『ガングレイヴ』とは、2002年に発売されたガンアクションゲーム、およびそれを原作とした2003年放送のテレビアニメ。雪降る夜、母を殺された少女ミカが巨大マフィア・ミレニオンを倒すため、死神グレイヴの元へ辿り着くところから物語が始まる。
アニメはゲーム版の設定を大きく補填した独自展開が特徴で、前半の大半はグレイヴのかつての姿であるブランドンと親友ハリーの絆や、組織での生き様を描く過去編にあてられている。硬派な人間ドラマやスタイリッシュなアクションが話題を呼んだ。
CV:家弓家正
犯罪組織ミレニオンの創始者であり初代ボス。殺し合いが絶えない裏社会において、安寧と調和をもたらすための基盤として組織を興した人物。下っ端の構成員にまで細やかな気配りを忘れない懐の深い人格者であり、多くの部下やファミリーから絶大な忠誠と敬愛を集めていた。ブランドンが組織に入った当初からその才能と人間性を高く評価し、息子のように温かく見守り続けていた。
しかし、ハリーの急激な台頭によって組織の理念が変質していくことに深い危機感を抱くようになる。自らの手でケジメをつけるべくハリーの元へ向かったものの非業の死を遂げ、さらに組織の陰謀によって非人道的な改造実験の道具として利用されてしまうという悲劇的な運命をたどる。
浅葱 マリア(あさぎ マリア)
浅葱マリア
CV:井上喜久子
かつてブランドンと互いに深く愛し合っていた女性。養父が凶弾に倒れたことをきっかけにビッグダディに引き取られ、そのもとで暮らすようになる。ブランドンとは相思相愛の間柄であったが、ブランドン自身やビッグダディの複雑な立場や心情を深く思いやり、自らの恋心に蓋をして身を引く道を選ぶ。
その後、長年孤独に耐えてきたビッグダディと結ばれて娘のミカを授かり、穏やかな日々を送っていた。しかし、組織の抗争の魔手が迫った際に、ミカを逃がすために身代わりとなって命を落とす。彼女の死と遺した想いは、ブランドンとハリー、そしてミカの運命を狂わせるすべての発端となる。
ミレニオン四天王
ベア・ウォーケン
ベア・ウォーケン
CV:大友龍三郎
ハリー・マクドゥエルの義父であり、ミレニオン四天王の一人。ボス・ビッグダディを尊敬していたが、一人娘のシェリーがハリーと結ばれたと知るとハリー側につくと決心する。ビッグダディの死後もミレニオンを守るという意思からハリーの側近として組織に残った。ボス亡き後もその人情に厚い精神は変わらず、最後まで娘シェリーのためを思い行動し、ビヨンド・ザ・グレイヴと決闘することとなる。「オーバーキルズ」と言う精鋭部隊を従え、刀を使った剣術を得意とし、その剣技はグレイヴの銃弾を真正面から斬り落とすほど。日本文化を好み、侘び寂びの精神を大切にしているが、道場の前に鳥居が立っていたりと間違った日本観も覗かせる。自身の道場にてグレイヴを待ち受けるが、変身と同時に道場を跡形も無く消し飛ばした。
バラッド・バード・リー
バラッド・バード・リー
CV:小野坂昌也(ゲーム) / 子安武人(アニメ)
父親が政治家であったため政財界に伝手がある、ミレニオン四天王の一人。生前のブランドンが表の殺し屋なら、彼は裏の殺し屋といったところで、非常に冷酷なサディスト。組織に入ったばかりのハリーと知り合い仲間となる。
殺人術の使い手で、常に目を瞑ったような笑顔を浮かべている。実は別勢力のスパイだったが、ハリーのカリスマ性に魅せられ忠実な部下となり、親友のボブの命を救うため自らスペリオール技術の実験体となった。
ボブの死後は更なる狂気に憑りつかれ、Dr.Tを殺害してミカを拉致し、グレイヴを地下鉄に誘き出す。アニメ版では対スペリオール用特殊弾を喰らって死亡し、ゲームではミカを投げた後に外で対決する。
ボブ・パウンドマックス
ボブ・パウンドマックス
CV:茶風林
ハリーの情報担当専門の部下であり、ミレニオン四天王の一人。独自のネットワークをもっており、彼が知らないことはないといわれている。親友のリーと共にハリーに仕える。好物はフライドチキンであり、普段の食事はもちろん仕事中や会議中でも頬張っている。元は細身の青年であったが、大食によるコレステロールの過剰摂取により死の危機に瀕し、組織が研究していた技術でスペリオールへと改造され九死に一生を得た。スペリオール化では腹部がより肥大化し、いくつものプロペラで飛行する。
