蟻の王(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『蟻の王』とは伊藤龍が2015年6月より『月刊少年チャンピオン』で連載を開始した作品である。主人公の亜久里四郎は喧嘩負けなしの地元で有名な不良である。しかし、彼には日本で最も権威のある財閥の総帥、六道鬼三郎(りくどう きさぶろう)の血が流れていた。六道鬼三郎が亡くなり、その運命に巻き込まれていく中で四郎が成長を重ね、どんな困難にも果敢に立ち向かっていくサバイバル・バトル漫画である。

六道 鬼三郎(りくどう きさぶろう)

亜久里四郎の実の父親。日本で最も権威のある財閥、六道グループ総帥。他界した後、彼の残した莫大な遺産を巡って、物語は動き出す。鬼三郎は、最も有能な動物は「蟻」であるという信条があり、自分はそれを支配する「蟻の王」であると自負していた。

根古 長吉(ねこ ちょうきち)

六道グループで鬼三郎に仕えていた老人。老人ではあるが並外れた戦闘力と経験値を持っており、六道グループの暗殺部隊は彼が指導していた。長吉は鬼三郎を尊敬しており、四郎の中にも通じるものを感じ、次第に惹かれはじめ、行動を共にすることになる。冷静沈着な長吉は、無鉄砲な四郎と最高なコンビとなる。

坂水(さかみず)

亜久里四郎の仲間の少年。四郎が通っていたハンバーガーショップのアルバイト店員で、強くなりたいという思いから四郎に憧れを抱き、仲間となる。元々はいじめが原因で格闘技を習い、不良を嫌っていた。長吉を認めさせるほどの格闘技センスを持っており、四郎の右腕として活躍する。

小鉢(こばち)

亜久里四郎の仲間の少年。四郎が逃げ込んだ公園でテントをはり、好きな子の盗撮をしていた。その盗撮を四郎に見抜かれてしまい、協力を強いられて仲間になる。彼もまたいじめられており、左目を抉られた過去がある。彼は機械系の扱いが得意で、情報収集で四郎のサポートをする。

枕田 総司(まくらだ そうじ)

亜久里四郎の仲間の少年。10代で19人もの殺害をしている殺人鬼。男性だが、美しい見た目と女性の心をもっており、料理などが得意である。かつて四郎に料理の腕を誉められ恋に落ち、そこから自らを四郎の妻と称している。美しい見た目だが、残酷な性格で切り刻んで殺すことが得意。変装も得意なため、暗殺と潜入で四郎をサポートする。

ミハル

亜久里四郎がアジトとして使用する教会の神父の娘。純粋な女の子で、人を疑うことを一切しない。小鉢と同じ高校に通っており、地下アイドルとして活動している。アイドルとしての素質は高く、歌唱力は六道静流をも認めさせるものである。

亜久里 千鶴子(あぐり ちづこ)

亜久里四郎の母親。六道鬼三郎の愛人だった女性で、鬼三郎とは心から愛し合っていた。愛人であるため、鬼三郎とは距離を置いて生活し、貧しい生活を送っていた。龍太郎によって殺害され、その死体は顔が無くなっていた。その死体を見た人物は、天使のようだったと例えた。

六道財閥

六道 龍太郎(りくどう りゅうたろう)

六道鬼三郎の長男。鬼三郎亡き後、総帥の座に着き、鬼三郎を超えるという野心を抱いている。己を極限まで鍛えており、高い戦闘力をもっている。頭も切れるため、謀略にも長けている。

六道 静流(りくどう しずる)

renraku_6a245
renraku_6a245
@renraku_6a245

目次 - Contents