Queen(クイーン)の徹底解説まとめ

英国の伝説的ロックグループ。数々の音楽的記録を打ち立てる。「世界中で最も成功したバンド」の一つと言われている。アルバムとシングルのセールスで世界第5位の3億枚を超え、「世界で最も売れたアーティスト」にも名を連ねている。また、全英チャートに1422週チャートインし続け、「世界で最も英国チャートにランクインし続けたアルバム」として、ギネス認定されている。2001年にロックの殿堂入りをしている。

ロジャー・テイラー(Roger Taylor)

1949年7月26日生まれ 担当:ドラムス、ボーカル
幼いころから音楽に接していたが、11歳の時、音楽奨学金を貰い、トルロ大聖堂学校に編入し、聖歌隊として活躍していた。
若いころはギターを演奏していたが、徐々にドラムスに興味を持つようになる。1968年、メイが出したドラマー募集の広告を見て彼と出会い、スマイルを結成。スマイル時代からのオリジナルメンバーの一人でもある。彼がQueen時代に作曲した「Radio Ga Ga」は有名。
「ローリングストーン誌の選ぶ、歴史上最も偉大な100人のドラマー」で74位。

ジョン・ディーコン(John Deacon)

出典: images.uncyc.org

1951年8月19日生まれ 担当:ベース
7歳の時に両親にギターを買ってもらい、音楽に興味を持つ。また、機械や電気にも興味があり、無線装置などで遊んでいたという。後に、ロンドン大学チェルシー・カレッジで、電子工学の学位を取得。電子機械関係の知識があるため、メイや自身が使うアンプやエフェクターなどを改造するなどし、独特のサウンド作りに大きな影響を与える。特に、自作のアンプ「DEAKY AMP」は、メイのギター「レッド・スペシャル」と組み合わせると、七色の音を奏でる事が可能だと言う。
「Best Friends」、「Another One Bites The Dust」などを作曲。メンバー内では、最年少で温厚な人柄であり、メンバー内で度々起こる衝突により訪れた解散危機を、幾度も救ったのはディーコンだったと言われている。
1997年以降表舞台に出る機会が少なくなり、2004年にテイラーが「ジョンは事実上引退している」との発言があり、音楽業界から退いている。

代表アルバム

Sheer Heart Attack

出典: cdn.shopify.com

1. Brighton Rock
2. Killer Queen
3. Tenement Funster
4. Flick of the Wrist
5. Lily of the Valley
6. Now I'm Here
7. In the Lap of the Gods
8. Stone Cold Crazy
9. Dear Friends
10. Misfire
11. Bring Back That Leroy Brown
12. She Makes Me (Stormtrooper in Stilettos)
13. In the Lap of the Gods... Revisited

1974年リリースのこのアルバムは、全英チャート2位と言うビッグヒットをはじめて記録した。全米ビルボード12位だったが、収録曲「Killer Queen」が全米2位と言うヒットで、アメリカでの認知度を高めたアルバムとなった。
ロジャー・テイラーが作曲した、このアルバムと同名曲は、本アルバムには収録されておらず、3年後発表される「News of The World」に収録されている。
タイトル名「Sheer Heart Attack」とは、日本語で「心臓に一突き」と言う意味の隠語である。

A Night At The Opera (邦題:オペラ座の夜)

1. Death on Two Legs (Dedicated to...)
2. Lazing on a Sunday Afternoon
3. I'm in Love with My Car
4. You're My Best Friend
5. 39
6. Sweet Lady
7. Seaside Rendezvous
8. The Prophet's Song
9. Love of My Life
10. Good Company
11. Bohemian Rhapsody
12. God Save the Queen

1975年発表。Queen4枚目のアルバム。初めて全英チャートで1位を記録する。
シングル「Bohemian Rhapsody」は、マルクス兄弟の映画が題材とされていると言われているが、その後Queenの代表曲の一つとして広く知れ渡る事になる。この曲が収録されていることから、未だに多くのファンに愛されるアルバムとなっている。アルバムジャケットのデザインは、フレディ自身が書いたもの。メンバーそれぞれの誕生星座を図柄に使っている。

News of The World(邦題:世界に捧ぐ)

出典: www.suruga-ya.jp

1. We Will Rock You
2. We Are the Champions
3. Sheer Heart Attack
4. All Dead, All Dead
5. Spread Your Wings
6. Fight from the Inside
7. Get Down, Make Love
8. Sleeping on the Sidewalk
9. Who Needs You
10. It's Late
11. My Melancholy Blues

1977年発表。グループ6作目のアルバム。全英4位、全米3位。
パンクロック台頭するこの時期に、あえてシンプルなロック調でまとめられている。シングルリリースされた内の2曲、「We Will Rock You」と「We Are The Champion」は、共にスポーツ関連であまた使われている有名曲。イギリスよりのアメリカで受け入れられ、多くの売り上げを記録した。

The Game

1. Play the Game
2. Dragon Attack
3. Another One Bites the Dust
4. Need Your Loving Tonight
5. Crazy Little Thing Called Love
6. Rock It (Prime Jive)
7. Don't Try Suicide
8. Sail Away Sweet Sister May
9. Coming Soon
10. Save Me

1980年発表。「Crazy Little Thing Called Love」(邦題:愛と言う名の欲望)、「Save Me」、「Another One Bites The Dust」(邦題:地獄へ道連れ)など、有名シングル多数収録。大ヒットしたこのアルバムは、全米売り上げ410万枚と言う。グループのオリジナルアルバムとしてはアメリカでの最大のヒット作となった。

The Works

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