働くママ必見!『37.5℃の涙』
『37.5℃』は熱を出した子どもが保育園に行けるかどうかのボーダーライン。
熱で苦しむ我が子を置いて仕事を優先せざるを得ない母親・父親に救いの手を差し伸べる存在が「病児保育士」である。
この作品は「病児保育士」とそれを利用する家族の物語である。
あらすじ・ストーリー
訪問型病児保育「リトル・スノー」で働く病児保育士を主人公にした物語。
「熱を出す子供が悪いのか」「仕事を優先する親が悪いのか」「そうせざるを得ない社会が悪いのか」を根幹のテーマに据えて病児保育士と子供たちとのふれあいを描いている。
「リトルスノーの病児保育三原則」は〈子どもを注意するな、叱るな、自分の価値観を押しつけるな〉。
登場人物・キャラクター
杉崎桃子
感情表現が下手な女性。それが原因で、保育士をやめた。
原因は幼いころに受けた虐待のトラウマである。実家とは自ら縁を断っている。
一生懸命でクレームも多いが子供たちからは慕われており、指名率も高い。
関 めぐみ
桃子にとって先輩にあたる病児保育士。
巨乳で他のスタッフからも憧れの的である。
マニュアルを破る桃子を叱るが、かつては自分も桃子と同じような病児保育士だった。
しかし、ある事件をきっかけにマニュアル遵守の事務的な態度に変わった。
朝比奈元春
「リトル・スノー」の創始者の一人で桃子の上司でもある。
小学生の愛娘(小春)を育てているシングルファーザー。亡き妻(小雪)を想い未だに結婚指輪をしている。基本的におおらかで桃子にも他のスタッフにも優しい。自身も子供を育てて居るためリトル・スノーを利用する家族の立場で意見を言うこともある。
「リトル・スノー」という名前は亡き妻を思って付けられたと思われる。
柳 主税
「リトル・スノー」の創始者の一人で桃子の上司でもある。
基本的に生真面目でマニュアルを結果的に守らない桃子に特に厳しい。
しかし、スタッフのことを考えてくれる優しい上司でもある。
保育士資格を持っている。
テレビドラマ
2015年7月9日から9月17日まで毎週木曜21:00 - 21:54に、TBS系の「木曜ドラマ劇場」で放送された。
あらすじは原作とほぼ同じの1話完結型である。
役者
杉崎桃子→蓮佛美沙子(幼少期:井上琳水)
関 めぐみ→水野美紀
朝比奈元春→ 成宮寛貴(柳の反対を押し切り、桃子を採用)
柳 主税→ 藤木直人