
『ゴーストバスターズ(2016)』とは、2016年に公開されたアメリカの超常現象コメディー映画で、1984年に誕生した『ゴーストバスターズ』のリブート版にあたる。従来のシリーズ同様、イタズラ好きでどこか憎めないゴーストたちを退治するべく街中を奔走するストーリーだが、今作では主人公が4人の女性となっているのが特徴。旧作品に登場する代表的なゴーストやキャストも登場して話題となった。
日本語吹き替え:くじら
ニューヨーク市地下鉄の受付をしていた職員。地下鉄の構内でゴーストを発見したことで不安を感じ、超常現象究明研究所を訪ねていった。
その後ゴーストバスターズの調査に同行した際、幽霊退治に興味を持って押し掛ける形でメンバーに加わる。
他の3人とは違い科学的な知識は持っていないが、ニューヨークの地理と歴史にとても詳しいことが役立っている。今作のゴーストバスターズが出動する際に乗っている車は、彼女の叔父が経営する葬儀社の霊柩車を無断で拝借して改造したもの。
転落しそうなホルツを捕まえながらローワンの霊に憑依されたアビーと立ち回るほどの剛腕を持っている。
ケヴィン・ベックマン(演:クリス・ヘムズワース)

日本語吹き替え:森川智之
超常現象究明研究所の事務員兼雑用として雇用された、モデルになれるレベルの端正な容姿と肉体以外は何をやらせても残念な男。しかし見目は本当に良いため、エリンからは好意を寄せられている。
世間一般では「変わった人」たちの集まりである超常現象究明研究所のメンバーですら呆れるほどマイペースかつおとぼけな性格の人物。当初は電話の受け答えや来客の応対ですら全うすることができず、「目の保養」としてしか扱われていなかった。
物語後半で自ら改造したバイクに乗り、ほかのメンバーとお揃いのユニフォームで5人目のメンバーであることを誇示した途端、残念な事にローワンの霊に憑依され、利用されてしまう。
その他の登場人物
ローワン・ノース(演:ニール・ケイシー)

日本語吹き替え:岩田光央
メルカドホテルでボイラー技士を務める男性。昔から幽霊が見えてしまう体質で、それが原因で周囲から気味悪がれられて孤立した幼少期を過ごす。
自分を認めてくれない世の中を強く憎んでおり、復讐の為に職場のホテル内に悪霊を集める為の装置を製造していたが、ゴーストバスターズにそのことを突き止められてしまう。
この時、装置の爆発に巻き込まれて死んだように思われたが、魂は悪霊となって他の悪霊たちを従え、ニューヨークを混沌の渦に巻き込む。
終盤でシリーズお馴染みの「No Ghostマーク」に似た姿の大きなゴーストに変身した。
レベッカ・ゴーリン(演:シガニー・ウィーバー)

日本語吹き替え:駒塚由依
ホルツの師匠。
ビル叔父さん(ビルおじさん/演:アーニー・ハドソン)
日本語吹き替え:菅原正志
葬儀社を経営しているパティの叔父。霊柩車を勝手に持ち出され、改造されてしまった。
マーティン・ハイス博士(マーティン・ハイスはかせ/演:ビル・マーレイ)

日本語吹き替え:安原義人
アンチオカルトの科学者。ゴーストバスターズの活躍を見咎め、超常現象究明研究所を訪ねてきて悪霊を見せるよう迫ったが、その悪霊に窓から突き落とされてしまった。
『ゴーストバスターズ(2016)』の用語
超常現象究明研究所(ちょうじょうげんしょうきゅうめいけんきゅうじょ)

研究員たち。幽霊(ゴースト)を捕獲して科学的に研究するため、「ゴーストバスターズ」として活動中。
大学をクビになってしまったエリンと、同じく職を失ったアビーとホルツが立ち上げた、幽霊(ゴースト)などの超常現象を科学的に究明するための研究所。ゴーストの存在を明らかなものとするため、捕獲して科学的な分析をすることを主な目的としている。
物理学者のエリン、アビーと、素粒子物理学のエキスパートであるホルツのほか、元地下鉄構内の職員でニューヨークの地理や歴史的背景に精通した知識を有するパティという研究員の女性4名と、仕事は全くできないものの、顔が非常に整った男性事務員のケヴィンを加えた5名で構成されている。
エリンたち研究員が自らの知識を総動員して作った武器を携えて「ゴーストバスターズ」を名乗り、貴重な研究材料である幽霊の退治と捕獲に奔走している。
幽霊(ゆうれい/ゴースト)

本作を含め『ゴーストバスターズ』シリーズには欠かせないゴースト、スライマー。
死者の魂が死霊化したもの。人型のもの、絵にかいたようなおばけっぽいコミカルなもの、体が巨大なマシュマロでできたものなど様々な見た目をしているが、共通しているのは何かしらの悪さをし、人々を困らせるという点。
しかし、悪さの内容は住み着いたホテルの従業員や利用客らに対して脅かしたり、料理をつまみ食いするなどの「ちょっかいをかける」「いたずらをする」程度のものが多く、なんとなく憎めないものばかり。
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目次 - Contents
- 『ゴーストバスターズ(2016)』の概要
- 『ゴーストバスターズ(2016)のあらすじ・ストーリー』
- 「ゴーストバスターズ」ができるまで
- 新たな仲間
- ゴースト出没の秘密
- 大トラブルからの再スタート
- 『ゴーストバスターズ(2016)』の登場人物・キャラクター
- 超常現象究明研究所のメンバー
- エリン・ギルバート(演:クリステン・ウィグ)
- アビー・イェーツ(演:メリッサ・マッカーシー)
- ジリアン・ホルツマン(演:ケイト・マッキノン)
- パティ・トラン(演:レスリー・ジョーンズ)
- ケヴィン・ベックマン(演:クリス・ヘムズワース)
- その他の登場人物
- ローワン・ノース(演:ニール・ケイシー)
- レベッカ・ゴーリン(演:シガニー・ウィーバー)
- ビル叔父さん(ビルおじさん/演:アーニー・ハドソン)
- マーティン・ハイス博士(マーティン・ハイスはかせ/演:ビル・マーレイ)
- 『ゴーストバスターズ(2016)』の用語
- 超常現象究明研究所(ちょうじょうげんしょうきゅうめいけんきゅうじょ)
- 幽霊(ゆうれい/ゴースト)
- 『ゴーストバスターズ(2016)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ケヴィン「僕は猫なんか飼ってない。犬なんだ。名前が「 My Cat」」
- 「マシュマロマン」の再来
- 『ゴーストバスターズ(2016)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ケヴィンのエキセントリックな言動は演じたクリス・へムズワースのアドリブ
- ライブ会場前でローワンに絡んだメタルファンはハロルド・ライミスの息子
- 「本能寺の変」でお馴染みのエグスプロージョンが振付を担当した日本語版MV
- ゲームでできるゴーストバスターズの職業体験
- 『ゴーストバスターズ(2016)』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:Fall Out Boy「Ghostbusters (I'm Not Afraid) ft.Missy Elliott」