これほどつまらない映画がかつてあっただろうか。映画「ミッドナイト・アフター」

上映時間121分。約2時間のうち、面白いシーンが1つもありませんでした。こんな映画、過去存在したd消化。終始チグハグな空気感が抜けず、終わりに向かうにつれてグダグダ感がヒートアップし、クライマックスに最高潮に達します。映画「ミッドナイト・アフター」をご紹介致します。

あらすじ・ストーリー

17人の客を乗せて夜の香港を走行中の深夜バス。とあるトンネルを抜けたところで、乗客たちは自分たち以外のすべての人間が消えてしまったことに気づく。バスから降り、誰もいない街中をさまよう彼らだったが……。「

出典: eiga.com

背筋が薄ら寒くなるほど退屈な過去最低クラスの駄作

よくぞここまでひどい映画を作れたものだと、ある意味で驚きました。俳優の演技、シーン描写、音楽。どれを取ってみても並み以下。特にシーンの描き方がひどすぎました。何の意図も感じられないスローモーションと、気を利かせたつもりが滑りまくってしまった謎の歌唱シーン、そして果てには物理法則を無視したカーアクション。もはやギャグにもならないほどのひどいシーンの連続で、早々に見る気が失せてしまいました。

サスペンススリラーというジャンルではありますが、緊迫感はゼロ。俳優のひどい演技とも相まって、どこかの学校が試しに撮ってみたけど上手くいかず、でもせっかくだから最後まで完成させてみたような、そんな映画。こんな調子で2時間もよく続けられたなとむしろ感心してしまいます。B級と呼ぶのもおこがましく、時間を無駄にする覚悟がないと決して見てはいけない作品。

突然の異変の原因はまさかの福島原発の爆破

街から人々がいなくなったのは、どうやら福島の原発が爆発したのが原因のようです。そう語られた時は思わず「は?」となってしまいました。確かに日本人は出てきましたし、ガスマスクもしていましたが、それにしても強引過ぎる解釈。そもそも時間が飛んでしまっている原因が全く説明できていません。適当にそれっぽい理由を付けておけばなんとなく納得できそう。そんな雰囲気がダダ漏れで、不愉快極まりありませんでした。

ラストでは何の解決も示されません。不完全燃焼どころか、そもそも燃えていたのでしょうか。普段洋画ばかり観ているせいか、アジアの映画を観ると何だか安っぽく感じてしまいます。しかし、それを差し引いてもこの映画はひどい。過去観た中でも断トツにひどい作品です。

まとめ

クソ映画マニアくらいしか興味を示さないのではないでしょうか。つまらないを通り越して、嫌悪感さえ抱かせるとんでもない作品。ある意味において観て欲しい作品かもしれません。反面教師的な意味で。こんな映画でも上映できるんだよと、人々に勇気を与える意味で。できれば観ない方が良いとは思いますが、一方で観て欲しいという気持ちもあります。これほどつまらない映画を作られるなんて、ある意味才能でしょう。ぜひその才能をご覧ください。

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