「アンゴルモア 元寇合戦記」はたかぎ七彦による史実を元にしたフィクション漫画。
時代は鎌倉。対馬に上陸した蒙古の大軍勢。元鎌倉御家人で流人・朽井迅三郎が多勢に無勢の中、戦術・戦略、地の利と「義経流」を駆使し生き残るために戦場を駆ける。日本では見たことの無い兵士、策、戦術、武器、用兵に果敢に立ち向かう。蒙古・高麗軍が上陸してからの九日間を描く。
        
  高麗軍大将。千人長であった息子を迅三郎に討ち取られる。
夜襲の騒音からおおまかな人数を推測したりと戦慣れしている。
劉 復亨(りゅう ふくこう)
      
    
  蒙古軍副元帥。女真族。
佐須夜襲の折、鬼剛丸・迅三郎と戦ったが元帥召喚命令により中断させられた。
ウリヤンエデイ
蒙古軍千戸将軍にして王族。佐須村の反対側、対馬国府側から上陸し、敗走する対馬軍を追撃。白石から得た情報から金田城を攻めることとなる。
『アンゴルモア 元寇合戦記』の用語
元寇
  鎌倉時代中期、当時大陸を支配していたモンゴル帝国・その属国である高麗王国によって二度に渡って行われた日本への侵攻の呼称。
一度目が1274年の文永の役、二度目が1281年の弘安の役という。本作の舞台は一度目の文永の役である。
別称・蒙古襲来。
御家人
征夷大将軍の家人である武士の身分を指す。
地頭
在地の御家人の中から選ばれ、荘園・公領の軍事・警察・徴税・行政、土地や百姓を管理していた役職。
二月騒動
  文永九年(1972年)二月に鎌倉と京で起こった、北条氏一門の内紛のこと。
鎌倉八代目執権・北条時宗の命により、鎌倉では北条氏名越流の名越時章・教時兄弟、京では六波羅探題南方で時宗の異母兄・北条時輔が謀反を企てたとして討伐された。
迅三郎は時章について戦ったため、流刑となった。
刀伊祓
  作中から六百年前の大戦を機に対馬に送られて土着した防人(さきもり)たちの末裔。宗家には服従せず、独自の習俗と戦力を持つ。
本作では安徳天皇の指示を受けて動く。金田城を本拠地としている。
女真族
平時は北東アジア一円に狩猟と農耕、牧畜によって暮らしている。しかし戦いとなると勇猛にして果敢。漢族やその他部族を震え上がらせた。
次々に巻き起こる戦
佐須村での戦い
佐須村に上陸した蒙古軍を迎え撃つ前に迅三郎に対して発言。国府での軍議で迅三郎に面子を潰されたが、それによって戦うことを忘れていたことに気付いた。
「八幡愚童記」によれば、大将軍の一人、宗右馬次郎に右乳の上を射られて馬より落ちる。宗助国と弥次郎に射られて逆さまに落ちるもの数十名。宗軍の矢に当たる異国の兵、数知れず。と奮戦するも、討ち取られてしまう。
目次 - Contents
- 『アンゴルモア 元寇合戦記』のあらすじ・ストーリー
 - 主要人物 流人
 - 朽井 迅三郎(くちい じんざぶろう)
 - 鬼剛丸(おにたけまる)
 - 白石 和久(しらいし かずひさ)
 - 男衾 三郎(おぶすま さぶろう)
 - 阿無志(あむし)
 - 火垂(ひたり)
 - 張明福(ちょうみんぷく)
 - 主要人物 宗氏一族
 - 輝日姫(てるひひめ)
 - 宗 助国(そう すけくに)
 - 宗 右馬次郎(そう うまじろう)
 - 阿比留 弥次郎(あびる やじろう)
 - 主要人物 刀伊祓(といばらい)
 - 長嶺判官(ながみねはんがん)
 - 主要人物 幕府軍
 - 主要人物 蒙古・高麗軍
 - 金方慶(きんほうけい)
 - 劉 復亨(りゅう ふくこう)
 - ウリヤンエデイ
 - 『アンゴルモア 元寇合戦記』の用語
 - 元寇
 - 御家人
 - 地頭
 - 二月騒動
 - 刀伊祓
 - 女真族
 - 次々に巻き起こる戦
 - 佐須村での戦い
 - 佐須村の蒙古夜襲作戦
 - 蒙古軍迎撃戦
 - 金田城(かなだのき)
 
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