Goat Simulator(ゴートシミュレーター)のネタバレ解説・考察まとめ
Goat Simulator(ゴートシミュレーター)とは、スウェーデンのゲーム会社・Coffee Stain Studiosによるシミュレーションゲーム。PC・Xbox 360・Xbox One・PS3・PS4でプレイ可能なほか、iOS・Android用のアプリ版も存在する。ヤギを操作して街中を闊歩するゲームだが、奇天烈、滑稽な挙動や意味不明な演出が多く、所謂「バカゲー」の1つとされている。
『Goat Simulator』の概要
Goat Simulator(ゴートシミュレーター)とは、スウェーデンのゲーム会社・Coffee Stain Studiosによるシミュレーションゲーム。PC・Xbox 360・Xbox One・PS3・PS4でプレイ可能なほか、iOS・Android用のアプリ版も配信されている。もとは社内のプログラム練習用のソフトだったが、その様子をYouTubeにアップしたところ、高い再生数をたたき出してしまった他、ゲーム化の要望が多数寄せられてしまったため、2014年4月2日にゲーム販売サイトであるSteamとMagino Driveで配信が開始された。
ゲームはオープンワールド風の空間の中、3人称視点でヤギを操作しながらプレイする方式になっている。表題にシミュレーターと表記されており、ゲームのジャンルもシミュレーションゲームとされているが、ヤギの挙動や生態、習性を忠実にシミュレーションするわけではない。むしろヤギを操作して街や人々を攻撃したり、バグや物理演算を利用してめちゃくちゃな動きをするなどむしろ現実のヤギとは程遠い動きをさせて楽しむことが目的のゲーム。具体的なストーリーやクリア目標などは設定されておらず、ゲームで出来ることはただただ物理的にありえない方向に吹き飛んだり壁にめりこんだりと滑稽な動きを楽しむことだけである。また、先述の通りもともとはプログラム用のテストソフトなため、商用ゲームとしてはゲーム世界が狭いなどの問題がある。これについては、公式サイトから「これは狭くてユルいバカゲーなので『GTA』のヤギ版のような期待をしないで欲しい」(GTAとはグランド・セフト・オートシリーズというクライムアクションをテーマにした、プレイ世界が広いことがウリのオープンワールドゲームのシリーズ)という声明が出ている。これに加えて、先述の通りバグも非常に多いが、ゲームプレイにあたって致命的なもの以外は「バカゲー」の要素を重視してあえて放置されている。
PC版では有志による追加要素であるMOD(Modification)が開発されており、任意で導入して楽しむことが出来る。
また、コラボレーションを含めた個性的なダウンロードコンテンツも数種類配信されている。
『Goat Simulator』のゲームシステム
プレイヤーは三人称視点で普通の外見のヤギを操作し、地名や詳細の特に設定されていない街で自由に行動することが出来る。ヤギの出来るアクションは「歩く・走る・階段や梯子を昇降する」「ジャンプ」「鳴く」動作のほか、「舐める」ことにより舌で対象を引っ張ったり、「頭突き」で対象を攻撃することなどが出来る。また、プレイヤー側の操作として、ゲーム内の時間の流れをスローにしたり、操作キャラクターのヤギをラグドール(動作しないオブジェクト)化することも出来る。また、ヤギは不死身で何をしても死なない。
先述のとおり、ゲームクリアやゲームオーバーになる条件、ストーリーはないが、一応攻撃が連続した場合などに解放される「実績」によるスコア設定がされている。
特徴
先にも述べたように、このゲームではヤギが見せる滑稽な挙動が最大の特徴である。例えば画像のようにありえない姿勢で壁にめりこんだり、物理法則を無視してキャラが位置されていたり、ヤギとしては異常なほど舌が伸びるなどする。またDLCが追加されると街に存在するオブジェクトが増えて、よりシュールな絵面を楽しむことが出来る。
『Goat Simulator』の登場人物・キャラクター
また、このゲームではヤギの代わりにもプレイヤーキャラクターとしてキリンやダチョウ、ペンギン、クジラなどが使える隠し要素が用意されている。
ヤギ
ゲームのメインキャラクター。標準的な能力を持つ。基本的に不死身で、舌が異常に伸びる。ピッチングマシーンやジェットパックなどを装備することも出来る。
キリン
ゲーム内で特定の条件をクリアすると解放される。見た目は完全にキリンだが、ゲーム内では「背の高いヤギ」とされ、扱いはあくまでヤギの一種である。外見の通り首が非常に長い以外は使用感は変わらないが、その長い首が複雑な方向に折れ曲がるなどの挙動が目立つ。
ダチョウ
ゲーム内で特定の条件をクリアすると解放される。見た目は完全にダチョウだが、ゲーム内では「羽毛ヤギ」とされ、扱いはあくまでヤギの一種である。移動スピードとジャンプ力が通常のヤギより高い。