
また俳優陣がカッコいいんです!かの有名なキアヌ・リーヴスがサングラスをしてガンアクションをするシーンがとてもクールで、ヒロイン演じるキャリー=アン・モスも美しく、かつカッコよく、一目惚れしちゃいます…!
しかし、あくまでもこれはSF映画です。我々が思いもよらない真実が、冒頭からあなたを待っています。この世界には一体どんな秘密が隠されているのか…。是非ご覧ください!

マトリックス / The Matrix
8

マトリックスの感想

この映画は実際の空間と仮想(バーチャル)の空間を行き来するところがポイントです。
バーチャルの世界には肉体は行かないけれども、バーチャルの世界で怪我をすれば実際の肉体にも影響があります。
主人公たちに敵対している側もまた、バーチャルの世界にも存在して、そこでも対決を展開します。
この2つの世界には過去未来があり、さらに作中の現実世界の設定は現代よりもはるか未来の時代となっています。この複雑な世界設定が、面白いという評価と面白くないという評価に分かれてしまう要因だと思います。
しかし頭をフル回転させて映画を観ることが好きな方や、そもそも映画とはのんびり観るものじゃないという考えの方には合っている作品だと思います。ざっくり言えばコンピューターと人間の戦いをこのような方法で表現しているのかも知れません。
そうなると、現代版のターミネーターとも言えるかもしれません。しかしターミネーターとは違って、もっとソフトウェア的な要素が入っています。時間軸の移動ではなく、バーチャルな空間への移動であることや、敵が金属的な物体でありながら、仮想現実として人間的なバトルアクションをすることなど、より現代にあった設定といえます。
頭脳をフル回転させて展開について行くことで、充実した時間を過ごせる映画です。