サザエさんのネタバレ解説・考察まとめ

『サザエさん』の概要

『サザエさん』とは、長谷川町子によ漫画作品、およびそれを原作としたアニメ作品である。原作は1946年4月22日から新聞の4コマ漫画として連載が開始された。その後、作者の長谷川が東京へ引っ越す際に一旦連載を中止。連載再開時には、それまでは独身だったサザエとマスオが結婚し、東京へ引っ越してからのストーリーとして再開された。連載は作者の病気でたびたび休載を挟むようになり、1974年に休載に入ったタイミングで実質的に連載を終了した。単行本は全68巻が刊行されている。
テレビアニメは1969年10月5日より放送を開始した。主人公のサザエをはじめとした磯野家やフグ田家の日常が面白おかしく描かれている。アニメでは1回につき3つのエピソードで構成されており、必ず1話は原作の話を使用している。テレビアニメ『サザエさん』は「世界で最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録を保持しており、「国民的アニメ」と称されることも多い。

『サザエさん』の特徴・魅力

サザエさんの魅力を一言で表すのであれば、それは「ほのぼの」。下ネタや過激ネタはほぼなく、どこの家庭にもあるような、何気ない日常の面白さを切り取ったエピソードは、老若男女誰でも安心して楽しめる内容となっている。特にアニメシリーズは、日曜の18：30～の放送ということも相まって、家族みんなが一緒になって楽しめる数少ないテレビ番組の一つといえる。
逆に日曜日のサザエさんを観終わると、明日からまた学校や会社が始まってしまう現実にひき戻され、憂鬱になる「サザエさん症候群」なる心理現象があるほど、日本人の生活に根付いた作品となっている。

『サザエさん』の登場人物・キャラクター

フグ田 サザエ（ふぐた さざえ）

CV：加藤みどり

本作の主人公。独特な髪型が特徴的。磯野家の長女にあたり、フグ田マスオの妻。結婚後も実家に一家で同居している。お転婆な少女がそのまま大人になったような性格で、弟のカツオとはよくケンカをする。

磯野 カツオ（いその かつお）

CV：冨永みーな 過去に大山のぶ代、高橋和枝

磯野家の長男。サザエの弟。スポーツが得意で活発な小学5年生。逆に勉強は大の苦手で、夏休みの最終日はいつもたまった宿題に悪戦苦闘する。いたずら好きで、サザエにちょっかいを出すことも多い。そのため、両親、とりわけ父の波平にはいつも怒られている。

磯野 ワカメ（いその わかめ）

CV：津村まこと 過去に山本嘉悦子、野村道子

カツオの妹。小学2年生。刈上げたショートカットの髪型が特徴。漫画では割といたずらっ子だが、アニメでは優等生キャラである。

フグ田 タラオ（ふぐた たらお）

CV：貴家堂子

みんなからタラちゃんと呼ばれている、サザエとマスオの息子。年齢は3歳。アニメ版では語尾に「～ですぅ」をつけて話すのが特徴。

磯野 波平（いその なみへい）

CV：茶風林 過去に永井一郎

磯野家の家長。禿げた頭頂部に一本だけ伸びた髪の毛が特徴。漫画では割とおっちょこちょいなキャラクター設定であまり登場しないが、アニメでは厳格な父親であり、サザエやカツオはよく一喝されている。逆に孫のタラオには優しいおじいちゃんとして接している。

磯野 フネ（いしの ふね）

CV：寺内よりえ 過去に麻生美代子

波平の妻でサザエたちの母親。常に着物姿であまり洋服を着ない。性格も優しく静かで、磯野家を陰で支える存在。

フグ田 マスオ（ふぐた ますお）