残穢-住んではいけない部屋-

残穢-住んではいけない部屋-

『残穢-住んではいけない部屋-』とは、小野不由美のホラー小説『残穢』を原作とした、中村義洋監督による映画作品。竹内結子が主人公であるホラー小説作家の私(小松由美子)を演じ、橋本愛がストーリーのきっかけとなる女子大生の久保亜紗美を演じる。ある日、私の元に久保亜紗美から、「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という内容の手紙が届く。そのマンションを調べていく内に、過去の住人が引き起こした数々の事件について暴かれていく。暗闇の底から這い出てくるような不気味な世界観が特徴。

oicabop5のレビュー・評価・感想

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残穢-住んではいけない部屋-
8

住むだけで呪われるなんて、怖い。

お話は、小説家が、読者からの心霊体験を調べるというものなので、話の進み方が、小説ちっくというか、落ち着いていて、見やすいです。とあるマンションから音が聞こえ、でもそこでの自殺はなかったみたいで、なんでだろうとこっちもいろいろ推理しながら見ることができました。そこに住んでいた人が引越し先で自殺していたり、その土地の関係者にも不審死があったり、話がいろいろ繋がっていくのが面白かったです。
その部屋に住んだら、何かの毒?闇?に囚われてしまう、そういう場所があるのかと怖くなりました。別に、そこで何かあったわけじゃなくても、昔々のことでもそんなふうになるなら、もうどこにも住めないって感じです。話を聞いた人全員が変になったのかは定かではないし、相性というか、闇に囚われやすい人がいるということでしょうか。リングみたいになんか解決策があるわけでもないなんて辛いです。
キャストはみんな、はまり役でした。最初に見た時は気がつきませんでしたが、事故物件に住む若者が成田凌でした。またまた変わった青年の役です。やっぱり彼はこういう役が似合うなあと思いました。また、怪奇作家役の佐々木蔵之介さんも。わざとだとは思いますが、目を見開いてて怖かったです。