踊れるロックのお祭り担当?ディスコー!=「the telephones」
2015年11月に急遽無期限活動休止をしてしまった「the telephones」。ファンはまだそのショックから立ち直っていないかもしれません。聴き逃していてムーブメントに乗りきれなかった方もいらっしゃるかもしれませんが、活動再開を待ち望みながらthe telephonesの魅力を先に知っておきましょう!
メンバーと曲の特徴
石毛輝(Gt・Vo・Syn)長島涼平(B)岡本伸明(Syn・Per・Cho)松本誠治(Dr)の4人編成のロックバンドです。石毛氏のハイトーンボイスと、踊れるロックの他のエレクトロ寄りのダンスロックのバンドとは一線を画すポストパンクやニューウェイブからの影響は、根っからの音楽リスナーである一面が垣間見えます。
石毛は80年台のニューウェーブの影響もインタビューで語っており、ハイトーンボイスでニューウェーブという音楽性やMCがPOLYSICSのハヤシ氏と似ているとの批評もあります。
踊れるロックの最先鋒の名に恥じること無く、アルバムには必ず一曲DISCO(アルバム「SUPER HIGH TENSION!!!」はいっていないが)と名の付いたものがあり、DISCOへの執着は他に類を見ません。
バンドの中心人物である石毛輝氏の音楽リスナーとしての音楽の幅
他のメンバーから音楽についての話を余り見かけることがないので石毛氏からの印象だけになりますが、石毛氏は音楽を聴くのが本当に大好きみたいですね。かなり色々なジャンルの曲を聴いてきたことがインタビューでは語られています。
石毛 the telephonesの場合は70~80年代のニューウェイブやポストパンクとかですね。あとはDFAレコーズ周辺のバンドからも影響を受けていると思います。
出典: natalie.mu
そして、この石毛氏本人の連載「テレフォンズ石毛の独りロック談義」では、自分と同じようにいろいろな音楽を若いうちに着いて欲しいと訴えています。
僕は小、中学校の頃に王道ハードロック、ヘヴィメタル、ヒップホップから聴き始めて、高校を辞めてジャーマンロック、ノイズ音楽、現代音楽に手を出してしまい、それからアンビエント、エレクトロニカ、フォークトロニカ、ケルト音楽、ブルース、ファンク、ソウル、フリージャズ、テクノ、IDM( 死語?笑) ニューウェーブ、そしてパンク、ハードコアを特に好んで聴いてました。
出典: skream.jp
海外でも同時期に盛り上がっていたFriendly FiresやPassion Pit、Owl Cityなどの最先端とシンクする曲があったり、Klaxonsのようなニューレイブムーブメントが取り込まれたような音楽性は、洋楽リスナーの耳もうならせるセンスに溢れています。リスナーとしての音楽性の広さを同バンドに取り込んでいくかの試行錯誤が見られ、新しい音を楽しませてもらえるバンドです。
At the Drive-in、Death Cab for Cutie、The Mars Voltaなどの作品に関わった、Alex Newportが手がけた、3rd Album「Rock Kingdom」では、Klaxonsもびっくりの『ダンス・パンク』っぷりをみせつけてくれました。
このコラボレーションは、Alex Newportからのオファーにより実現したものですが、石毛氏自信の連載からも分かるように、相当の音楽好きです。
踊れるロックのお祭り担当「the telephones」は今おやすみ中
2015年11月3日より無期限活動休止となってしまいましたが、石毛氏は「長く続けるために思い切って今は休もう」と、今後つづけて行くための前向きな休止とコメントしています。
メンバー4人の考えがたぶんちょっとずつ食い違ってきてて。音楽以外のそれぞれの生活とかも含めて。それでみんな悩んじゃったんで、じゃあ長く続けるために思い切って今は休もう、みたいな。
出典: natalie.mu
なので10周年を区切りにテレフォンズの活動を期限を決めずに休止して、各々がテレフォンズを休み、テレフォンズの事を考え、テレフォンズに対してのモチ ベーションを見つめ直す事は非常に大事な事だと思い今回の活動休止に至りまし た。
こちら側の勝手な都合で申し訳有りません。
出典: blog.livedoor.jp
「ちょっと休憩」的なお休みであることを祈るばかりです。