トモダチゲーム

トモダチゲーム

『トモダチゲーム』は、『別冊少年マガジン』(講談社)で連載された原作・山口ミコト、漫画・佐藤友生の頭脳ゲーム漫画およびそれを原作としたドラマ、映画である。幼い頃から「金より友達」と教えられてきた高校生の片桐友一は、借金返済のために仲の良い友人4人と「トモダチゲーム」に挑戦する。「友達を疑わないこと」で簡単にクリアできるはずだったが、悪質なルールや仲間の裏切りに翻弄され、あっけなく友一達の友情は崩れ去るのだった。究極の心理戦の果てに友一達はゲームをクリアできるだろうのか。

トモダチゲームのレビュー・評価・感想

トモダチゲーム
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トモダチゲーム

『マガポケ』で無料でお試しで読んでいましたが、あっという間に全巻揃えるほどおもしろくてハマってしまいました。

主人公が最高にいいですね。トモダチと協力、裏切りと人間の本質、本音が出ていて大人になってから読んだからこそはまったのかもしれません。
まずは1~3巻まで読んでみてください。それで面白さが伝わってくるんじゃないでしょうか。本当に信頼しているトモダチは世の中なかなかいないものだなって改めて思いました。

主人公は過去のことが公開されていない謎があるキャラです。そこもおもしろいポイントかなって個人的に思います。
主人公のイかれたゲームの攻略法、圧倒的な存在感がすごいです。

主人公とは真逆のトモダチの1人のヒロインも、なかなか訳ありな感じがします。これからも楽しみな展開がまだまだありそうな感じです。まずは無料マンガなどで読んでみてください。推理好きや、展開を考える人はハマると思います。

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友達とお金をかけた壮絶な騙し合い

トモダチゲームとは、山口ミコトが原作の、お金をかけた状態で友達を信じられるかを問われる心理ゲームの話です。
主人公の片桐友一は、お金より友達が大切だと母親から教わり、それを信条に友達と学園生活を過ごしてきました。しかし、ある日「トモダチゲーム」に友達と共に巻き込まれてしまいます。
どのゲームも友達を信用していれば全員が賞金を獲得できるゲームばかり。ところが、ゲーム参加は強制ではなく友達の中に参加を希望した人物がおり、ゲームはその裏切り者によって荒らされお互いに疑心暗鬼に陥ってしまいます。

この漫画の見どころは、なんと言っても「ゲーム内でどれだけの人間を操ることができるか」、そして「真の裏切り者は誰でゲームの目的はなんなのか?」という点です。
主人公の片桐友一は上記で述べた通り、お金より友達を大切にしているごく普通の高校生…かと思いきや、ゲームが進んでいくにつれて人を操る天才だということが分かります。それは、彼の過去にも関係しているようです。
時に冷酷で友達やプレイヤーを脅したり、かと思ったら救いの手を差し伸べたりと、友一から心理学やマインドコントロールを学ぶことができます。
また、最後に圧倒的に不利な状態から勝っていく大どんでん返しは爽快です。

真の裏切り者は誰なのか、そして友一の過去とゲームがどう関わっているのか、目が離せずハマる人が続出すること間違いなしです。

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おすすめアニメ トモダチゲーム

2022年に放送されたアニメ『トモダチゲーム』は、サスペンス系が好きな人にお勧めしたいアニメの一つです。
主人公は男子高校生。普通に学校生活を送っていたある日、突然仲良し5人組でとあるゲームに参加させられます。
そのゲームと言うのが、「借金返済ゲーム」。
ゲーム開始時に全員多額の借金を背負わされますが、友達同士疑いなどなく普通にゲームをしていけばゲームをクリアでき尚且つ借金も返済できるというルールです。
ただ、このゲームの主催者側の意図で友達を疑わざるを得ない問題の作りになっており、ゲーム自体はクリアしていくものの、やればやるほど友達への疑心暗鬼が生まれます。
何故このゲームに参加させられたか、誰がこのゲームに申し込んだのか、このゲームの先に何が待っているのか。
それらが主人公の鋭い考察で明らかになっていきますが、それと同時に仲良し5人組だったチームはどんどん崩壊してしまうのです。
ゲームはクリアできるが友達との仲が悪くなっていく、借金も減ったり増えたりを繰り返し、誰かが裏切れば誰かの借金が増える。
自分も誰かを裏切れば借金が減って他の誰かに押し付けられる。
そんなやり取りで本当の友達とは何か、一度壊れてしまった友情は元に戻るのか。
このゲームをすべて終わらせ借金を返済できるのか。
アニメを見ながらでも色々考察できる部分があるので、自分でも考察しつつストーリーも楽しめる作品になっています。

