『金田一少年の事件簿』事件ではなく、舞台に注目してみる
漫画もドラマも人気を誇った『金田一少年』シリーズですが、事件そのものではなく、その舞台に興味を持ってみました。舞台もまた魅惑的で最高です、『金田一少年』。
『オペラ座館殺人事件』ホテルオペラ座館
事件内容:一(はじめ)たちの通う不動高校の演劇部が、孤島にあるホテル『オペラ座館』に宿泊。目的は、劇の練習。幼なじみ七瀬美雪に頼まれて脇役ではあるが出演することになっていた。部員でもない彼まで駆り出された理由。それは、女子部員が自殺したことにより、部員が辞めてしまったことにあった。やがてたどり着いたホテルで、殺人が起きる。その殺害方法、壁に残された地文字は、いずれも自殺した女子生徒、そして『オペラ座の怪人』を思い起こさせるものだった。
こんな感じで殺人事件が起きるわけですが、舞台自体は何か惹かれるものがあると思うんですよね。孤島にある、ちょっと古めのホテルっていうのが。殺人事件の舞台に使うなよ、と。
建物自体は古めかしくても安定感ある洋館なんですよ。舞台装置もそろっていますし、手伝いで泊まりに行きたいです。
『異人館村殺人事件』村と各屋敷
事件内容:クラスメイトが教師と恋仲に。証拠写真まで持ち上がり、クラスメイトは政略結婚のため故郷に連れ戻される。そこは、「六角村」と称される閉鎖的な村で、一部を欠いたダビデの星のような文様がそれぞれの屋敷についていた。各屋敷には一体ずつ、体の一部が描けたミイラがあり、事件が起きる。
旧的な村ってところが、怖いけど惹かれます。『金田一少年』てどこか閉鎖的な村や孤島、執念めいた思いが染みついてそうな場所がよく舞台になってますが、ジッチャンこと金田一耕助を髣髴とさせる気もします。
ちょっと中を拝見したいです。ミイラとかなければ。
『飛騨からくり屋敷殺人事件』からくり屋敷
事件内容:剣持の昔馴染みのいる「くちなしの村」へ向かう一行。理由は、昔馴染みからの手紙だった。「首狩り武者に狙われている」との助けを乞う内容に、現場へ向かう一行。舞台は旧家である巽家。この地には、戦国時代から伝わる「柊兼春」及び「首狩り武者伝説」があった。関ヶ原の合戦で負けた柊兼春の部下の巽家先祖が保身のため兼春の首を斬り家康にささげたことに端を発するもので、巽家の者はいまだ「首狩り武者」を恐れている。『金田一耕介』シリーズに近い。
出典: www49.atwiki.jp
『八つ墓村』がモティーフなんでしょうか。戦国時代、旧家…。そんなことは兎も角、巽家はやはり堂々としてますし、からくりもまたいいですね。亡霊を恐れてのことなのかどうか忘れましたが、亡霊にはむしろからくりは通用しないような…。
『怪盗紳士の殺人』蒲生邸
事件内容:一たちのクラスメイトが、有名画家の娘ということが発覚。しかし、名画及び「描かれたモティーフ」を盗み去る「怪盗紳士」が、彼女の肖像画を狙っていた…。
家の中に普通に画廊があったり、庭に奇妙なオブジェがあったりします。特殊な建物っていうのが事件や謎に拍車をかけますね。
『タロット山荘殺人事件』タロット山荘
事件内容:アイドルで知人の速水玲香から手紙が届く。それは、彼女の父が経営する山荘への案内状だった。山荘にはタロットカードが飾られており、別名を「タロット山荘」。そして、事件の幕が開ける。
出典: www49.atwiki.jp
こういう温かみのあるロッジっていいですよね。ドラマ版では、食堂?のテーブルが木製でしたし。山荘特有のワクワク感があります。