サンジゲン10周年記念作品 ブブキブランキ

「ブブキ・ブランキ」は、サンジゲン制作によるアニメ作品。2016年1月より放送。サンジゲン10周年記念作品。

あらすじ・ストーリー

一希(かずき)一家4人は地球のはるか上空にある「宝島」で暮らしていました。
母の汀(みぎわ)は類まれなる操作能力をもつがゆえに、「ブランキ」と呼ばれる巨大生命体を監視するという責務を負っていました。しかしある日、汀が体調を患ったことを知った6歳の娘の薫子は、母の仕事を助けようと、一家に代々伝わる対ブランキ用ブランキ「王舞(おうぶ)」を勝手に起動させることで、島にいたブランキの暴走と大量侵攻を招いてしまいます。汀はそれを食い止めるために島に残り、家族を守るため、夫と薫子そして双子の兄の東(あずま)を地上へと送ります。

王舞やその他のブランキが島から東京湾に落下したことで、東京には甚大な被害がもたらされました。その状況をブランキ「炎帝」の後継者である万流礼央子(ばんりゅうれおこ)は、情報操作により「一希汀は魔女」として東京を破壊した悪人に仕立て上げました。一希家と万流家は古くから互いに争ってきた家柄でした。

10年後。日本は礼央子による情報操作や恐怖政治などの手段で実権を握られていました。
双子の兄である東は、母を救うべく世界各国を放浪していましたが、幼馴染から手紙をもらい10年振りに帰国します。ところが東京に到着した矢先にブブキ警察に捕らえられ、「魔女の息子」呼ばわりされながら「王舞の心臓」の在り処を尋問されますが、何の事だかわかりません

彼を救い出したのは手紙の主である朝吹黄金(あさぶきこがね)と、右手の形をしたブブキでした。彼女の仲間である、それぞれ左手、右足、左足のブブキ使いの少年少女3人を紹介され、東は自分自身も心臓のブブキ使いであることと、この5つが揃うと王舞を復活できるのだということを知ります。5人は真実を世に知らしめるために、王舞が眠るといわれる新宿の墓ビルの地下へと向かいます。そこには骨だけになった王舞が拘束されていました。

キーワード

ブブキ(舞武器)

ブランキの体の一部である、意思を持つ武器。契約を交わした一族によって代々受け継がれ、契約を交わした者は「ブブキ使い」と呼ばれる。ブブキは契約者の身に危機が訪れると護ろうとする。普段は人目を避けるため「透過」によって姿を隠している。

ブランキ(舞乱伎)

四肢と心臓の5つのブブキが合体することで完成する、謎の人型巨大生命体の総称。大きさは40メートル程。宝島に存在する多くのブランキは、脳に当たる器官が機能しておらず、薫子の一件までは、深い眠りと徘徊を繰り返していた。

宝島

一希一家が暮らしていた、地球のはるか上空にある浮遊島。
独自の生態系をもつ動植物が栄える、自然豊かな島。
打ち上げられた難破船や、過去に人が暮らしていた痕跡が残っている。
脳の機能していないブランキが多数存在するが、眠りと徘徊を繰り返すだけでおとなしい。

スタッフ

原作:Quadrangle
監督:小松田大全
シリーズ構成・脚本:イシイジロウ、北島行徳
キャラクターデザイン:コザキユースケ
ブランキデザイン:吉川達哉
ブブキデザイン:あさぎり
メカニックデザイン:高倉武史
美術監督・設定:金子雄司
音楽:横山克
制作:サンジゲン

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