【バカゲーまとめ】FCゴルゴ13第一章神々の黄昏編!

クソゲーではないものの、どこか突っ込まずにはいられないストーリーやシステムがあるゲームを「バカゲー」と呼んだりします。今回はファミコンで発売されたバカゲー「ゴルゴ13第一章神々の黄昏編!」を紹介していきます(以下FCゴルゴ13)

どんなゲームなの?

1968年の連載が開始され2016年現在に至るまでシリーズが続いている大人気マンガ「ゴルゴ13」を題材にしたキャラクターゲーム。ジャンルはアクションであり、ストーリーは主人公のデューク東郷を操作して、世界征服を目論むネオナチを壊滅させるのが目的。基本的には横スクロールのアクションだが、ステージによっては擬似3Dダンジョンを探索したり、シューティング画面になったりする。ゲームの難易度は全体を通してやや高め。

ここがおバカだよFCゴルゴ13!

「ゴルゴ13」のゲームということもあり、バカゲー要素は少ないのではないか?と思うかもしれないがそんなことはない。いたるところに「おバカ」な要素が散りばめられているのである。

まず主人公デューク東郷の操作性である。原作では超A級のスナイパー及びヒットマンとして活躍しており、常に何らかの銃火器(例外もある)を所持しているが、このゲームの開始時は一切の銃火器を所持していない。使えるの己のキックのみなのである。勿論敵キャラはそんなことお構いなしなので、全力でデュークを仕留めようと攻撃してくる(銃を乱射したりバイクでひき殺そうとする者もいる)。デューク東郷は最初キックしかできない&決して走らないので移動速度が極端に遅い、これらの使用でプレイヤーは序盤から苦戦を強いられることになった。一応武器である拳銃を手に入れた後は雑魚敵を倒しやすくなるので安心はできる。

本作の魅力的な「おバカ」要素の一つとして挙げられるのがお色気イベントである。ゲーム中にデューク東郷を手助けしてくれる女性キャラがいるのだが、特定の条件を満たすことでステージ中に存在するホテルに行くことができる。そこで発生する会話イベントでなんと女性キャラの脱衣&濡れ場シーンが流れるのである(もう一度説明するがこれはファミコン用ソフトだ)。一応「おとなはそのまま こどもはBボタン」というメッセージが表示されるが、Bボタンを押しても押さなくても××なイベントが発生する。なおこの××イベントの後はデューク東郷のライフが全回復するのでありがたいのだが…。

ちなみにこのゲームには原作にもないテーマソングが設定されており、オープニングで流れるどころかポーズ画面でも毎回流れるのである(ご丁寧にカラオケモードになっている)。耳に残るメロディーでついつい口ずさんでしまうプレイヤーもいたとかいなかったとか。このテーマソングの出来自体は良好のようである。

ゲーム中このような感じで時々デューク東郷がこちらを向いてくる。何ともシュールな光景だ。

女性キャラとのベッドシーンに移るとこのように引きでホテルの画像が映される。ライトの明かりの中に照らされるデューク東郷と女性の姿が何とも官能的(?)である。

ゲームオーバーになると「完」という一文字のみが表示され終了。これにはプレイヤーも拍子抜けである。

ゲーム中ではある人物の「脳」と戦うことになる。勿論強さはお墨付きであり、攻略法を知らないと勝つのは難しい。

本作はテレビ番組の「ゲームセンターCX」でも取り上げられた。

こちらは本作のオープニング及びプレイ動画。

こちらはゲームセンターなどで稼動していたアーケード版「ゴルゴ13」。筐体に設置されたM16を模したコントローラーを使って画面に映るターゲットを狙撃するというもの。原作のゴルゴ13さながらの緊張感が味わえる。なんとこのM16のスコープは実銃のものを使っている。

今回はここまで!

いかがでしたか?次回も興味が惹かれてしまうバカゲーを紹介しますので是非チェックしてくださいね!

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