九頭 文治(くがしら ぶんじ)
CV:立木文彦
もとは「マッドネス文治」と呼ばれた一匹狼の殺し屋だったが、ブランドンの心意気に惚れ込み舎弟になり、ブランドンやハリーのことを兄貴と呼ぶ。ブランドンの死後は自らの腕一本で四天王の座まで伸し上がり、ハリーの右腕として頭角を現す。無口で無愛想で無表情な男であり、アニメ版では冷酷非情の殺戮者という面が強調されているが、心中ではブランドンに対するわだかまりが渦巻いている。二丁の銃と素早い体捌きを駆使し、スペリオール化ではグレイヴ以上の再生能力を得る。
組織関係者・協力者・その他
Dr.T / トキオカ
CV:清川元夢
ネクロライズ研究の第一人者で、兄はビッグダディの執事。道義に外れた人生を過したことを後悔し、本名のトキオカを捨てて「T」と名乗る。研究欲と暴力に抗えず拉致され長年ネクロライズを研究していたが、ブランドン自身の依頼により、死亡直後の彼にネクロライズを施す。この事をきっかけに組織から抜け出すことを決意し、以降はスラム街に潜伏する。グレイヴの身体の調整、デス・ホーラーの開発などでグレイヴをサポートするも、最期はミレニオンの襲撃で命を落とする。
エイリアンヘッド
その名の通り異星生命体であり、一作目のラストボス。オーグマン化したビッグダディを倒したグレイヴの前に突如現れ、ビッグダディを喰らった後に襲い掛かってくる。四つの目と頭部に巨大な口を持つ醜悪な顔だけの怪物で、額の辺りに小さな人型のエイリアンが同化している。
アニメ版
シェリー・ウォーケン / シェリー・マクドゥエル
CV:根谷美智子
ベア・ウォーケンが妻亡き後、男手一つで育ててきた愛娘。ミレニオンのパーティでハリーと出会い、恋に落ちる。最初は計算から彼女に近づいたハリーであったがその愛情は本物であった。その後、ベア公認の仲となり結婚するもアニメ終盤にてハリーの命を狙う刺客の凶弾に倒れ死亡する。
『O.D.』では設定が異なり死亡していないがハリーとベアの仇であるグレイヴを狙う復讐鬼と化しており、別人の如く豹変している。超人的身体能力を獲得し、グレイヴの前に立ちはだかるも敗北。「これでやっとあの人に会いに逝ける」と言い残して死亡する。
目次 - Contents
- 『ガングレイヴ』の概要
- 『ガングレイヴ』のあらすじ・ストーリー
- 復讐の幕開けと死神の復活
- ブランドンとハリーの成り上がりと絆
- 組織の崩壊と悲劇的な結末
- 『ガングレイヴ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- ビヨンド・ザ・グレイヴ / ブランドン・ヒート
- 浅葱 ミカ(あさぎ ミカ)
- ガングレイヴ
- ハリー・マクドゥエル
- ビッグダディ / 浅葱(あさぎ)
- 浅葱 マリア(あさぎ マリア)
- ミレニオン四天王
- ベア・ウォーケン
- バラッド・バード・リー
- ボブ・パウンドマックス
- 九頭 文治(くがしら ぶんじ)
- 組織関係者・協力者・その他
- Dr.T / トキオカ
- エイリアンヘッド
- アニメ版
- シェリー・ウォーケン / シェリー・マクドゥエル
- ネイサン
- ケニー
- ジョリス
- ジェスター
- ディード
- ラッド
- ウィッジ
- ゲーリー
- シド・ガラルデ
- ビスコー、ノートン
- 執事トキオカ
- ラグナ・グロッグ
- ランディ
- ブラッド・ウォー
- カノン・バルカン
- 『ガングレイヴ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):「ファミリィ」
- ED(エンディング):「茜色が燃えるとき」
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