Chuck Berry(チャック・ベリー)の徹底解説まとめ
Rock and Roll (ロック&ロール)ミュージックの創始者の1人と言われている。アメリカ人のロック・ギタリスト、作詞・作曲者。「Maybellene」(1955)でデビュー後、ロック特有のリズムを組み込んだリズム&ブルースで、次々にヒット曲を発表。「Johnny B. Good」(1958)は、ロック黎明期の代表曲として余りにも有名。
バイオグラフィー
チャック・ベリー(本名:チャールズ・エドワード・アンダーセン・ベリー)は、1926年10月18日、ミズーリ州セントルイスにて、建築業者で地元パブテスト派教会執事も務める父と、地元公立学校の校長先生だった母の間に、6人兄弟の4番目として生まれる。幼いころから聖歌隊に所属し、高校時代にはバンドでギターを弾くなど、音楽活動を行ってきたが、本格的なデビューは29歳になってから。1955年、”シカゴブルースの父”マディ・ウォーターズに認められ、シングル「Maybellen」(全米5位)を発表。一躍スターダムに上り詰めた。
妻ゼメッタと1948年に結婚。以後生涯の伴侶となる。
チェス、マーキュリー、アトコと3レーベルを渡り歩く。
1944年、1959年、1979年と3度の逮捕歴在り。
1984年、グラミー賞特別功労賞受賞、1986年、第一回「ロックの殿堂」入り。
2017年3月18日、永眠。
代表的なアルバム
1955年のシングル「Maybellen」以降、公式には45枚のシングルをリリース。公式なスタジオアルバムは、享年時にリリースが予定されていた「Chuck」も合わせると、18枚になる。
After School Session
Side One:
1. School Days
2. Deep Feeling
3. Too Much Monkey Business
4. Wee Wee Hours
5. Roly Poly (aka Rolli Polli)
6. No Money Down
Side Two:
1. Brown Eyed Handsome Man
2. Berry Pickin
3. Together (We Will Always Be)
4. Havana Moon
5. Downbound Train
6. Drifting Heart
1957年発表。言わずと知れた、ファーストアルバム。このアルバムは、レオナルドとフィリップのチェス兄弟がプロデュースを担当。収録作業は5回に分けて行われた。第一回が1955年5月21日に行われた際、「Wee Wee Days」と「Maybellene」が同時に録音されている。しかし、シングルとして先行発表されたのが「Maybellene」ではあるが、ファーストアルバムには収録されていない。当時のアルバムの作り方が、現代の方法と違っているところが面白い。
Chuck Berry Is on Top
出典: k44.kn3.net
Side one:
1. Almost Grown
2. Carol
3. Maybellene
4. Sweet Little Rock & Roller
5. Anthony Boy
6. Johnny B. Goode
Side two
1. Little Queenie
2. Jo Jo Gunne
3. Roll Over Beethoven
4. Around and Around
5. Hey Pedro
6. Blues for Hawaiians
1959年発表。Best的なサードアルバム。「Johnny B. Goode」、「Carol」、「Maybellene」など有名曲多数収録。
今は「ロックの創始者」として名高いチャック・ベリーだが、この当時はまだ、"ロックン・ロール"が音楽の一ジャンルとして確立されていたわけではない。その為彼は、ブルース・ミュージシャンとして自信を捉えていた節がある。このアルバムの表紙はタイトルとの掛け合わせで、「パフェ(ブルース界)の頂上に頂くストロベリー(チャック・ベリー)だから=”Chuck Berry Is on Top”」と言う意味も込められているようで、非常に興味深い。
Chuck Berry's Golden Hits
Side one:
1. Sweet Little Sixteen
2. Memphis
3. School Days (Ring Ring Goes the Bell)
4. Maybellene
5. Back in the U.S.A.
Side two:
1. Johnny B. Goode
2. Rock and Roll Music
3. Roll Over Beethoven
4. Thirty Days
5. Carol
6. Club Nitty Gritty
1965年発表。マーキュリー・レーベルに移籍しての初めてのアルバムで、オムニバス的な内容。一曲除いたすべてが、チェス・レコード時代に発表された曲という、殆どベスト的アルバム。唯一、「Club Nitty Gritty」がマーキュリーでの収録。
ROCK IT
1. Move It
2. Oh What a Thrill
3. I Need You Baby
4. If I Were
5. House Lights
6. I Never Thought
7. Havana Moon
8. Wuden't Me
9. California
10. Pass Away
1979年発表。アトコ・レーベル移籍後初のアルバムにして唯一の物。そして、チャック生前に作られた最後のアルバムになる。彼は、35年以上もアルバムを制作せずに過ごす事になった。しかし、彼は決して引退したわけではなく、現役生活を全うする。その証拠に、久々のアルバム「Chuck」を2017年6月にリリースすると、2016年に発表。その矢先の他界。ロックの歴史と共に、全生涯を全うした彼の生き方だった。
Chuck Berryの代表曲
Maybellene
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目次 - Contents
- バイオグラフィー
- 代表的なアルバム
- After School Session
- Chuck Berry Is on Top
- Chuck Berry's Golden Hits
- ROCK IT
- Chuck Berryの代表曲
- Maybellene
- Roll Over Beethoven
- School Days
- Sweet Little Sixteen
- Johnny B. Good
- Carol
- ロックの創始者の"1人"
- ギター
- 演奏スタイル
- ギターリフ
- ダックウォーク
- たった一人のドサ回り
- 犯罪歴
- 映画におけるチャック・ベリー
- "Hail! Hail! Rock'N Roll"
- "Back to The Future"