【つゆきゆるこ】BL？いいえ、“ブロマンス”です！男同士の友情にちょっとドキドキ♡

身体の大きいゲイオネエ・クマさんと男子高校生・「オデコちゃん」の不思議な絆の物語

塾帰り、公園のブランコに乗る“大女”に出くわしたオデコちゃん。マスカラを滲ませ、大粒の涙を流す彼女をみた彼は狼狽えるが逃げ出すことなく「ぼく驚いちゃって」「傷つけたらごめんなさい」と謝る。実は女装バーで働くゲイだったクマさんは「君変わってるね」とほほ笑む…そんな偶然の出会いをした二人はすっかり仲良しになり、店を抜け出してはブランコを漕ぎながら泣きじゃくるクマさんを宥めるのがオデコちゃんの日課となって行きました。

普通の男子高校生なら「うわ、きめー！」とからかったり「お化け！！！」と逃げ出しかねない所ですが、オデコちゃんは気味悪がることもなく奇妙な友情関係が続くのです…ラブにはならないところがもどかしくもあるのですが、その寸止めが妄想を掻き立ててくれるのです。

実はイケメンな女装ゲイ・クマさんのギャップにキュン♡

ある夜いつもの公園でオデコちゃんに声を掛けてくる一人の青年が。ツーブロックヘアの
イケメンな男性は、どこか見たことのある顔をしていて…そう、そのイケメンこそクマさんその人だったのです！
女装バーの改装に伴う長期休暇を使って大型二輪免許を取りたいというアクティブなクマさんの姿に
羨望のまなざしを向けるオデコちゃん。そんな彼をクマさんは小田原へのサイクリングに誘うのです。
（オデコちゃん自身にはゲイへの偏見がないように思いますが、ゲイであるクマさんと二人きりで旅行…
ひょっとして何かあるのでは…？と妄想が膨らみますww）しかし自由なクマさんに憧れつつも
オデコちゃんは誘いをすぐには受けられないようで…

『オカマバー』に 偏見だらけの母親。キレた？オデコちゃんは…

最近は各メディアでオネエタレントが台頭してきており、ゲイやニューハーフが市民権を得たかのように思われますが、オデコちゃんの勤める女装バーについて話していた母親は「オカマは派手で下品」「男が好きなんて気持ち悪い」と嫌悪感を露わにしています。

友人の性的指向や仕事を馬鹿にされたオデコちゃんはキレてしまい…？
詳しく描写されていないので推測の域を出ませんが、好意を持っている人間のことを悪く言われたら誰だって嫌な気持ちになりますよね。

そんな母の失言があったからかどうかわかりませんが、
オデコちゃんはクマさんとサイクリングへ行くことを決意し、簿記の資格に挑戦してみることに。
アクティブな女装ゲイ・クマさんとの出会いによって、彼はどのように変わっていくのか…続きが読みたくなっちゃいます！

せっかちとドジっ子、噛み合わない二人の関係

ドジで動作が人より遅いクラスメイトの本庄が気になって、本庄の失敗をみつけてはつっこむ
涼二。しばしば出くわす本庄のドジに苛立ちを募らせてしまっていた涼二は、他校の友達に呼び出され、
紹介されたのは何と当の本庄だったのです…。嫌われている相手と顔を合わせてしまった気まずさに
苦笑いを浮かべる本庄。「笑ってごまかされるのはイライラする」と涼二はそのまま帰宅してしまい…

短気で不良っぽい男子と要領の悪いゆるふわ男子の仲良しぶりに萌え萌え♡

本庄を紹介した友達・寺尾に窘められた涼二は翌日本庄に謝りに行くことに。そこで涼二が聾者の女性にぶつかって
携帯を落としてしまい、本庄が手話で対応してくれて事なきを得たのです。本庄の意外な特技を知った涼二は
本庄の上辺に捉われて本質を知ろうとしなかった自分を恥じ、涼二の短気でせっかちなところしか知らなかった本庄もまた、
涼二の素直さに気づき、気まずかった二人の関係は雪解けを迎えたのです…

正反対な二人が仲良しになって行く過程はまるで恋愛漫画のようでドキドキしますね…
冴えないドジっ子主人公って多いですし…この話、もうBLでもいいような気がしてきてしまいますw

まとめ

いかがでしたか？ブロマンスといえば『相棒』や『火村英生の推理』に代表されるような刑事ドラマや
探偵ドラマなどバディものにもそのエッセンスが散りばめられているものが多いように感じます。
BLにどっぷりつかっている熟練腐女子のあなたも、BLは苦手だけど男同士の友情っていいよね！というあなたも、
まずはこの作品から『ブロマンス』の魅力にふれてみてはいかがでしょうか。