Chuck Berry(チャック・ベリー)の徹底解説まとめ
Rock and Roll (ロック&ロール)ミュージックの創始者の1人と言われている。アメリカ人のロック・ギタリスト、作詞・作曲者。「Maybellene」(1955)でデビュー後、ロック特有のリズムを組み込んだリズム&ブルースで、次々にヒット曲を発表。「Johnny B. Good」(1958)は、ロック黎明期の代表曲として余りにも有名。
演奏スタイル
ギターリフ
シングル「Johnny B. Good」や「Roll Over Beethoven」のイントロで流れるギター・リフは、最も有名なリフの一つとして語り継がれ、多くのミュージシャンに影響を与え続けている。
ダックウォーク
もう一つ有名なのが、”ダックウォーク”なるパフォーマンス。膝と腰を曲げてアヒルの様に歩きながらギターを弾く姿が名前の由来。当時このパフォーマンスに、若者たちは熱狂したという。
たった一人のドサ回り
1970年代になると、彼はマネージャーもエージェントも付けず、一人でライブ活動を行った。愛用のギターを片手にライブ会場まで自分で移動し、地元のバックバンドと共に演奏後、別のライブ会場に向かうと言うスタイルをとるようになる。理由は定かではないが、一説によると、極度の人間不信に陥っていたのではないかと言われている。1981年の初来日コンサート時も、彼は一人で来日した。
犯罪歴
出典: www.pixbear.com
初犯は、彼が高校生だった1944年の拳銃押し込み強盗事件。ミズーリ州カンサスシティで、3件の店に仲間と押し入り、強盗を働いた罪で逮捕。少年院に3年間服役した。
2回目は、1959年、14歳のウェイトレスを売春目的で州を跨いで連れ回したとして逮捕される。裁判で5年の服役と$5,000の罰金を言い渡されている。(服役はその後3年に減刑)
3回目は、1979年に脱税容疑で逮捕、しかし年内に保釈される
映画におけるチャック・ベリー
"Hail! Hail! Rock'N Roll"
60歳の誕生日を記念して行われた、故郷セントルイスのフォックス・シアターで行われたバースデーコンサートを収録したドキュメンタリー。キース・リチャーズ、エリック・クラプトン、ロバート・クレイ、ジュリアン・レノン、エタ・ジェイムスと言ったそうそうたるギタリストが集う華やかなステージと、リハーサルでのチャックと他のアーティストとのやり取りが見もの。特に、リハーサル中のチャックがキースの弾く「Carol」のイントロが気に入らず、何度もダメ出しするが、その時のキースの表情が必見。
"Back to The Future"
25年前にタイムスリップした、マイケル・J・フォックス演じる主人公が「Johnny B. Good」を演奏し、これを電話で聞いたチャック・ベリーがコピーしたのだ、と言う、SFパラドックスと言うオチ。
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目次 - Contents
- バイオグラフィー
- 代表的なアルバム
- After School Session
- Chuck Berry Is on Top
- Chuck Berry's Golden Hits
- ROCK IT
- Chuck Berryの代表曲
- Maybellene
- Roll Over Beethoven
- School Days
- Sweet Little Sixteen
- Johnny B. Good
- Carol
- ロックの創始者の"1人"
- ギター
- 演奏スタイル
- ギターリフ
- ダックウォーク
- たった一人のドサ回り
- 犯罪歴
- 映画におけるチャック・ベリー
- "Hail! Hail! Rock'N Roll"
- "Back to The Future"