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無償の愛情はあっても無償の友情は存在しない

第2ゲーム「陰口スゴロク」によって、メンバーのさまざまな秘密が暴露されてしまいます。陰口を書いたのは誰なのか疑心暗鬼は広まり、これにより友人の仲が崩壊しそうになっています。また、それだけでなく女子メンバーの沢良宜と心木は2人とも主人公が好きで、その女子メンバーの一人である沢良宜を主人公以外の男子2人が好きということも、さらに歯車を乱す要因になっています。
ここで印象的だったのは、運営側の1人が「無償の愛情はあっても、無償の友情は存在しないのよ」と言ったセリフです。たしかに、その通りだと考えさせる言葉でした。
そして、今回の最大の暴露と思われるのは「心木は中学時代に援助交際をしていた」というものです。大人しそうなキャラクターだからこそ、私も驚きましたし、このような暴露は異性、特に好きな異性に知られることは苦痛でしかありません。バレたあとの心木の動揺ぶりも理解できます。しかも、この事実を話したことがあるのは沢良宜だけ。そのことで、裏切り者が沢良宜ではないかということが表面的になります。しかし、これはミスリードだということが後半で分かります。
このアニメの面白さは裏切り者と思った人物が実際は違ったりすること、物語が進むにつれて、視聴者も誰が裏切り者なのか分からなくなっていくことにあると思います。視聴者自身もゲームの展開に巻き込まれてしまうのです。そして、物語の中にちりばめられた伏線に対して、いろいろ考察していくのも楽しい作品だなと改めて思いました。主人公が闇を抱えているのも垣間見られるので、その点も気になるところです。アニメが進むにつれ面白くなってきて、人気も上がってきているので、ますます展開から目が離せません。

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友情かお金か

トモダチゲーム、その名の通り友達と参加するゲームを描いた物語です。
友達の中の誰かが借金を抱えゲームに参加するところから物語は始まります。
主人公は新聞配達のアルバイトをしながら高校に通う苦学生です。
お金はなくても大切な友達に囲まれて学校生活を送っていたところ、ある日突然ゲームへ参加することとなりますが、友達5人の友情があれば難なくクリアできるとみんな信じてゲームへ進むことになります。
内容はとっても簡単なものですぐにクリアするかと思われました。
しかし、思うような結果にならず友達の間に不穏な空気が流れみんな疑心暗鬼になってしまいます。
主人公の機転で何とかゲームはクリアしたものの、まだゲームは続くとのこと。
友情にヒビが入ったまま次へと進むことに。
そこで待ち受けていたのは友達の陰口を暴露するゲーム。
みんな陰口を言わなければ仲良くクリアできる、そんな期待もつかの間、すぐに誰かが裏切ってしまいます。
完全に友情が崩壊した中、裏切り者を探すことに。
当然すぐには見つかりません。
ゲームはどんどん進んでいき、友達のうち1人が犠牲になりかけたとき、またもや主人公により裏切り者が判明。
主人公と裏切り者の2人でゲームをクリア、次のゲームに進むことになります。
しかしこの裏切り者はゲームの運営に復讐するために友達を巻き込んだのでした。
次のゲームには敵チームが参戦。
サバイバルバトル形式へと発展していきます。
命の危険もある極限状態の中、裏切り者は主人公に信頼してもらうため戦い抜きます。
裏切りや先が読めない展開にドキドキさせられ、次のお話が読みたくなる作品です。

