Jet(バンド)の徹底解説まとめ
2003年にメジャーデビューするやいなや、世界中で350万枚以上の大ヒットを飛ばしたオーストラリアのロックバンド、Jet。
今の時代には珍しい骨太のロックンロールサウンドが特徴的で、順調にキャリアを積み上げていた。
2012年に突然の解散をしてしまったが、2016年、再結成を発表した。
Jetの概要
2001年、セスター兄弟を中心にしてバンドを結成した。
兄弟は幼い頃から60、70年代に活躍した、AC/DC、The Who、Faces、The Beatles、The Rolling Stonesといったバンドを好んで聞いており、バンドの曲調もそういったクラシックロックに近いものとなった。
2002年、『Dirty Sweet EP』をリリースし、イギリスの音楽雑誌NMEから賞賛を受けた。
2003年、1stアルバム『Get Born』をリリースしてメジャーデビューを果たす。
オーストラリアで1位、イギリスで14位、アメリカで26位を記録するヒットとなった。
また、『Get Born』に収録されている『Are You Gonna Be My Girl』が世界中でスマッシュヒットとなり、ゲームや映画のサウンドトラック、ボーダフォンやiPodのCMで使用された。
2004年、オーストラリアレコード産業協会の音楽賞を6部門で受賞した。
2006年、2ndアルバム『Shine On』をリリースした。
チャート最高位は『Get Born』と同等であったが、売れ行きは下回った。
近代ロックへの接近を果たした『Shine On』の評価は賛否両論だった。
2009年、3rdアルバム『Shaka Rock』をリリースした。
前二作よりも売り上げは落ちたが、シンプルなロックンロールという原点に戻っており、アルバムとしての評価は高い。
世界中でライブ活動を行っていたが、2012年、公式ホーム―ページで解散を発表した。
4年後の2016年、再結成を発表。
2017年2月より行われるブルース・スプリングスティーンのライブツアーに同行し、再結成ライブを行われる。
Jetのメンバー
ニック・セスター
ボーカル、リズムギター担当。
クリスの実の兄。
ライブではピアノやタンバリンも演奏する。
クリス・セスター
ドラム、ボーカル担当。
ニックの実弟。
いくつかの曲でギターを演奏している。
キャメロン・マンシー
リードギター、ボーカル担当。
ニックとは高校で一番の仲良しだった。
いくつかの曲でボーカルを担当している。
マーク・ウィルソン
ベース担当。
元々はThe Ca$inosというバンドに所属していたが、三人に誘われて参加を決意した。
クリスと共に、Superflyのプロデュースを行ったことがある。
オリジナルアルバム
『Get Born』
1.Last Chance
2.Are You Gonna Be My Girl
3.Rollover DJ
4.Look What You've Done
5.Get What You Need
6.Move On
7.Radio Song
8.Get Me Outta Here
9.Cold Hard Bitch
10.Come Around Again
11.Take It or Leave It
12.Lazy Gun
13.Timothy
2003年にリリースされた1stアルバム。
スマッシュヒットとなった『Are You Gonna Be My Girl』を収録している。
『Are You Gonna Be My Girl』は日本においては、ダイノジ大地のエアギターで使われた曲として有名。
『Shine On』
1.L'Esprit d'Escalier
2.Holiday
3.Put Your Money Where Your Mouth Is
4.Bring It on Back
5.That's All Lies
6.Hey Kids
7.Kings Horses
8.Shine On
9.Come On Come On
10.Stand Up
11.Rip It Up
12.Skin and Bones
13.Shiny Magazine
14.Eleanor
15.All You Have to Do
2006年にリリースされた2ndアルバム。
『Put Your Money Where Your Mouth Is』など4枚のシングルが収録されている。
収録曲『Shine On』はセスター兄弟の亡き父に送った曲である。