まずは「地元」の日本からスタート。
JAPANはイギリスのバンドで、1970年代の後半には既に活動をしていました。
クイーンと同じように彼らもまず日本から人気に火のついたバンドで、当時のデヴィッド・シルビアンは一部でアイドル的な人気と、アーティスティックなカリスマ性のあるミュージシャンとしての人気を並立させるという珍しい立ち位置にいましたね。
坂本龍一との交流は有名。また、当時日本の音楽雑誌にJAPANのメンバーをデフォルメした漫画が連載されて、かなり人気だったことも思い出されます。
チョイスした「ヴィジョンズ・オブ・チャイナ」は、1981年のアルバム「錻力の太鼓(Tin Drum)」からのセカンドシングル。
お次は近くて遠い国、中国へ。
CHINA CRISIS(チャイナ・クライシス)は80年代のイギリスで活動していたバンド。
個人的にとても懐かしい。今聞いてもとても繊細で、「あ、ネオアコの音だ!」と思います。
PVの背景と登場人物達がとてもイギリスらしくて、涙が出そうになるくらい綺麗です。
次はベトナムの首都、ハノイへ。(※今もベトナムの首都はハノイでなのでしょうか?)
ハノイ・ロックスは、北欧出身のハードロックバンド。ボーカルのマイケル・モンローが一部のロック少女達に馬鹿受けして、特に日本で人気がありました。
前出のジャパンと並び、音楽雑誌の漫画に描かれる率が圧倒的に高かった!
そして1983年のこの曲は、彼らの代表的な作品です。すごく懐かしっ!邦題は「マリブビーチの誘惑」。
一気にスケールが大きくなります。アジア全域?を意味するエイジア(ASIA)です。
本作は1982年のビッグヒットで、当時は繰り返しラジオから流れていたものです。
またメンバーが豪華。ジェフ・ダウンズ(Geoffrey Downes)、ジョン・ウェットン (John Wetton)、 スティーヴ・ハウ (Steve Howe)、カール・パーマー (Carl Palmer)の4人がオリジナルメンバーですが、どの人もリーダーになれる程の大物でした。
アジア大陸から次はアフリカへ飛びます。
アフリカ・バンバータ(Afrika Bambaataa 本名:ケヴィン・ドノバン(Kevin Donovan)はアメリカ出身のミュージシャン。
実は彼こそが「ヒップホップ」の名付け親だそうです。
既に1970年代からバンド活動を行い、1974年にラップやDJやダンス(主にブレイクダンス)などの、黒人によるクリエイティヴィティを総称して「ヒップホップ」と名付けたとのこと。
チョイスした「プラネット・ロック」は、1982年のシングル曲。
ドイツのテクノグループ「クラフトワーク」に感銘を受けて作られたこの曲は、後のヒップホップ、テクノ、ハウスミュージックに多大な影響を及ぼしました。
今度は寒い国ロシアへ移動。
クロージャー・イン・モスクワ (Closure In Moscow)は、オーストラリアのオルタナティブ・バンド。結成は2006年。本格的デビューは2009年です。
チョイスした曲は2014年でぐっと新し目のものになりますが、サウンドはどこか懐かしさを感じさせます。
ライブで聞くと盛り上がりそう!
さぁ、いよいよヨーロッパに入ります。
その名もずばり「ヨーロッパ」。彼らはスウェーデン出身のヘヴィメタルバンドです。
北欧メタルの代表的なバンドで、この曲は1986年にリリースされました。
日本でもめちゃめちゃ流行りましたね。一種歌謡曲的な、とても覚えやすい旋律が特徴。
そして何と、現在もこの当時のメンバーで活動中だそうです。
頑張れ、ヨーロッパ!