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友人との信頼関係を試す、恐怖の心理ゲーム

『トモダチゲーム』の最大の魅力は、最後に状況をひっくり返してしまう主人公・片切友一の高度な心理戦。
一見気弱そうな見た目の友一が、トモダチゲームに参加することによって狂気に満ちた表情をしていくのが怖くもあり面白いところです。
「友情を試す・壊す」という少しハードな内容のため好き嫌いの分かれる作品ではありますが、各キャラクターの背負う過去や秘密によって少しずつ人間関係にひびが入っていく様子がリアルに描かれていてとても引き込まれてしまいます。
目的のわからないゲームの攻略法を探しながらクリアを目指していくので、視聴者側も多くの謎を考察する楽しさがあります。
ゲームが進むごとに心理戦も高度になっていき、全く先の見えない展開がもどかしくも楽しいので結末が気になります。
ドラマ化・アニメ化もされるくらい人気ですが、実写で観るのが少し怖い人はアニメで観るのがオススメです。
マンガではわからなかったマナブくんの声が、見た目によってさまざまに変化しているところはアニメならではの魅力ではないでしょうか。
ゲームが進むごとに増えていく参加者たちもそれぞれ事情を抱えていて、駆け引きが楽しめます。
子供だけでなく大人もハマってしまうような、追い込まれた人間の本性を描く本格サスペンスマンガなので、ぜひ読んでみてください!

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友情か金か、頭を使って読む漫画

次はどうなるのか、いったい誰が味方で誰が裏切り者なのか、ワクワクしながら一気に最新刊まで読み進めてしまった漫画。

この漫画は、主人公の高校生・片桐友一とその友達が、友情を試されるトモダチゲームに巻き込まれて、友情か金か究極の選択を迫られる中で、騙し、騙されあいながらゲームをクリアしていく物語である。

この漫画の一番面白いところは、登場人物のキャラの濃さだと思う。主人公を含め、その友達も皆、何らかの過去や秘密を抱えている。また、トモダチゲームに参加する様々なキャラがいるが、どのキャラにもバックボーンがあり、それがゲームにも深く関わっていたりするところが面白い。
また、漫画の中でいくつかゲームを行っていくが、実際に主人公や他の登場人物の視点に立って漫画を読んでいくので、漫画のキャラと同じように頭を使って勝つための方法を考えたり、思わず「そうだったのか!」と騙されてしまうような気持ちにもなったりした。中には、ごり押しで勝負に勝ってしまう場面もあり、少し残念ではあったが、次はどうなるんだとドキドキしながら楽しんで読むことができた。

敵味方が入り乱れ、今後主人公やその友達はどうなるのか続きが気になる、楽しみな作品である。

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主人公なのに信じていいのかわからない…というというドキドキ感を味わえます。

主人公の片切友一。アルバイトも頑張っているし、友達にも恵まれている。読み始めた頃の彼の印象は努力家なごく普通の高校生という印象でした。彼がトモダチゲームに参加させられるまでは。
第1巻の最初のゲームから、主人公は頭の切れの良さがわかり、只者じゃないなというのが伝わってきます。ゲームを次々に進んでいくうちに、あれ…?と主人公の友一に対する読者からの印象が変わってきます。最初はしっかりしていて安心感のある主人公でしたが、ゲームが進んでいくにつれ、主人公は本当に信頼していいのか?本当に負けそうになっているのではないか?と読んでいて心配になってきます。この漫画に登場する他の登場人物も、友一に対して不信感を抱く場面が多々ありますが、その気持ちが十分に伝わってきます。それぞれのゲームの最後に主人公が影で動いていた内容が明らかになるのですが、そういうことだったのか…!といつも驚かされます。
この漫画は、あらゆる場面に伏線やヒントが隠されており、種明かしされた時にもう一度読み返したくなる、そんな漫画です。途中で主人公のことが信用できなくなるところもとても面白いです。登場人物の誰が仮面をかぶっている裏切り者なのかも予想しながら楽しめる作品です。頭脳戦の内容が好きな方におすすめします!

