電脳コイル(アニメ・小説)のネタバレ解説・考察まとめ

『電脳コイル』とは、マッドハウス製作、磯光雄(原案・監督)のアニメ作品。
近未来という設定でありながら、昭和感漂う寂れた町並みや駄菓子屋などが懐かしい日本が舞台。
大黒市へ引っ越してきた主人公ヤサコと謎の少女イサコを中心に起こる事件・都市伝説・電脳世界の謎を追いながら、笑える日常劇から徐々にシリアスな展開へ続いていく。

子供達の中で流行っている都市伝説。
古い空間に居て、呼び出すと願いを叶えてくれるかわりに「アッチの世界」へ連れて行くという。
子供達から恐れられている存在。

葦原かんな(カンナ)の死

ハラケンと共にイリーガルの研究をしていたカンナ。
ハラケンと喧嘩別れした後に電脳ナビの車両に跳ねられて事故死してしまう。

報道ではカンナの不注意による事故とされているが、その真相はイマーゴの能力を持っていたカンナが無意識に古い空間へ迷い込み、電脳コイル現象を起こし電脳体と生身に分裂、電脳体だけを認識した電脳ナビが生身のカンナを跳ねた…という物だった。

古い空間

メガネから見える電子広告や位置情報のデータが古いままの空間。
取り壊した建物のデータが残っていればメガネ越しにだけ確認でき、情報が新しく書き換えれば見えなくなる。
交通機関や信号機などもこういった電脳空間を利用しており、サッチーやキュウちゃんが古いデータを修正して回っている。
何故か大黒市では古い空間が多いという。

電脳コイル現象

電脳メガネをかけている人間が、電脳体と生身に分裂してしまう現象。
生身の体の方は意識を失い、眼鏡越しに見ると「NO DATA」と真っ黒に表示される。

電脳霧

電脳空間にのみ発生する霧で、メガネを取ると霧は見えない。
空間が不安定になると現れ、酷くなると黒い空間が現れる。
主に古い空間で発生する。

イリーガル

都市伝説の一つ。

ペットマトンに感染するウィルスで、巨大化した黒い電脳体。
古い空間かペットの中でしか存在できず、感染したペットは徐々に体を蝕まれる。

イマーゴ

都市伝説の一つ。

考えただけで電脳メガネを操る事が出来るという、謎の能力。
これを持っている人間は古い空間を感じ取る事が出来る。

ヌル

謎の電子生命体。
「アッチの世界」と現実の世界を繋ぐ通路が開かれると出現し、ヌルに触れられると「電脳コイル現象」を起こし電脳体と生身に分けられ、電脳体はアッチへ連れ去られてしまう。

アッチの世界

電脳医療のために作られた通称「アッチの世界」
見た目はリアルの世界と殆ど同じだが人間の代わりにヌルが存在している。
キラバグを一定量集めるとアッチの世界への扉が開かれるとされている。

電脳医療

電脳メガネを医療に役立てるためにメガマス社の関連病院で行われている治療方法。
ヤサコの祖父メガじいはこの電脳医療に深く関わっていたが、突然死んでしまったため多くの秘密が残された。

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