Queen(クイーン)の徹底解説まとめ

英国の伝説的ロックグループ。数々の音楽的記録を打ち立てる。「世界中で最も成功したバンド」の一つと言われている。アルバムとシングルのセールスで世界第5位の3億枚を超え、「世界で最も売れたアーティスト」にも名を連ねている。また、全英チャートに1422週チャートインし続け、「世界で最も英国チャートにランクインし続けたアルバム」として、ギネス認定されている。2001年にロックの殿堂入りをしている。

We Will Rock You

この曲も「News of The World」からのシングルカット。そして、先に取り上げた「We Are The Champion」と同じく、スポーツとの親和性が高く、米国のMLBやNBAなど、試合中にイントロが使われる事が在る。
イントロの非常に特徴的なリズム(”ドン・ドン・チャ”と言うリズム)は、メンバー一人一人が1拍目、2拍目を床を踏み鳴らし、3拍目は手拍子を打ち、4拍目は休止、の4拍子を録音し、幾重にも多重録音したもの。

Bicycle Race

1978年発表のアルバム「Jazz」(全英2位、全米6位)からのシングルカット。
プロモーションビデオに、全裸の女性たちが自転車に乗るシーンが含まれており、問題になった。それもあって、非常にセクシャルなイメージの曲と捉えられがちだが、アメリカの政治を揶揄する内容とも受け止められる、非常にポリティカルな歌詞ともとれる。

Crazy Little Thing Called Love(邦題:愛と言う名の欲望)

アルバム「The Game」より。全米初の1位を獲得したこの曲は当初、アメリカでの版権を持っていたエレクトラ・レコードからリリースを反対されていた。しかし、ラジオ局が輸入盤を使って放送したことで、仕方なくリリースしたと言われている。その後、9週連続No.1ヒットとなる。
この曲を作曲したフレディは、「歌詞はミュンヘン・ヒルトンホテルで入浴中に思いついたんだ。風呂から飛び出して、ギターとピアノに向かって書き上げて、翌日リハーサルで自分がギターを担当したら、みんなから『それ、いいじゃないか』って言われて、この曲が出来上がったんだ」と言っている。

Under Pressure

Queenとデヴィッド・ボウイの共作であるこの曲は、1981年にシングルとしてリリースされ、Queenのアルバム「Hot Space」(1982年)に収録、デヴィッド・ボウイの「レッツ・ダンス」(1983年)にも収録され、「Bohemian Rhapsody」以来の全英1位を記録。
高音パートをフレディが、低音をボウイが担当するこの曲は、当時スイスのレマン湖畔に住んでいたボウイが、モントルーのスタジオで「Hot Space」の収録を行っていたQueenを訪ねたことから出来たセッション。
イメージビデオで冒頭に流れるシーンは、日本の通勤風景が使われている。

Radio Ga Ga

アルバム「The Works」よりシングルカット。全英2位、全米16位。
ロジャー・テイラー作詞作曲によるこの曲の題名は、彼の子供が赤ん坊の頃、ラジオを聞いていてよく「ラジオ、カカ(Radio caca)」と言っていたことが由来。「Ga Ga」とは”熱中する”と言う意味。
歌に何かのメッセージ性を持たせる傾向があるロジャーらしく、この曲も、ラジオが衰退する時期を憂慮して、ラジオの素晴らしさを歌っている。
プロモーションビデオは、フリッツ・ラング監督の有名な「メトロポリタン」からのオマージュである事は、あまりにも有名。

The Show Must Go On

作曲を担当したメイが、既にAIDSに侵されていたフレディには、この曲の高音パートは歌えないだろうと考えていたが、それを聞いたフレディが「ダーリン、僕はこの曲にすべてを捧げるよ」と語ったという逸話は有名。フレディ最後のシングルカット。

Queenのエピソード・逸話

ライブパフォーマンス

カリスマ

QUEENを、そしてフレディ・マーキュリーを語る際に、その卓越したライブパフォーマンスを取り上げる人が多い。あまたのライブで、その観客動員数の記録を塗り替え、語り継がれるパフォーマンスに事欠かないのも、このグループの特徴でもある。その特徴を最も強く色づけているのは、フレディの存在であろう。くの関係者が、フレディには人を魅了する力、天性のライブパフォーマンスの素質があったと言っている。彼のパフォーマンスは観客を虜にし、会場での一体感は直ぐに最高潮に達したと言われている。

衣装

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