海外のエレクトロシューゲイザーのユニット10選

2000年前半、My Bloody Valentine(マイブラ)のホワイトノイズを待ちわびたファン達が追いかけていたのは、ポストロックやエレクトロニカのアーティスト達だった。シューゲイザーファンには救いの神に見えた、エレクトロニカ系のシューゲイザーともいえるアーティストを10ユニット紹介する。

ボストン出身のアジア系アメリカ人アレックス・チェン、日系アメリカ人ケンジ・ロスのデュオ。インダストリアルでありながらもやはり憂いを得たボーカルと空間系エフェクトをふんだんに使ったサウンドスケープはシューゲイザーファンの心を鷲掴みにした。

The Depreciation Guild(デプレシエーション・ギルド)

ニューヨークブルックリン出身のバンド「君に、胸キュン。」のカバーをするなど日本びいきなところも少しあり。1stアルバムIn Her Gentle Jawsは、2007年にウェブ上で全曲公開されたあと、耳の肥えた人たちの噂で広がりKanine Recordsから2010年にリイシューされた。8bitサウンドで奏でるシューゲイザーはファミコン世代&チップチューン大好きな日本人にハマって秀逸。

Washed Out(ウォッシュト・アウト)

これは2011年のリリースなので、2000年代前半ではないのだが、続く流れとしてチルウェイブに分類されるWashed Outもエレクトロシューゲイザーと呼んでしまって良いと思っている。シューゲイザーというムーブメントがポストロックやエレクトロニカといった後発ジャンルのアーティストたちに支持されていた中で、新しくまた、チルウェイブという文脈が出てきたと言って過言ではない。アメリカのインディー名門レーベルサブ・ポップからのリリース。

以上10アーティスト

以上、エレクトロニカ、シンセサイザーを多用したシューゲイザーユニットを10選してみた。日本ではなかなかヒットのないジャンルであるが、海外ではこんなに沢山のヒットバンドがあるなんてすごく羨ましい。きのこ帝国が園座をになってくれるかと思ったのだが、どうやらそういうわけにはいかなさそうだ。

シューゲイザーが流行ることを信じて。

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