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友情と金、どっちをとるか

とても面白いです。高校生の主人公達仲良しグループが非現実的なゲームに参加することになるところから始まります。心理戦になるので読み進めていくほど、先がどうなるのか気になる作品です。友達を信じたい気持ちと、疑わなきゃいけない状況が交差する情景が見ていてその世界観に引き込まれていきます。
デスゲーム系の漫画かと思いきや、死人はほとんど出ないので流血シーンはあってもグロシーンはないです。人間の黒い部分をとても上手く表現されていて、友情をとるか、金をとるかで天秤にかけられた時、初めて人の本性が垣間見える瞬間だと感じさせられました。
優しそうだった主人公が徐々に本性を表す様子も見ていてドキドキします。それでも友達を守ろうとする姿はかっこよくて、一つのゲームが終わるたびに驚かされます。ゲームが進んでいくにつれて内容も過激になっていくため、誰を信じたらいいのか、誰を切り捨てたらいいのか読みながら推理するのですが、毎回どんでん返しで「そうきたか!」と思わされます。キャラの個性もそれぞれたっていて、絵も綺麗なのでとても読みやすいです。
主人公の過去や、何のために誰が考えたゲームなのか、今後の展開に期待します。実写映画化していますが、是非漫画で読んでいただきたい作品です。

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究極の心理戦

この漫画は主人公である高校生が、クラスで修学旅行費が盗まれる事件に巻き込まれる。そしてしばらくたったある日、仲の良いクラスメート5人がさらわれ、友達ゲームというゲームに参加させられる。ゲームはいたってシンプルなのだが、なかなかゲームをクリアすることができない5人。しかし主人公の奇想天外なアイデアにより、第一ステージ、第二ステージと次々にクリアしていく、それにつれて、主人公やその他4人の様々な過去や関係性がどんどん明らかになりお互いがお互いを信用できない状態に陥る。またゲームが進むに連れて、様々なキャラクターとゲームをすることになるのですが、自称天才と名乗るものや、『神の目』を持つものなど、個性的なキャラクターと対戦するのですが、そのキャラクターを主人公がどう攻略するのかにも注目です。様々なゲームを通して友達とは、絆とはなんなのか、また修学旅行費の行方はどうなるのか?ドキドキの心理漫画となっています。これは、この漫画を通して、友達の大切さ、人を信用すること。裏切ったときの代償など、いろいろな感情を学べます。この漫画は考察が好きな方に特におすすめで、先ほど書いたように主人公がどのようにして、相手を欺くのかを考えたりするのがとても楽しいのではないのでしょうか。映画にもなったこの漫画、ぜひ一度手に取って読んでみてはいかがでしょうか?

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お勧めのマンガです

驚きと裏切りの連続で、誰も信用できない疑心暗鬼になるマンガです。作品タイトルにもあるようにさまざまなゲームが行われ、その都度ゲームの攻略を考えたり裏切り者を探したりと、続きがとても気になるマンガです。
主要キャラクターの喜怒哀楽の表情がとても良く、次はどんな表情をするのか気になる展開が続きます。
ドラマ・映画にもなっていて人気マンガです。時間を忘れて一気に読みたくなります。
それぞれの主要キャラクターの過去とのつながりもあり、細かい部分も非常によく作り込まれている作品です。人間の良い部分と悪い部分が見え、「自分だったらどっち側だろう?」と考えさせられる内容でもあります。「トモダチは大事だ」と色々な意味で考えさせられる内容でした。
2014年から連載が始まっている人気マンガです。登場人物全員が、仲間なのか?裏切り者なのか?どんでん返しの連続で、誰も何も信用できません。読んでいるこちらが「え、そうだったの?」と思う内容の連続で、良い意味で毎回裏切られます。単行本も毎回良いところで終わるので、続きが気になり発売日まで待てません。どのような形で完結するのかとても楽しみなマンガです。謎解き、サスペンスが好きな方にお勧めのマンガです。