修羅の門(PS)のネタバレ解説・考察まとめ

『修羅の門』(PS)とは、1998年に講談社から発売された3D対戦型格闘ゲーム。川原正敏の同名漫画を原作とし、主人公・九十九ら総勢13人のキャラが登場する。流行の3Dポリゴンを採用した意欲作だが、粗悪な造形や動作の重さ、壊滅的なゲームバランスが露呈。当時の『ファミ通』で合計12点という異例の低評価を受け、「本当に完成品か」と酷評された。独自の「肢体破壊」等の試みはあったものの、PS史に残る伝説のクソゲーとして語り継がれている。

ブラジル出身の空手家。驚異的な脚力を活かした「神の蹴り」を武器とする。全日本フルコンタクト空手道選手権で九十九と激闘を繰り広げる。

ジョニー・ハリス

元プロレスラー。「破壊王」と呼ばれるほどの強さを持ち、九十九を苦しめる。

レオン・グラシエーロ

柔術の達人。元神父という異色の経歴を持った格闘家で、原作ではマウントポジションをとってからの攻撃で無類の強さを誇った。
本作においては、一度マウントポジションを取れば一方的にパンチを繰り出し続け、相手を完封できてしまう最強(かつ最悪)のハメ性能を持つ。
このゲーム中ではマウントポジションの強さが際立っており、事実上最強キャラになっている。

隠しキャラ

不破北斗(ふわ ほくと)

陸奥圓明流の分家、不破圓明流の伝承者。日本の格闘界を支配するという野心に満ち溢れている。

龍造寺舞子(りゅうぞうじ まいこ)

徹心の孫娘であり、本作のヒロイン。原作では非戦闘員だが、ゲーム内ではプレイヤーキャラクターとして参戦。ポリゴンモデルの造形には、当時のファンからも賛否両論があった。

破壊王(キング・オブ・デストロイ)

凄まじい巨体とパワーを誇るプロレスラー。圧倒的な威圧感を持つキャラクター。

ドルジ・アリウナー

原作者・川原正敏が本作のために描き下ろしたゲームオリジナルキャラクター。コマンドサンボとモンゴル相撲をベースにした格闘スタイルを持つ。
今作唯一の女性格闘家である。

「百人組手」専用

毅波秀明(きば ひであき)

空手家。不意打ちや急所攻撃など卑劣とも見える戦法を使う。本作では百人組手専用のザコキャラとして登場。

『修羅の門』(PS)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『ファミ通』クロスレビューで前代見門の2点

こちらは本作のプレイ動画。チープな作りがよく分かる。

本作は、発売前にゲーム雑誌『ファミ通』によるクロスレビュー(ゲームを遊んだ評価)で前代見門の「2点」を叩き出している(通常のゲームならば平均して6~7点ほど)。これは『ファミ通』の創刊からの歴史的にみても史上最低点数であり、いかに評価が低かったのかがわかる。

本作の最大の「クソゲー」ポイントは、ゲーム全編に漂うチープな作りだろう。タイトル画面からしてBGMが存在しないどころか、メニューを選択した際のSEなども流れない常に無音の状態が続く。オープニングも原作では脇役とされているキャラが、数分間演武をするというもの(クオリティは低い)。肝心の対戦画面でも打撃音などのSEも質が悪く、ペシペシと情けない音が響き渡る。原作では様々なキャラが個性的な技名を叫びながら戦いが繰り広げられていたが、本作ではゲームキャラが一切喋らない。格闘ゲームの金字塔とも言われる『ストリートファイターII』でも喋るのだが、これでは対戦が締まらないだろう。

他にも一部キャラの性能が壊れていたりキャラのグラフィックが変だったりと、全体的に作りこみの甘さが見えるゲームである。一応、原作での戦いを再現したシステム(キャラクターの部位破壊ができる)が実装されているなど、全く評価点が無いわけでもない。

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