糸

『糸』とは、2020年に公開された日本の恋愛映画で、中島みゆきの楽曲『糸』にプロデューサーの平野隆が着想を得て制作された。監督は瀬々敬久。平成元年生まれの高橋漣(たかはしれん)と園田葵(そのだあおい)は、美瑛で出会い恋に落ちる。しかし大人たちの都合で引き裂かれ別々の人生を歩む。出会ってから18年経って平成という時代も終わりを迎えるとき、互いを忘れられなかった漣と葵は再び手を取り合うために動き出していた。この物語は、漣と葵、その周辺の人々の軌跡を「平成」という時代にのせて描く作品となっている。

iwamotorisa6664のレビュー・評価・感想

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10

糸の良さ

私が初めて映像を見て涙したのがこの映画でした。糸は菅田将暉さん演じるれんと小松奈々さん演じるあおいがすれ違いながらも最終的に結ばれるお話です。お互い中学生の頃に出会い、子供ながらに惹かれあい、よく二人でいましたが、実はあおいの家庭環境はとても悪かったのです。母の愛人に暴力を振るわれていて、それを助けるためにれんはあおいと逃げるのですが、見つかってしまいそこから離れ離れになってしまいます。そして友人の結婚式で二人は再開します。あおいには彼氏がいました。一方れんも職場の先輩と付き合い始めます。しかし、あおいとれんは二人で行方の分からなくなったあおいの母を探しに行きます。わかったのは母が亡くなったということでした。あおいは一度でいいから抱きしめてほしかったと言って泣きます。それをみてれんが優しくあおいを抱きしめます。ここはとても感動します。その後二人は自分たちの恋人のもとに帰ります。れんは結婚し子供が生まれます。しかし、妻の乳がんが発覚し、亡くなってしまいます。亡くなる前に妻がれんにいった言葉は涙なしでは見られません。一方あおいも彼氏と別れることになります。お互い仕事がうまくいかなかったり失敗が続いたりしながらも、周りの人たちに背中を押され、再び二人は出会います。最後に出会うときの二人の歩んできた回想シーンは忘れられません。一番感動しました。是非いろいろな世代の方に見ていただきたいです。